第六話 エリート隊員の日常
この作品は一話ごとに登場人物や時系列、舞台などが変わります、それをご理解の上でお読み下さい
雨の中――傘も差さずに白いワンピースを着た少女が、反対側の歩道で楽しそうに笑いながら走り回っている。
スーツ姿の男は傘を差しながら、それを見ていた。
「多分、見ちゃいけない系のやつなんだろうな」
心の中で呟いた言葉は、声に出ていた。
◇◆
帰路に就く。生憎の雨に降られ、気分はなんとも言えない。
昨日は夜通し仕事に追われて寝ていなかった。この仕事に就いている以上、そういうことはよくある事なので気にしていないが、しかし流石にそれが連続すれば疲労も溜まる。
「流石に今日は、帰ったら寝かせてもらおう。妻には悪いが……」
ふと、歩道を歩く僕の視界にケーキ屋が入った。
「……流石に何も無しに帰るのは、怒られてしまうかな」
ふかふかのベッドを求めている疲れた体を無理やり動かし、ケーキ屋の中へと入っていく。
僕の名前は西山三平、三十二歳。公安の人外対策部に所属している。階級はエリート。単独での巡回と、危険と判断された人外への出動が許可されている。
「ショートケーキと……チョコケーキ……あと、モンブランを二つ」
「はいよ、二四八○円だよ」
財布から千円札を三枚出すと、店の外に先程の少女がこちらを見ていることに気が付いた。
「付いてきたのか……? いや、この場合憑いてきたか」
なんて、自分一人しかツッコミ役が居ないのにそんなことを言ってしまった。既に会計は済んでいた。
ガラス越しのアスファルトは雨に濡れ、ビルや車、時々通る人々を映し出していた。店を出て、辺りを見渡すが先程の少女の姿は見えない。やはり、見てはいけなかったのだろう。
「疲れが溜まってるな……早く帰りたい」
そう呟いた時、
「エリート隊員様は大変だな」
と後ろから言われ、僕は少し驚きながら後ろに振り返った。そこには、奈多山先輩が居た。
奈多山先輩の体は大きく、アラフィフとは思えないほど若々しくガッシリとしている。
「先輩こそ、最近は休み無いんじゃないですか?」
「そんなことはない、最近は隊員も増えて仕事が分散されるから休みもそれなりに取れる」
「僕にそんな休みは無かった気がするのですが……」
「そらぁエリート隊員様はエリートにしか対応できない事件があるからなぁ。連続して危険度の高い人外が発生してしまうと、エリート階級は少ない分、同じ人間がやらねばならん」
「先輩がエリートとして承認されれば、僕の負担も減らんですけれど」
「ハッハッハ無茶はいかん、私はこれが限界でな。三平は才能があるから、エリート隊員にもなれた。しかし、誰もがなれるわけではないさ」
「後輩にエリートの座を奪われて、悔しいとかないんですか」
「ないなぁ、過去にも若いもんがエリート隊員となったことがある。男だったか女だったか……小柄でナイフの扱いが上手だったのは覚えている」
「何年前の話ですか、それ」
少しだけ、帰るのが長引きそうだ。
「さぁ、いつの話だったか。でもな、お前みたいなのが居てくれるだけでも救われる命があるんだ。一年前の夏…巨大なビル一つがやられた時……お前さえ居れば……」
「丁度、京都へ出張に行っていた時ですね。あの時は隊員達にも申し訳ないと思っています」
「結局、エクストラを呼ぶ羽目になったからな」
「最初から、エクストラが出動すればよかったのでは?」
「エクストラが出るときは相当な事件だ。ビルの一つや二つなら、エリート隊員を先頭に隊員を総動員すればいい」
「しかし、司令塔は判断を誤り。エリート無しエクストラ無しの作戦を開始したと……」
「酷いもんだ」
「普通級隊員にも、強力な武器を渡せば解決では」
「強力な武器はそんなポンポコ作れん。それどころか扱うことすら人を選ぶだろう」
「私は割と何でも扱えますよ? 特に、人外を利用した武器は」
「覚醒した人外のが持っていた、発熱器官を利用した火炎放射器とかのことか? あれはそれこそ扱い慣れているやつが使わんと大惨事になるだろう」
「制御すれば、狙った方向に適切な量の火炎放射を放てますよ」
「流石エリート様だ、我々には敵わん」
「そうですか……そろそろ僕は家に帰ります」
なんとか話を切り上げれそうだ。
「おう、そうだったな。引き止めて悪かった」
「……モンブラン要ります?」
「いや、昼飯を食ったばかりでな。入る隙間が生憎と見つからない」
「そうですか」
「帰りには気を付けろよ! 最近また一体、人外が逃亡して見つかっていないらしいからな」
「知ってますよ、擬態能力でしたよね。気を付けておきます」
おう、と言った奈多山先輩は後ろを見ずに、手を振りながら横断歩道へと歩いて行った。
「今度こそ帰るかぁ」
思わぬエンカウントに溜息を交えながら、駅に向かって歩き出す。
アスファルトに映し出された街は、昼間でありながら光を反射していた。信号機の色、街灯、ビルの照明や車。空は灰色の雲に覆われ、その本来の姿を見せてくれない。
――改札を通過して、駅のホームへと辿り着く。昼間なので人は少なく、通勤ラッシュのような地獄に遭うこともない。座席に座り、溜息を一つ吐く。
雨音は駅の彼方此方で美しい音色を奏でていたが、車の音は少し邪魔であった。少し待っていると、目的の電車が目の前に停車する。
聴き慣れた電車の停車音を最後に、僕のための雨によるコンサートは幕を閉じた。
◇◆
両手は手提げカバンとケーキの入った箱に塞がれたまま、誰も座っていない座席にドーンと座り目的の駅を待つ。
電車に揺られ、睡魔に襲われていたその時――悲鳴と共に、電車内にアナウンスが流れる。
「お客様に申し上げます。只今、電車内に人外が出現しました。繰り返します、人外が出現しました。まもなく新今宮に停車します。乗客の皆様は停車後、速やかにホームへ避難して下さい。繰り返します――」
アナウンスに僕は溜息を、今度は数秒長く吐いた。悲鳴を聞く限り、恐らく人外は前から二両目くらいだろう。
僕はケーキを座席に置いたままにし、手提げカバンを持つと二両目へと向かった。カバンから通信機を取り出し、電源をオンにして胸ポケットに入れる。
「こちら三平、只今人外の発生した電車に居合わせている。これより人外と交戦する」
すると、通信機から女性オペレーターの声が聞こえる。
「了解。現在、二人ほど隊員を向かわせている。それまで耐え――」
「来るまでに倒せばいいんでしょう。隊員よりも処理班をよこして下さいね」
「待て! 隊員の到着まで無茶はするな!」
「むしろ隊員が周りに居ない方が、やりやすいですよ!」
そう言うと僕は、オペレーターの言葉を無視し二両目へと向かう。中は入ると、そこには成熟したばかりで、まだ人の形をしている人外がそこに居た。
「額に亀裂あり。覚醒もしてないんなら、早めに殺しておくに越したことはない!」
すると僕は、手提げカバンを開ける。中から鉄の棒のような見た目の武器を手にし、人外へと突撃する。
人外はまだ動きが鈍く、僕の急接近に対応できない。僕は人外に正面から近付くと、人外の急所である前頭葉目掛けて鉄の棒をフルスイングする。
すると、鉄の棒から電流が流れ人外が動かなくなる。そこへ透かさず鉄の棒の下部分から刃を出し、人外の前頭葉目掛けて突き刺す。突き刺された人外は活動を停止し、電車は駅に停車した。
乗客が避難する中、駅から公安の隊員二名が二両車へと入ってきたが、既に人外は活動を停止している。僕は手をひらひらさせて、二人に処理班を要請させた。
――結局、僕が家に帰れたのは午後六時頃。既に、事件発生から二時間は経過していた。ヘロヘロの僕は家に着くや否や玄関で倒れ込み、手に持っていたケーキは幼い息子によって取り上げられたのであった。
◇◆
次の日は流石に休みなもので、僕もゆっくり……としていられる訳もなく。
妻と息子の三人で、約束していたテーマパークへと来ていた。僕は疲労が残っている体に鞭を打ちながらも、仕方なく足を動かす。
テーマパークには人がいっぱいで、どれも待ち時間が必要なほどであった。僕は流石に体の限界により妻に子供を任せ、自分は広場にあるパークカフェへと入った。
中はテーマパーク内にしては落ち着いており、子供に連れて来させられた大人にとっては最高の居心地であった。
ホットコーヒーを一つ頼み、ソフトクリームも一つ頼んだ。コーヒーの苦さとソフトクリームの甘さが奏でるハーモニーは、疲れ切った僕の体と心に少しの癒し効果を与えてくれた。
そんなひと時を過ごしていると、カフェの外。窓越しに、白いワンピースを着た少女が立っていることに僕は気が付いた。
その少女はこちらを見つめていたが、少し顔色も悪く見える。
流石に気味が悪くなってくると、僕はコーヒーを怱怱と飲み残ったアイスも食べ切った。
店を出ると、妻と息子の下へと向かう。スマホに送られていたチャットによると、今二人は観覧車へ乗ろうとしているらしい。
自分も観覧車へと向かおうとすると、目の前に白いワンピースを着た少女が突然現れる。さっきまで、カフェの近くに居たはずだ。恐る恐る、その少女へと聞いた。
「……嬢ちゃん、迷子かな?」
すると、少女が口を開いた。
「うん、迷子なの」
「お父さんとお母さんはどこに行っちゃったの?」
「分からない」
そう答える少女に、僕は聞いた。
「昨日から僕に付いてきてたよね? どうして僕に付いてくるのかな?」
すると少女は、確かにこう言った。
「もうすぐ、あなたの奥さんと子供――居なくなっちゃうよ?」
フフフフフ、アハハハハ!! っと気味の悪い笑い声を最後に、少女は瞬きと共にその姿を消した。
僕は何か悪い予感がしたように、観覧車の方へと走り出す。何やら観覧車方向が騒がしい。
一応、緊急用で持ってきていた小型の通信機をオンにし、観覧車に向かう。
◇◆
――辿り着くと、悪い予感は的中したようで、予想通り人外はそこに居た。
既に覚醒しており、その腕は巨大で近くにあったアトラクションを軽々と持ち上げていた。
その横には観覧車があり、そこには妻と息子が乗っている。すぐに僕はポーチに仕舞っていた鉄の棒を取り出すと、人外へと向かった。
「こちら三平‼︎ テーマパーク内に人外が発生! 既に覚醒している! 交戦を開始する!」
すると、オペレーターが答えてくれた。
「分かった。止めても無駄なのだろう? やれるだけやれ、ただし命を大事にだ」
「自分の命より大切なものが懸かっている場面で、自分の命なんて気にしていられるか!」
そう言うと僕は、刃を出した鉄の棒を人外に向けて投擲した。
投擲した鉄の棒は人外の足に刺さり、その直後――電流が人外へと流れ込んだ。
電撃に痺れて動けない人外に向けて、隠し持っていたナイフを前頭葉へ構えて突進する。交戦から僅か十秒で人外は活動を停止。その数十秒後に、妻と息子が観覧車から出てきた。
「お父さんかっこいい!」
「あなた大丈夫なの⁉︎ 怪我は⁉︎」
「あぁ、うん……お前達が無事なら……良い……や――」
そう言うと僕は、疲れにより地面へ倒れ込んだ。
◇◆
――あの少女のことが頭から離れない。彼女は僕に、何を望んで居るのだろうか? 病院のベッドの上でそんなことを考え込んでいると、妻が病室でリンゴの皮を剥いてくれた。
「病院に居ると、ほんとにリンゴが出てくるんだな」
「何を言ってるの、過労でぶっ倒れるなんて……ほんとに心配したんだから」
「明らかに目に見えて疲れが出ていたと思うのですが……まぁいいや、はよちょーだい」
リンゴを急かす僕に妻は、はいはいっと言いながら兎リンゴを一つ口に放り込んでくれた。
――すぐに病院からは解放され、僕は仕事に復帰することになった。
復帰するや否や、社内で奈多山先輩に、
「お前も倒れることあるんだな! ワハハ」
っと、まるで人を人外扱いしているかのようにそう言った。失礼な、これでも人間だ。
そんなこんなで溜まっていた仕事を処理していたが、未だあの少女の事を忘れられずにいた。現実なのか幻覚なのかハッキリとしないそれに、頭を悩ましていると奈多山先輩から昼食のお誘いが来た。
――カドカワレストランに入ると、既に奈多山先輩は席に座っており、僕も向かい側の席へと座った。
奈多山先輩は三種のチーズ香る濃厚パスタを、僕は奈多山先輩の奢りということで、クソ高いハンバーグステーキセットを注文してやった。
流石の暴挙に奈多山先輩も、
「ちょっとは遠慮しろよ……」
っと、超小声でそんなことを言っていたが、疲れ切っていた帰り道に呼び止めたことのお返しだと、そう言ってやった。
昼食に舌鼓を打っていると、例の少女……いや、霊の少女と呼ぶべきか、それを思い出し奈多山先輩に話してみた。すると奈多山先輩は、
「余程疲れていたんだろう。観覧車のことも、虫の知らせってやつさ。たまたまだよ、たまたま」
そう言いながらパスタを貪る奈多山先輩は少しだけ、何か別のことを考えているような顔をしていたように思えた。
昼食を取ると、しっかりと奈多山先輩に全てを払わせて仕事に戻った。その日の仕事は、特に何もなく終えることができた。事務と隊員の両立は、体が固まり大変だ。
帰り道に奈多山先輩から気を付けろよっと言われたが、またあの話だろうと思いそれ以上聞く耳も持たずに足速に帰ろうとした。
午後八時四十五分――駅へと向かう途中、いつもならば人が居るはずの交差点には、人が居なかった。いや、確かにそこにはさっきまで人が居た。前と違う点が一つだけあった。
それは――交差点に反射していた光は水溜りではなく、血溜まりであったことだ。
何が起こったのか、何故すぐに隊員が来ないのか、訝しげになりながらも通信機をオンにする。
「交差点にて人外事件の思しき現場に遭遇、応援を求む」
「了解。しかしそこからは、特にそういった通報は」
「恐らく生存者が居ない」
「――は?」
オペレーターが言葉を失うのも当たり前だ。それだけ、この状況が異様なのだ。
「今回の人外は只者ではない、隊員を総動員せよ」
すると、僕の背後から声が聞こえる。
「ねぇ――寂しいの。一緒に遊びましょ?」
その瞬間、僕の周りの重力が強くなった気がした。
体が重く、思うように動かせない。そんな僕に向けて、少女から空間が歪んだような、まるで見た目だけがシャボン玉とでも例えればいいのだろうか。透明な刃がこちらへと飛んでくる。
僕は力を振り絞りそれを躱す。躱した空気破は電柱に当たり、当たった部分は空気破によって潰されていた。手提げカバンから鉄の棒を取り出すと、
「これは、現実のようだな! あんたの目的は何だ!」
「遊びたいの! 遊びましょ⁉︎」
少女は楽しそうに空気破を飛ばしまくる。体を動かしづらい中、僕は必死にそれを躱し、少女の元へと近付く。
少女の正面を取った僕は、鉄の棒から刃を出し少女の前頭葉目掛けて突き刺そうとする。その時、目の前には少女ではなく、奈多山先輩が居た。
「ッ――⁉︎ 奈多山先輩⁉︎ 何をしているんです⁉︎ あの少女はどこへ行きました⁉︎」
「あぁ――それならあそこに居るさ」
すると奈多山先輩は三平の後ろを指差す、振り返るとそこには、誰も居なかった。そう、失念していたのだ。奈多山先輩から聞いていたあのことを。
「最近また一体、人外が逃亡してまだ見つかっていないらしいからな」
その人外は……擬態能力がある。
気付いた時には既に遅く、背後を取られてしまっていた僕は為す術もなく。ただ迫り来る死を、見つめるしかできなかった。
しかしまだ――僕は死ななかった。
その時、少女の体が横に突き飛ばされ、空気破が横へとズレる。本物の奈多山先輩が駈けつけてくれたのだ。
「エリートは大変だな! こんなやばいやつに一人で戦わにゃならんなんてな!」
「今回は装備が十分になかっただけです! だけど、助かりました」
「どうだ、普通級の隊員でも中々やるだろう? 実力ではお前が上だが、この仕事を続けてきた度胸だけは俺の方が上だ!」
「ごもっともです先輩! 畳みかけますよ!」
すると、奈多山先輩は左から少女へと近付き、僕は右側から近付く。挟み込む形で、相手の逃走経路を潰す。後ろへ逃げるしかなくなった少女は、大雑把に空気破を放ちながら後退する。
そんな大雑把に放たれた空気破に当たる訳もなく、二人で少女との距離を縮めていくが、少女も後退を続ける。
しかし、ある程度のところで奈多山先輩が手提げカバンから、オートマチック式の拳銃を取り出した。カバンを放り投げ、両手で拳銃を握り引き金に指をかける。
少女は焦り、奈多山先輩へ向けて空気破を放ちまくる、それにより奈多山は撃つのを辞めざるを得なかった。
そして、それにより空気破が来なくなっていた僕はその一瞬で少女へと近付き、今度こそ少女の前頭葉目掛けて刃を突き刺した。
――それで終わったかのように思えた。確かに、人外は活動を停止している。だが、現実はそう甘くはない。
また――あの笑い声が聞こえる。しかもそれは、一体ではなく複数体であり、彼方彼方で聞こえていた。
姿が見え出した頃には、流石の奈多山先輩も参っていた。僕も疲労が限界であった。その時――
「伏せよ! 全員一斉射撃! 撃て!」
ある女性隊員のその言葉により、僕たちは体を伏せ、公安の隊員達による一斉射撃が行われた。広範囲に及ぶその射撃は、周辺に居た少女達を一斉に活動停止へと追いやった。
一時間の殲滅作戦の結果。尻尾の生えた少女の本体が活動を停止したことにより、全体の活動も停止。
死者四五四名、負傷者○名の悲惨な事件として、この事件は歴史に名を残した。
過去に、人外が分身を作った事例は存在していた。今回もまた、それと同じであろうと予測した司令部により、現場に生存者が居ないことを決定した上で隊員総出でライフル弾を放つという作戦に出た。
しかし、この作戦は避難が遅れた市民に当たっていれば、許されない行為となっていた為ネット上では批判殺到となった。仕方がなかった、むしろよくその決断をしたという声も上がっていた。
実際尻尾の生えた本体を倒さなければ、いつ、またどこで同じことが起きたか分からない。下手をすれば、人外が更に増えていてもおかしくはなかったのだ。
元々は逃す前に仕留めていれば済んだ話。これからは、人外をその場で必ず始末するように改めて心掛けていきたい。
それはそうと結局、この事件のせいで、事務よりも巡回が多くなった僕に、休みなんてものは案の定無かったのであった。
あとがき
ども、また焼きだるまです。語ることは、無いです。また次回もお楽しみに!