二十一章:「人気のない教室で閉じ込められたってまずいよね?」
文化祭が始まる3日前。
準備期間に入り本格的に文化祭の準備が始まった。
勿論僕も劇に向けてフル活動していたよ。
朝から台本の細かい台詞の打ち合わせやら小道具作りの手伝いやら……。
え?言い訳がましく聞こえるって?
べ、別に言い訳じゃないけど?
……ただ、
「人気のない教室で閉じ込められたってまずいよね?」
「……かなりね」
梢さんと共に閉じ込められたのは二人揃ってまずいと思っています(反省)!!
なんでこうなったかと言うと、
この教室で1組リハ
↓
撤退している途中に忘れ物に気付き戻る
↓
見つけるとクラスメイトから逃げていた梢さんが入ってくるけど何故か僕を見て逃げようとする
↓
思わず梢さんの腕を掴む
↓
勢いよく引っ張ってしまい二人とも転ける
↓
転けた衝撃で入り口付近の棚が倒れてドア封鎖
↓
重すぎて動かせない
↓
電話しようにも二人とも教室に置いている
↓
万事休す
さて、悪いのは誰か!
………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………はい、僕です。
梢さんにも現在睨まれております。
言い訳させて貰えるなら咄嗟のことでした。
「申し訳ございません!」
「……馬鹿」
一言呟いてから梢さんはこちらに背を向けて拗ねてしまう。
さて、どうしよっかな……?
思ったより長くなりそうな最終章。
シリアス(?)が続いたのでちょっとギャグを入れました!




