永遠の友情
ともだち。
君と初めて出会った時から運命のようなを感じていたよ。
阿修羅面、笑い!!
君はいつも怒ってばかりで僕の話なんか聞いちゃあくれない。
だけど僕はいつも、いつも君を心配していた。
あの時も、普段は胸の奥にしまってある印刷用のローラーに君の腕を三本巻き込んでしまった時も、君は「むしろ笑え」と僕を勇気づけてくれた。
その後に死んだ超人の腕が生えてきたのでギリギリセーフだったけど本当は痛かったはずだ。
僕にだけは本当のことを言ってくれ、マインフレンズ。
阿修羅面、怒り!!
僕はいつだって心と体がちぐはぐで、すぐにピラミッド、凱旋門になってしまうけど。
君はいつも変わらない。
怒っているか、笑っているか、冷血面かのどちらかだ。
そんな自分らしさを失わないキミの友達であることが僕には誇らしい。
サンシャインマグナム!!
僕の背中ごしにストレートを一発。
今、僕の身体の一部が敵の身体に突き刺さった。
いいぞ、その調子だ。どんどん僕の一部をぶつけてやれ!!
サンシャインマグナム、つるべ打ちだッ!!
やっぱり君はすごいよ。
普通のやつなら少しくらいは躊躇するはずさ。
やっぱりキミは僕の最高のフレンズさ。
いつまでも続くと思った僕たちの友情。
たった一度のすれ違いで僕たちの友情は脆くも崩れ落ちてしまう。
僕の胸にあるキーパーツが抜き取られたんじゃない。
もっと別の理由で僕と君は別れ別れになってしまったんだ。
だけど僕は君を恨んだことなんて一度もない。
だってだって。
僕の胸の奥では今もまだ「打倒!!正義超人!!」の炎は燃え上がっているのだから。
たとえ君が僕たちとは違った道を行こうとしても、僕は君のことを悪く言ったりはしない。
絶対に本当さ。
たとえ君が「ドヘッ!ドヘッ!」という笑い声をあげる身体の真ん中が電子レンジみたいな若造とコンビを組むことになったとしても笑って見送る、僕がいる。
そして君が仮初の若さと決別して、闘志を絶やさぬと誓った時そっと手を握って今度は僕が勇気づけてやるのさ。
悪魔にだって友情はあるのさ、と。