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第2話 食いしん坊
朝の光が、ゆっくりと部屋に満ちていく。
ケージの中で、ちゅんたろうが羽を小さく震わせた。
カーテンのすきまからこぼれる光が、壁をなでている。
「今日もぼっこしててね」
そう声をかけると、ゲージの壁に張り付いて私を見つめてきた。
「ご飯食べたい・・」
そう訴えるかのようなその眼差しに心が震える。
ちゅんたろうは、ご飯に目がない。食いしん坊なのだ。
「わかった、わかった」
そう言いつつ準備を始めると、ゲージ内をあちこち移動し嬉しそうにこちらの様子を伺っていた。
レース越しのやわらかな光が、黄色い羽を透かしてきらめいているように見えた。




