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第一章 ハジマリのデアイ
「うげっ」「きゃぁ」
ぶつかってしまった。しかし自分のせいではないと思う。自分は歩いていた。相手は走っていた。この状況から考えるだけでも一般的に悪いのは相手と言えるだろう。しかしさすがに人として謝らないのもどうかと思うので謝っておくか。
「すいません」
「いえ、こっちが悪いんです、って貴方は」
なんだ?俺は全く覚えが無いんだが、強いて言うなら夢に出てきた女性に似ている気もするが。ぶつかった相手は線が細くて判断はしにくいが男のようだった。声もどちらかというと男のものだし、服は男物だ。だからちがうだろう
「すいません、覚えが無いんですけど知り合いだったでしょうか」
「あ、すいません見間違えたようです。急いでるので失礼します。ぶつかってすいませんでした。では」
行ってしまった。
(続く)




