第四十五話 屋根裏部屋のお友達
この作品は一話ごとに登場人物や時系列、舞台が変わります。それをご理解の上でお読み下さい。
最近、屋根裏から物音がする。
最初は、ネズミか何かだと思っていた。
寝る時に音が聞こえると、寝るに寝れずこちらも困る。
私の家は古く、妻は早くに逝ってしまった。
子供は居らず、金には困っていないので日々をのんびりと過ごしていた。
仕事をしていないと、少し暇なもので屋根裏の音は少しだけ暇を紛らわしてくれた。
しかし、寝る時だけは別だ。
ある日、私は限界が来た。
仕方がない。明日、業者に頼んで駆除してもらおう。
そういえば、ネズミが居るのならば家の中の食べ物が消えたりすると聞く。
家のネズミは騒音以外、悪いことはしないようだった。
そして、やっと私は眠りについた。
◇◆
朝起きると、私は朝食を取る。
騒音を楽しみ、朝は軽い運動をした。
昼食を取ると、昼はいつもの集まりでゴルフをしたりした。
夕食を取ると、掃除と洗濯、風呂の準備をする。
屋根裏のお友達は、今日も騒がしい。
風呂を出ると、私はベッドへと向かう。
ギョウシャ
ヨバナイ
おやすみなさい
◇◆
インターホンが鳴る。一回、二回。すると、玄関のドアが開く。ドアから顔を出したのは、初老の男性であった。
「はい?」
「人外対策部です。中を調べさせてくれませんか?」
「どうして、人外対策部さんが……?」
すると、後ろからもう一人の隊員が現れる。
「私たちは、特察課です。最近、この辺りで人外事件が発生しました。それも、この家から人影のようなものが出てくるのを、近隣住民が目撃していたんです。ご協力頂けませんか?」
すると、初老の男性は諦めたように扉を開けた。
「ご協力、ありがとうござ――」
後ろから現れた隊員は、そのまま開こうとするドアへと向かった瞬間――頭が弾け飛んだ。
「貴様――」
もう一人の隊員も、突如頭が弾け飛ぶ。玄関前には、血溜まりと飛び散った脳が落ちていた。
あとがき
どうも、生焼けだるまです。
箸休め回でしたね。物足りない人も居たかもしれません。でも、たまにはこういうのも良いでしょう。
さて、中途半端な暑さが襲うこの頃、毛布を被っても寝れず、被らなければ今度は落ち着かない。そんな日々を過ごしています。風邪を引かないよう、お気をつけて。では、また次回お会いしましょう。




