バカ、登校
桜が舞う季節、多くの生徒がこれからの輝いているであろう日々を想像し胸を高鳴らせている中、俺、花形 蓮音はー
「うぉぉぁあ」
ー 1人、家の中で絶望していた。
「はぁ、はぁ、情けねぇ。」
まさか登校日初日から遅刻するとは。
学校の廊下を全力疾走しながら朝の出来事を思い出す。
---- 朝、意外と目覚めは良く7時に起きた。ここはOK。
弁当を作り朝食を食べる。OK
歯磨きをし荷物を確認。OK
最後にトイレに入り便器にハマる…OUTだよね
いや、朝一ならわかるよ?起きてすぐに寝ぼけてならあるけど、結構活動してからのこれ。しかも登校初日。
地獄にでも落ちようか。精神ズタボロになりながらも足掻き、なんとか脱出したものの登校時間に学校につける時間を過ぎていた。
「どうしよう。困った。」
校門の前に貼ってあるクラス表をみて2-Aの教室の前に来たのだが本日2度目のハードクエスト。
初日に遅刻し、遅れて教室に入って来る人の末路は大抵今後、陰キャラになる。ほぼ確実だ。なんとかせねばならないというクエスト。疲れに疲れた頭をフル回転させ打開策を練る。
「……よし。これでいこう。」
覚悟を決めドアに手を掛ける。いくぜ。
ガラッ!
「グッドモーニング!僕は今日からみんなとー」
そこでドアの一番近くの男子生徒と目が合う。一気に緊張してしまい口を噤む。
「………」
「「「……………」」」
教室に静寂が訪れる
なんともいたたまれない空気になり、
ガラガラ、ピシャッ。退場。
落ち着け蓮音。お前はまだ負けてない。だろ?管制塔。
「あぁ、まだだ。まだ負けてない。焦るな。しっかり確実に攻めていこう。」
自己暗示をかけ気持ちを落ち着かせる。
……第二次教室大戦、明るい未来をかけた聖戦へ、いざ
ガラッ!
「ヘイベイビーズ!今日からみんなのクラスメイトに…」
「「「………」」」
ここでさっき目のあった生徒が目配せで教卓を示す。
「?」
その先に目をやると頭皮を多く露わにした頭をプルプルと震わせいるソラマメ - もとい担任であろう男がいた。
始めまして。青山 けいじと申します。
実は小説を書くのが初めてで1文字1文字打ち込むのを震える指でさせてもらってます(汗
初心者なので次の話が出来るまでとても時間がかかってしまうと思うので気長にお待ちいただけたら嬉しいです。
これからも出来る限り、ネタが思いつく限り書いて行きたいと思うのでよろしくお願いします。