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転生できたので自由に生きたい  作者: 霜月満月
第5章 帝国編2
105/289

105話 一応午前中ですよ?

そして、朝食後。

私、レグルス、シリウス、リゲルはレグルスの部屋に集まっていた。


ちなみにベネトさんはというと。


「俺は本来殿下の護衛だが、城の中だしマリンが一緒にいるから大丈夫だろ?ちょっと散歩してくるわ!」


と言って去っていったのである。


そして、今の私はというと‥‥リゲルに捕まってます。

宣言通り、朝食前にシリウスにされたことをリゲルも実行してきました。‥‥‥口付けまで。

まだ抱きしめられてます。

‥‥‥‥そろそろ離してくれないかな‥‥


「あの‥‥リゲル。」


「なんだ?」


「そろそろ離さない?」


「え~‥‥」


「名残惜しいだろ?」


「ああ‥‥名残惜しい‥‥」


「「分かる。」」


「ちょっと3人共。変なところで共感しなくていいから。」


「「「え~。」」」


「ほう‥‥?」


「ごめんなさい。離します。」


ようやく離してくれた‥‥


「よろしい。‥‥さて、みんな明日帰る準備できたの?」


「「「ああ。」」」


「じゃあ明日何時に帰るかな‥‥父様達が屋敷にいつ着くかだね。」


「そうだな。‥‥去年はどうだったんだ?」


「えっと‥‥行きはゆっくりだったけど、帰りは行きより1日短縮したぐらい早く帰ったね。」


「何かあったのか?」


「何もないよ?多分屋敷にお留守番の母様達が心配だっただけじゃない?」


「なるほどな。じゃあ明日も昼食まで食べてからここに集合して帰るか?」


「それでいいんじゃないか?」


「ああ。」


「うん。私もそれでいいよ。」


「あっさり決まったな。」


「またやることが無くなったね。」


コンコン


「誰だろ?」


「陛下だよ。レグルス。」


「え?父上?‥‥ど、どうぞ!」


ガチャ


「正解だ。さすがだな。マリン。」


「でしょう?‥‥それで、どうされたんですか?」


「お前達、午後から慰霊碑に行くんだろ?」


「はい。そうですね。」


「俺も行くから。」


「え?陛下もですか?‥‥‥出ていいんですか?」


「ああ。元帥のベリトが不在の間は将軍が代わりをしてるんだがな、その将軍がマリンが一緒なのを条件に許可した。」


「将軍が?‥‥‥‥なんでしょうね、私に対する帝国の人達からのこの異様な信頼感。」


「そりゃ実力を存分に見せたんだ。当然だろ。」


「私、王国の人間なんですけど‥‥?」


「「今は」だろ?レグルスの嫁に来れば帝国の人間だぞ?」


「え!?ち、父上!?」


「なんだ?レグルスもそのつもりなんだろ?期待してるからな。レグルスの嫁がマリンなら大歓迎だからな。」


「‥‥‥‥と、とりあえず話戻しましょうか!私が一緒なだけが条件だったんですか?」


「いや。目立つから全員馬車に乗って移動しろってさ。」


「でしょうね。」


「歩いて行く方が楽しいと思うんだがな‥‥」


「その意見には同意はしますが賛同は出来ませんね。」


「なんでだ?」


「将軍が仰ってたんでしょう?目立つからですよ。特に帝国では陛下、レグルス、ベネトさん。王国でもシリウス達。みんな王家の人達なんですよ?たまに私も忘れてますが、本来国民からしたらなかなか会えない類いの人達なんですよ?注目を集めるに決まってるじゃないですか。」


「そういうもんか?」


この場の全員きょとん顔。


「はぁ‥‥何この自覚のない人達‥‥。はっ!まさか父様と伯父様の時から‥‥?」


「ん?確かに昔、ラルクとレウスが今のマリンみたいな反応してたな。」


「はぁ‥‥父様。お空の伯父様‥‥私、今同じ苦労を抱えてますよ‥‥」


「えっと‥‥‥なんかすまん。」


コンコン


「‥‥今度はベネトさん。」


「そ、そうか。‥‥どうぞ!」


ガチャ


「正解だ。さすがマリン‥‥ってどうした?」


「今父様と伯父様がかつて抱いたであろう苦労を感じてるだけです。」


「は?‥‥と!陛下もいらしたんですね。ちょうど良かったです。」


「ん?なんだ?」


「昼食の用意ができたそうですよ。」


「お、そうか。ありがとな。みんな行くぞ。」


「「「「はい。」」」」「はい‥‥」


そして、昼食後。慰霊碑に向けて出発です。


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