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side 大雅and杏奈

「やっと告白したか」


「長かったね〜」


 大雅と杏奈は二人の告白の現場を見ていた。

 そして見届けた後、大雅は杏奈と合流して近くの喫茶店で語り合っていた。


「でも、私、現地で告白のシーン見たかったな…テレビ電話だと、夕日の所為で見づらかったし」


「仕方がないだろ。生徒じゃないと残れないんだから」


「どこかに隠れていればよかった…」


「おいおい、見つかったら先生に怒られるからな」


 杏奈は頼んでいたアイスティーを飲んだあと、溜息を吐いた。


「とりあえず、あの二人がこれからどのように変化していくか見ものだな」


「それを間近で見れる大雅は羨ましいな〜でも、何も変わらない可能性もあるよ」


「そしたら、俺たちが力になって教室でもイチャイチャできるようにしてあげるしかない!」


「私、それ、難しくね…?」


「放課後や休日に遊びに誘うとか?」


「それは様子を見ながらだよ〜」


 色々と話をしていき、結論は出ないままであった。

 そんな時に杏奈の携帯にメールが届いた。


「おっ、かのんちゃんからメールきた」


「何だって?」


 大雅に言われて、杏奈はメールを開き読み始めた。


「杏奈ちゃんへ。私、ついに奏風先輩と付き合う事になりました!ずっと、この時を待っていたので嬉しいのですが、いざ付き合うとなると恥ずかしくて顔が見れません。どうしたらいいのでしょう…だって」


「付き合いたてのカップルの初々しい悩みだね〜」


「だね〜私たちは幼馴染だから、付き合っても普通だったから難しい相談だね」


 幼馴染だから常に一緒にいた二人。

 付き合ったのも、それが当然と言うようにごく自然に友達から昇格したようなもの。

 なので、かのんの相談は二人には難しいものだった。


 だけど、大雅は「簡単だ!」と言ってきた。


「では、大雅選手の回答をどうぞ」


「睨めっこをしてお互いの顔を見つめる!」


「子供か!」


 あまりにもくだらない回答に、杏奈がツッコミを入れてしまう。


「でも効果抜群だと思うんだけどな」


「そんなので効果抜群なら、世の中の一部カップルは苦労してないだろ」


「いい案だと思うんだけどな〜」


「よくないからね?大雅はまだまだ恋愛未熟者だね」


「杏奈もな」


 お互いに言い合いながらも、側からみれば仲の良いカップル。

 それはもう、理想のカップルに見える。


「てかさ、杏奈にはかのんちゃんから報告来たのに、俺の所には奏風から来ないんだけど」


「事後報告で後日伝えられるとか?」


 微笑みながら言う杏奈。

 それを見て、溜息を吐きながら大雅は「俺のおかげだろ」と呟きながらアイスティーを口に含んだ。


「まぁ、暖かく見守りながら二人を応援していこ」


「それが一番いいのかもな」


 その後、喫茶店を出て帰路についた。


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