第八話かなしみの鎌足
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上官視点
ああ、やっと終わったか
テレパシーで全員に連絡する
『終わったようだぞ』
...イスカとアランに送れん...
まさか...
アランはまだ可能性はある
しかしイスカを殺せるのはあいつだけ...
「マジシャンめ...」
奴は何度やれば気が済むのだ
この手で、とは言わんが奴が死ねば飛んで喜ぶだろう
...もう、仲間を殺されたくはない...
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灯視点
失血で死にかけながらも生き残ったわ
そして何とか帰った
おわっ...空気重すぎワロエナイ
「ああ、灯か」
「言わなければならないことがある」
...すげー嫌な予感が
「...アランとイスカが死んだ」
「そのうえ、フォアが行方不明だ」
...は?
「いやいやいやおかしいですよ」
「あんなに強いイスカさんが死ぬわけ...」
アランとフォアは知らんけど
上官が俺に写真を見せる
その写真に写っていたのは上半身と下半身が切り離され、臓物が飛び出たイスカさんの死体の写真だった
「オえっ」
...最悪だ
「酷なものを見せてしまったな」
「...相手は?」
「僕だよっ!!」
「マジシャン...お前か」
「うん僕が殺した」
開き直りやがって...
「電撃!!」
「反射マジック」
「グハッ...]
「今の君じゃ無理無理www」
クソ...が...
「マジシャン!貴様!」
「僕はここらでさよならー」
「クソっ...」
あ、生きてる、俺...って左腕あるんだけど
「起きたか」
「あ、上官」
「おはようございます」
「イスカの遺品の義手をつけさせてもらった」
成歩堂、理解した
「上官...俺あいつをぶっ殺したいです」
「ああ、俺もだ」
「強くなる方法、知りません?」
まあダメ元だなあ
「じゃあ、ポンペイに行け」
「ポンペイ、ですか」
「ポンペイにいるある男に修行をしてもらえ」
「分かりました、行ってきます」
「がんばれよ」
「...はい」