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転生できたので自由に生きたい  作者: 霜月満月
第7章 世界の歴史とこれから
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200話 入学式

ほぼリオト目線です。

一部マリンサイドがありますが、基本リオト目線です。

今日は入学式。

僕は首席ということで新入生代表挨拶をすることになっている。

先程マリン姉様に聞かせてもらった緊張した時の対処法。

さすが経験者。とても参考になった。


そして入学式が始まり、生徒会の人達が紹介されていく。

生徒会長がアクア兄様。所属している人達の中にマリン姉様や兄上、リゲル兄様、皇太子殿下、ベネト様、リジア様もいた。

‥‥‥‥兄上はともかく、すごい人達だな。


そして

「続きまして、新入生代表1年生首席。リオト・ユラ・セレスティン。」


あ!呼ばれた。行かなきゃ。

うわ~。確かに緊張する~。


そして壇上に上がると。


た、確かに一番緊張する‥‥マリン姉様、ありがとうございます!

えっと‥‥緊張が取れないなら深呼吸‥‥。


(すぅ~‥‥はぁ~‥‥)


で、周りを見渡す‥‥‥あ、マリン姉様‥‥心配そうだな‥‥あ、兄上笑ってる?‥‥父上と母上も‥‥ルビアもか。

‥‥‥確かに味方ばかりでしたね。マリン姉様。


「はじめまして、本年一年生主席となりましたリオト・ユラ・セレスティンです。私は王子ではありますが、教育には王族も貴族も平民もありません。これからの学園生活では家柄に囚われずに友人ができればなと思っております。そして、私を含め新入生はわからないことばかりだと思います。先生、先輩方々、これから色々とお世話になると思いますのでよろしくお願いします。新入生代表、リオト・ユラ・セレスティン。」


い、言えた‥‥。


拍手が送られる中、リオトは一礼して壇上を降りた。


「お疲れ様。リオト。」

「うん。ルビア。緊張した~!」

「そうなの?」

「うん。マリン姉様の言ってた通りだったよ。」

「そう。良かったわ。」


◇◇◇◇◇


「よ、良かった‥‥リオト、大丈夫だった‥‥。」

「マリンが心配してどうする。」

「そうだけど!自分の時を思い出しちゃったんだよ!」

「ねぇ、これ普通反対よね?」

「ああ‥‥。」

「だよな‥‥。」

「リオト、マリンと似た様なこと言ってたな。」

「そうなんですか?会長。」

「ああ。な?リジア。」

「はい。」


◇◇◇◇◇


そして理事長である国王の挨拶で締めくくられた入学式が終わって。

一年Sクラスの教室。

ルビアと二人で教室に入ると、お披露目会で見た顔がちらほらいた。


そして担任の先生が入ってきてまず、それぞれ自己紹介からすることになった。


「先程代表挨拶しましたが、改めて。王国の第二王子のリオト・ユラ・セレスティンです。よければリオトと名前で呼んでもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。」

「次は私ですわね。リコリス公爵家次女のルビア・フォン・リコリスと申します。私もルビアと呼んで頂けると嬉しいですわ。」


そして全員の自己紹介が終わると。


「さて、明日からは選択授業の様子を見に行きます。あと、生徒会に入る方も後々募りますので考えておいてくださいね。」

「先生!」

「はい?」

「生徒会長の他に青い髪の可愛い方がいたと思いますが、あの方が天使様ですか?」

「え?‥‥‥皆さんまで伝わってるんですか‥‥。」

「ということは‥‥?」

「ええ。あの子が天使と呼ばれてる子ですよ。」

『やっぱり!』


マリン姉様‥‥‥有名人ですね。


「リオト殿下!」

「え?は、はい。何でしょう?」

「お兄さんの第一王子殿下と天使様、同じ学年でしたよね?お会いになったことは?」

「勿論ありますよ。僕の姉とマリン姉様の一番上の兄が結婚してますから親戚でもありますし。」

「マリン様というお名前なんですか?」

「え?あ‥‥名前はご存知無かったですか‥‥?」

『はい。』


ごめんなさい!マリン姉様。


「お名前はマリン・フォン・クローバーですよ。」

「クローバーというと辺境伯家ですよね?」

「ええ。そうですよ。」

「皆さん!個人情報を根掘り葉掘り聞くものではありません。聞くなら本人に聞くべきです。」


先生‥‥もう少し早く止めてください‥‥。

あと、本人に聞けはマリン姉様が可哀想なのでやめてください‥‥。


とは口に出して言えなかったが。


「マリン様は三年生だから接点がありません!」


確かに。


「あ、生徒会に入ったら会えますわ!」


やめてあげて!


「駄目ですよ。そんな軽い気持ちで生徒会に入るのは。」


そうですよ!


『え~!』


え~じゃないです!


「はぁ‥‥いいですか?皆さん。マリンさんだけではなく、他の方々も優秀だからこそ選ばれてますし、個人でも努力を怠らない素晴らしい集団なのです。軽い気持ちで入ったら生徒会の方達に迷惑です。マリンさんと話したければ他の方法を考えなさい。」

『は~い‥‥‥。』

「クラスメイトだからって殿下とルビアさんを頼っても駄目ですよ。」

『え~!!』

「え~じゃありません!」

『は~い‥‥。』


ありがとうございます!先生。


先生のお陰でホッとした僕とルビアだった。


200話なのに主人公目線じゃないという‥‥。

切りのいい数字なのに‥‥。

100話の時も書きましたね。そういえば。


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