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転生できたので自由に生きたい  作者: 霜月満月
第11章 学生最後の年
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306話 2人目の新しい命

お待たせしました!

夜遅くに陣痛が始まったマリア姉様。

そして、日付が変わったあとの明け方にようやく産まれたその子は男の子だった。


フレイ兄様の跡継ぎとなる子。


まあ、フレイ兄様もまだ辺境伯を継いでないんだけどね。

勉強中なので。


ちなみに、医師様には私達が来たことを口外しない様に言ってある。

どうやって王都にいる筈の私達が領地にすぐ来れたのか話してないので、口外し難いだろうけども。


それはさておき。


医師様やマリア姉様、フレイ兄様の許可が出たところで廊下で待っていた父様やヒスイ兄様、アクア兄様も中に入って赤ちゃんとご対面。


まずは3人共、フレイ兄様やマリア姉様に『おめでとう』と声を掛けたあと━


「男の子だったそうだな、フレイ。」

「はい。─どちらが産まれてもいいとは思ってましたが、まさかの跡継ぎたる男の子でした。」

「そうだな。」


そうして父様とフレイ兄様が話している側では━


「改めてお疲れ様、マリア。」

「うん。ありがとう、クリス。」

「それにしても、姪っ子の次は甥っ子かぁ~」

「ですねぇ~。─あ。2人はいとこ同士ですし、いつかフェリシアちゃんがこの子のお嫁さんになる~とか言い出すかもですよね?」

「「え!?」」

「‥‥ヒスイ兄様、リリ姉様。もしかしたら~の話ですよ?そうなるとは限りませんよ?」

「だ、だよな。」「そ、そうよね。」


そんな風に話していると、父様から━


「マリン。日付変わってるから今日だな。学園あるだろ?

─呼び出しておいてなんだが、早く帰ってなるべく休め。」

「あ。‥ですね。─姉様もでしょうか?」

「ええ。」

「じゃあ、名残惜しいですが、帰りましょうか?」

「ふふっ。そうね。」

「フレイ兄様、マリア姉様。今日、学園が終わったらまたここに来ていいでしょうか?」

「「もちろん。」」

「あ。それなら、私も来たい!」


と姉様が言うと、ディアナ母様やヒスイ兄様、リリ姉様も名乗りを上げたので、結局また全員集合することになった。


ということで。


私やディアナ母様、ヒスイ兄様夫妻、姉様は王都に帰った。

そして、仮眠をとって学園に着いた私を見た友人一同が驚いていた。


「眠そうなのは珍しいわね?マリン。」

「ん~‥‥」


確かにリアルに眠い。

忘れそうになるが、今の私はもうすぐ15歳の成長期。

仮眠をとってもやっぱり眠い。


「マリンに覇気がないわ‥‥」

「「「だな‥‥」」」「そうだね‥‥」


座学の授業は半分寝てた気がする。

でも、なんとなく記憶にあるから大丈夫。問題なし。

周りが珍しがってただけ。

もちろん、寝不足の理由を聞かれたが『部屋に本を持ち込んで読んでたら止まらなかった』とちょっと苦しい言い訳して誤魔化した。


本当ならリゲルやルビアに甥っ子が産まれたと教えてあげたいところだが、そうなるとスマホ擬きのことも言わないとなので、ぐっと我慢だ。


ものすごく教えてあげたかったけども!

夏休みには確実に会えるんだから、いっか!ってことで。


━とはいえ。


さすがに昼休みまでにはシャキッと起きたマリン。

午後からはいつも通り。

しっかり生徒会業務を終わらせて帰ってきたマリンはちゃんと着替えてからまずは大公家に向かった。


「お。いらっしゃい、マリン。」


さすがに長兄からは眠気など感じない。


「ちょっと早かったですか?」


ヒスイは執務中だった。


「いや、もう少しで終わるからちょっと待っててくれ。─あ、先にリリとフェリシアに会いに行くか?」

「いいでしょうか?」

「ああ、もちろん。」


そう言ってくれるならとマリンは早速リリ達がいる一室へと向かった。


━と、その途中で。


「ふふっ。姉様、早かったですね。」

「ふふっ。─でしょ?」


クリスが大公邸の近くまで来ていたのに気付いたマリンは、玄関口で到着を待っていた。


「姉様。ヒスイ兄様はまだ仕事中でしたので、先にリリ姉様のところに行くところだったのです。」

「あら、そうなの?‥なら私はヒスイ兄様への挨拶は後回しにしようかな‥‥」

「いいと思いますよ?後回しにして怒るような人じゃないですし。」

「ふふっ。そうね。─じゃあ、行きましょ?」

「はい。」


━ということで、クリスとマリンはリリとフェリシアの待つ一室に向かい、ヒスイの執務が終わるまで3人での話に花を咲かせた。


やがて、ヒスイが合流した際━


「お。クリス、来てたんだな。」

「はい。お邪魔してます、ヒスイ兄様。」

「おう。─マリンに仕事中だって聞いてたか?」

「正解です。兄様。」

「やっぱりか。─うちに礼儀知らずはいないからな。」


それにくすりと笑った女性陣3人。


「やっぱり怒らなかったですね。」

「ふふっ。そうね。さすがヒスイ兄様だわ。」

「ん?‥‥ああ、今の俺の反応までがマリンの予想通りってことか。」

「です。」


━さて。


そんな一言のあと。


「マリン。そろそろ行かないか?」

「ですね。」


そうして、まずは一旦辺境伯邸にゲートで戻り、ディアナも加えて領地の辺境伯邸へと向かった。


そして、もう既にマリアと生まれたばかりの息子がいる一室に家族が揃っていた様子だったため、真っ直ぐ向かった。


もちろん扉をノックして許可を得てから中に入ると━


「ふふっ。こんにちはマリンちゃん。─クリス、リリ、ヒスイ義兄様、ディアナお義母様も。来て頂いてありがとうございます。」

「ふふっ。こんにちは、マリア姉様。─今はお加減いかがですか?」

「大丈夫よ。」


クリス達もそれぞれ挨拶を交わし合ったあと。

フレイが口を開いた。


「マリン。」

「はい?」

「今日な、マリアと話したんだが‥‥」

「? はい。」

「俺達の息子の名前もマリンが考えてくれないか?」

「え!?」


私は驚きが先にきたが、ヒスイ兄様やリリ姉様は違う様で。


「やっぱりフレイ達もか。」

「ふふっ。この子もマリンちゃんが一番に気付いてくれたんだものね。」

「そういうことよ、リリ。」

「クリス達を連れて来てくれて、マリアも安心して出産に集中できたしな。マリンの助けは俺達にとって大きいし、何よりも有り難かった。─マリン。改めて、色々ありがとな。」

「!!! いえいえ!そんな!私がやりたくてやったことですから!」

「それでもだ。─それで、名付けの件は?引き受けてくれるか?」

「えっと‥‥」


と父様に視線を移すと。


「フレイ達が言ってるんだ。俺は反対しないぞ?公爵家はまだ知らせも行ってないから知らないはずだし、マリンが名付けたと仮に知ったとしても文句言う様な人達でもないだろ?」

「えっと‥‥私が名付けたと知ったら、まずは何故生まれた時に知らせてくれなかったんだと、そこから詰め寄られそうな気がします。」

『‥‥‥』


一同苦笑い。の後。


「た、確かにな‥‥」


と苦笑いのまま呟いた父様は続けて━


「ま、まあ、そういうことだから、マリンがよければ名付け親になってやってくれ。」

「分かりました。」


父様に頷いて答えると、やっぱり反応したのはフレイ兄様夫妻で。


「いいのか!?」「いいの!?」

「はい。フェリシアちゃんだけ考えて、甥っ子は考えないのは違うかなって思ったので。頑張って考えてみます。」

「ありがとな、マリン。」「ありがとう、マリンちゃん。」

「ふふっ。はい。」

「公爵家も名付けの決まりはないから、あまり深く考え込まなくていいからね。」

「分かりました。─父様、やっぱり数日以内ですよね?」

「もちろん。」

「ですよね‥‥」


そんな話のあと、各々生まれたばかりの辺境伯子息の可愛い寝顔を見て雑談したあと、王都組は夕食前に帰った。


━さて。


甥っ子の名前。どうしたものか‥‥


そう考えつつ、翌日も学園に向かってしっかり生徒会業務を終えて屋敷に帰ってきたマリンはディアナやシャーリー、すれ違うメイド達に挨拶しつつ真っ直ぐ書庫へと向かった。


そして、男の子の名前ということで、フェリシアの様に花の名前をつけるのもな~とあてもなく書庫の中を本の背表紙を眺めつつ歩き回った。


「ん?」


ふと、とある背表紙に目を止めた。

正直、辺境伯家の書庫にあってもおかしくはないが、必要?

‥‥いや、ある意味必要なのか?


と思ってしまった。


『宝石名鑑─贈り物や魔道具におすすめの宝石一覧─』


これがタイトルだった訳だが、マリンは興味本位でそれを手に取り、パラパラと中身を見てみる。

すると━


「‥‥これ編集した人、元日本人で尚且つ宝石関係の仕事してた人だったんじゃ‥‥?」


そう思うほど誰でも聞いたことのある宝石名を度々目にしたのだ。

もちろん、全てが同じではない。中にはこの世界特有の名前のものもあるが、メジャーどころしか覚えてないマリンにはその判断はつかない。

なので、この様な呟きが溢れたのである。


それはさておき。


パラパラとページを捲って『こんな宝石あったんだ‥‥』と感心しつつ見ていたマリンはとあるページで止まった。


「あ。‥‥ふふっ。名前の由来としては、フェリシアちゃんの時とは違う感じだけど‥‥こういう考え方もいいんじゃないかな?」


目に止まったその宝石の紹介を熟読したマリンは一応最後のページまでその本を確認したあと、満足気に閉じて書庫をあとにした。


翌日も学園に向かったが、一昨日の眠そうな様子に続いて、昨日の考え込む様子もなくなり、一転して嬉しそうな表情のマリンに友人一同はもちろんきょとんとした。


「マリン?」

「ん?なに?」

「何かいいことでもあったの?」

「それはねぇ~‥‥」


(はっ!駄目だ。─危うく言い掛けた。‥‥黙ってるの罪悪感感じるな~‥‥)


とは思いつつ。


「内緒。」

『え?』

「ふふっ。」


『近々分かるよ~』と言っても駄目なので笑って誤魔化したマリン。


後々辺境伯子息が生まれたことは王都にも情報が来るだろうから、その時に主にリゲルやルビアから『何故教えてくれなかったのか』と『どうやって出産を知ったの?』と詰め寄られるだろうと思われるからだ。


そうしてマリンは生徒会業務が終わり、馬車に乗り込むまで誤魔化し続けた。


そして、屋敷到着後。


ディアナやシャーリー達に挨拶したあと━


「母様、今から甥っ子の名前をお伝えしに領地に行こうかなって思うのですが、一緒に行きますか?」

『!!!』

「もちろん行くわ!─決まったのね?」

「はい。‥‥ヒスイ兄様やリリ姉様もお連れした方がいいでしょうか?」

「ん~‥‥ヒスイ達やクリスにはあとで個別に知らせてあげたら?ヒスイもクリスもまだ仕事中かもしれないし。」

「あ。─ですね。私達だけで行きましょうか。」

「ええ。」


ということで、善は急げとそのまま━

とはせず、マリンはしっかり着替えてから2人で領地の辺境伯邸へと向かった。


そして、ラルク、セレス、フレイ、アクアを連れてマリアが休む一室に向かった。


「さて。フレイ兄様、マリア姉様。私にとっては甥っ子である2人の息子の名前。お伝えしてもよろしいですか?」

『!!!』

「「「決まったのか!?」」」「「決まったの!?」」

「はい。むしろそれをお伝えに参りました。」

「早速聞かせてくれるか?」

「もちろんです。─フレイ兄様達の息子の名前は‥‥」

『‥‥‥』


(気に入ってくれるかな‥‥?)


「アイドです。」

「「アイド?」」

「兄様達の時みたいに由来はあるのか?」

「もちろんですよ。─まず、さすがに男の子に花の名前から取るのはな~とは思ったのですが、それならどうしようかなと屋敷の書庫を歩き回ったんです。その時ふと、目に止まったのが宝石関係の本でした。」

「え?宝石?」

「はい。─アイドはアイドクレースっていう宝石の名前からとったので、フレイ兄様達が他のがいいとかなら考え直しますが‥‥」

「えっと‥‥まずはアイドクレース?を選んだ理由を教えてくれるか?」

「はい。─実は宝石には石言葉というのがあるらしくて。あと、持ってるだけで『こういう効果がありますよ~』っていうのもあるらしいです。ちょっと興味が湧いて思わずささっとでも全部見てしまいました。」

『‥‥‥』


一同呆れ顔は仕方ない。

脱線した自覚はあるので続ける。


「その中でアイドクレースの色や石言葉とかを見てこれがいいかなと。─まず、アイドクレースは緑色の他に黄緑とか黄色があるらしいのですが、私は緑色を意識して選びました。そして、アイドクレースの石言葉は『癒し』、『慈愛』、『真実』などがあるそうです。効果としては『心に安らぎを与える』、『謙虚な姿勢』、『感謝の気持ちを育む』、『悪縁を絶つ』、『後ろ向きな感情を取り払う』、『邪悪なものの回避』などがあるそうです。─私は石言葉や効果の数々に惹かれ、辺境伯家にとってのそんな存在になってくれたらと思って選びました。フレイ兄様の後継ぎになるでしょうしね。‥‥という感じに選んでみたのですが‥アイドという名前、いかがでしょうか‥‥?」


一気に話してしまったので、フレイ兄様とマリア姉様の様子を窺う様に見てみると、2人共‥というか集まった全員が感心?というか、そんな感じの表情で。


「マリン。」

「はい。」

「正直、どこからアイドなんて出てきた?とか思ったが‥‥さすが。しっかり考えてくれたんだな。ありがとう。」

「そこはもちろんです!」

「で、何故緑色を意識したんだ?」

「え?男の子だからですよ?」

『え?』

「我が家の男性陣、全員緑色の瞳でしょう?昔、私が前世の記憶を思い出した辺りで父様が教えて下さったではないですか。─クローバー家は代々緑色の瞳を受け継いでいて、しかも男性に現れる傾向にあると。」

「あ。そういえば聞いたことあったな。」

「でしょう?─ということで、まだ甥っ子の瞳の色は確認できてませんが、緑色だろうと予想して選びました。」

「なるほどな。─マリア。」

「ええ。─マリンちゃん、私からも。‥しっかり考えてくれてありがとう。」

「名前は一生ものですから!」

「ふふっ。そうね。─フレイ様。私はアイド、いいと思います。フレイ様はいかがですか?」

「俺もマリンの話を聞いて、いいなって思った。」

「!! では」

「ああ。」「ええ。」

「アイドで決まりだ。」

「良かった‥‥」


私がほっと安心していると、不意に後ろからふわりと抱きしめられた。


「ふふっ。さすがマリンね。」


ディアナ母様だ。


「宝石の名前から取るなんて、目の付け所が違うわ。」

「そうですか?」

「ふふっ。ええ。─アイド・フォン・クローバー。‥うん。なかなかいいじゃない。」

「ふふっ。ありがとうございます。」


そこに前から父様が私の頭を撫でながら━


「学園もあっただろうに、よく考えたものだな。」

「父様としてはいかがですか?」

「ん?─いいと思うぞ?」

「ふふっ。なら良かったです。」


そんな会話のあと、父様は撫でるのを止めて思い出した様に問いかけてきた。


「今更だが、ヒスイ達を連れて来てないのは仕事中だろうと予想したからか?」

「はい。あとで個別にアイド君になったよ~とお知らせしたらいいかなと。」


父様は軽く笑ったあと。


「ああ。それでいいだろ。─公爵家より先に知るのが後ろめたいだろうけどな。」


その言葉に一同苦笑い。


「ですね‥‥」


そこでふとフレイ兄様が呟いた。


「アイドクレースの効果さ、なんかマリンみたいだよな。」

「え?」


私はきょとんとしたが、他の面々は同意する様に頷いた。

そして、マリア姉様が説明してくれる。


「ふふっ。マリンちゃん。『心に安らぎを与える』っていうのは私達が一番感じてることだし、『謙虚な姿勢』は誰かに感謝される度にその様子を見るわ。─『悪縁を絶つ』、『邪悪なものの回避』は何度も助けてもらってる私達が一番実感してるし、『後ろ向きな感情を取り払う』─これはシリウスやリゲルがすぐに頷くんじゃないかしら。」

「え?」

「リゲルに聞いたわよ?─迷っている時にマリンちゃんから説教も受けたけど、激励ももらったってね。」

「ああ~シリウスと一緒に何故か陥っていたあの謎の迷い時期のことですか。」

「ふふっ。そうよ。」


そこまで聞いたところで私も呟いた。


「アイド君、私みたいになったりして‥‥」

『‥‥‥』


一同が苦笑いを浮かべたので、私はにっこりと返した。


「私の場合は前世の記憶と神々の加護があればこその強気であり、行動です。─さっきは私みたいに‥とか言いましたが、アイド君は大丈夫ですよ。」

「そうだな。」


そのあと、父様とフレイ兄様が出生届けや公爵家へのお知らせ等を出すこと、報告が届くまではリゲル達と喜びの共有はできないね~などを話したりしたあと、私とディアナ母様は王都の屋敷に戻った。


そして、頃合いを見て私一人で大公家と魔法師団の寮に向かい、ヒスイ兄様夫妻と姉様にそれぞれ甥っ子の名前のお知らせに向かった。もちろん、由来の話もした。


3人も感心した雰囲気が先にきて、マリア姉様が説明してくれたことをリリ姉様達も感じたようで似たような反応が返ってきたのだった。


━数日後。


「マリン!」「マリン姉様!」


朝、学園に到着した私が校舎に向かって歩いていると、後ろから呼ばれた。

振り返るとリゲルとルビアだった。


「おはよう。リゲル、ルビア。」

「おはよう。」「おはようございます!」

「マリン、知らせきたか?」


アイド君のことだ。

昨日ようやく知らせが届いた。

まあ、うちには『この知らせと一緒に公爵家や王家にも知らせを送ったから、読んでる頃には届いているはずだ。』という旨の記載もあったけども。


「うん。男の子だったらしいね。」

「ああ。名前も書いてあったよな?」

「うん。私達の甥っ子の名前は‥」


3人で笑顔を浮かべつつ‥‥


「「「アイド(君)」」」


ちなみに、マリア姉様も元々王家の直系の一人だったが、公爵令嬢の身分からフレイ兄様に嫁いだということで、フェリシアちゃんの時みたいに公表する日にちを決めるとかそんなことはなく、生まれたことを知ってすぐにこうして堂々と話しても問題ないのだ。


その後、合流したシリウス達とも嬉しさをようやく共有できのだった。


アイド君の名前。結構悩みまくりました。

フェリシアちゃんの名前を考えつつ、とりあえず候補だけでも‥‥と考えていた様な気が‥‥


ええ。自覚しておりますよ。

作者はたまに自分で自分の首を意図せず締めてしまうのです。

『こういう話を書きたい』『こういう展開にしたい』と考えながら指を動かしていたら‥‥

おや‥‥? と。

2人の名前を考えることになったのがその一例です。


そして、現実では夏休みに入っているのに、マリン達はまだ入らない。‥‥いつ卒業を書けるのでしょうね‥‥本当に。

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