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チョコレートセット
「由衣さんも、なんか歌いますか?」
「わー、このチョコレート美味しい!」
由衣さんは、チョコレートを食べるのに夢中だ。
「ぼ、僕もいただきます!」
「うんうん、たべなー」
フフフ、と由衣さんはおれを見つめてくれる。
おれは、チョコをバクバクと食べた。
「おいしいです」
「ね、おいしいよね」
そうこうしているうちに、退出時間となった。
「今日は本当にありがとう。」
「こちらこそ、ありがとうございました。」
「途中、泣いたりとか、少し恥ずかしい姿を見せちゃったね」
「いやいや、僕の方こそ、告白したりとか、すごくお恥ずかしい姿を……」
「ううん、可愛かったよ!」
「あ、ほんとですか?」
「うん!じゃあね。」
「あ、はい!また!」
由衣さんは電車の時間がぎりぎりだったのか、たたたっと駆け足で進んでいった。
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