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転生できたので自由に生きたい  作者: 霜月満月
第4章 学生編2
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71話 神様達との会話

私は一人教会に来ていつも通り祈りを捧げる。

すると、いつも通りの白い世界に座る創造神様達。


「久しぶりじゃの。マリン。」


「はい。お久しぶりです。創造神様。」


「昨日のことじゃな?」


「はい。あれはやはり雪達が守る封印の中身が漏れ出たのですか?」


「ああ。そうじゃ。1・2個ぐらいなら平気だと思っとったが、甘かったようじゃ。白虎と青龍の2体と契約して封印が僅かに綻んだようじゃ。契約も完全ではないようじゃしな。」


「ではやっぱり疲れやすくなったのは‥‥。」


「ああ。白虎と青龍の魔力がマリンに完全には馴染んでおらんからじゃろうな。その状態で申し訳ないが残りの玄武と朱雀も封印を安定させるために急ぎ契約してきてくれんか?」


「え?でも玄武は北、朱雀は南で反対方向です。すぐには難しいかと。空を飛んで行くにしても大体の位置さえ知らないですよ?」


「それは大丈夫じゃ。白虎のところから封印の水晶を使って行けるからな。」


「え?そんな便利アイテムだったんですか?あれ。」


「ああ。それから、四神全てと契約すればまた何日も寝込むことになりかねんからな。儂の力を貸そう。前に渡したペンダントを貸してくれるか?」


「え?は、はい。」


創造神様にペンダントを渡すと手元が光った。

と思ったらすぐに返してくれた。


「ほい。これで大丈夫じゃ。マリンの体に馴染みやすいようにしといた。あと、ついでに儂らと念話できるようにもしておいた。」


「え!?」


「マリンはなかなか来てくれんからの。急ぎの用があった場合に困ると思ってな。」


「ということは、簡単な話なら念話で話して、話が長くなりそうならここで話す。そしてそのために念話で呼ばれると思ってたらいいでしょうか?」


「ああ。それでいいぞ。」


「ちなみに雪達と創造神様達が話すことは?」


「マリンが間に入れば可能じゃな。」


「あ。そうなりますね‥‥。創造神様。」


「なんじゃ?」


「封印を安定させるなら封印の中身を教えてくれる気はないということでしょうか?」


「ああ。今は(・・)な。いつか話すべき者に全て話してもらう。それまで待ってくれ。その者にマリンを鍛えて貰おうと思っとるしな。」


「そうですか‥‥‥それが一番聞きたかったのですが、いつか聞けるんですよね?」


「ああ。勿論じゃ。」


「分かりました。‥‥‥ではそれまで自由に過ごすことにします。」


「ああ。それでいい。‥‥じゃが一つだけ言っておくぞ。儂らはマリンを死なせたくはないし、巻き込んで申し訳ないとも思っとる。ただ神の御使いとしての資質があったから力を渡しただけじゃ。じゃからそれ以外はマリンの思う通りに生きてほしい。これは儂らの総意じゃ。」


それを聞いて視線で神様達全員を見るとそれぞれしっかり頷いてくれた。


ありがとうございます。


「‥‥‥分かりました。‥‥じゃあ大人しく待ってることにします。」


「ああ。‥‥そろそろ時間のようじゃな。またの。マリン。」


「はい。」


感謝の言葉は口に出さなくても心の声を聞ける神様達なら聞こえていただろう。


そして白い世界から戻ってきた私は屋敷に真っ直ぐ帰った。


このまま雪のところに行く訳にはいかないしね。

どれぐらい時間が掛かるか分からないから夜に行くことにした。


今夜は忙しくなりそうだ。


書いていたら長くなったので分割しました。

次は四神巡りです。

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