第七話鬱展開大好きマンの作者おばか
「電撃」
今までとはまるで違う、細く鋭い雷がルミナを襲う
「ぐっ...」
今なら何でもできるような程集中している
...殺す
「灼熱×サイコキネシス〝パイロカッター"」
高速の炎の刃が飛び、ルミナの胴を両断する
「ぐっ...なんちゃって」
ルミナの体が見る見るうちに再生していく
「驚いた?吸血鬼は再生するんだ...よっ!」
言い終わらぬうちに灯の左腕を引きちぎる
「がっ...」
ああ、走馬灯が...
上官が俺にこんなこと教えてくれたっけ
「灯、固有能力の極致について教える」
「〝天衣"という能力の限界をエーテルで無理矢理外す技術だ」
「お前のレベルのエーテル操作能力ならできるかもな」
俺ならできるかも、か
「...〝天衣 宇宙の叡智(A.Aサイキック)"」
「恒星」
灼熱の光がルミナを焼く
「ぐあっ...これなら...大丈夫だな」
「そいじゃ」
霧化し、逃亡した
「ハァ...ハァ」
「うっ...」
そして俺はぶっ倒れた
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イスカ視点
「灯さん大丈夫ですかねぇ」
「君は大丈夫じゃないかもねぇ」
!?
「あなたは...マジシャンさんですね」
「どういうことです?」
「答えは単純」
「僕が君を殺すから♡」
おやまあそう来ましたか
「まあ、あなたならできるでしょうね」
「〝原初の五英雄 マジシャン″さんですもんね」
英雄さんがこんなことするなんて...まったく英雄とはなんなんだって話です
「んじゃ、バイバイ」
「人体切断イリュージョン」
「機織」
布を織ってガード
「さすが、裁縫士イスカさん♪」
「あなたに比べればまだまだです」
「布切鋏」
鋏で襲い掛かる
「消滅マジック」
右手の手首の先から消滅する
「っ...」
「じゃ、もう少し本気出すよ」
「人体切断イリュージョン」
「機織」
防ぎきれず、胴体を真っ二つにされる
「あっ...」
「もういいかな」
「じゃ、ばいばーい」
「...」