第五話やっぱ火力はだいじ
「フォアさん、じゃあ急がないといけませんね」
あ、この人がフォアさんね
...ってやっべえじゃん!
早すぎるだろオイ!!
その時、天井が爆発して人が入ってきた
黒と紫の服のマジシャン風の少年が
「...マジシャン...」
うヒッ...背中がぞわっとした
こえぇぇ...上官の雰囲気が一変した
つか名前まんまじゃん
あれ?もしかして...いやいやいやないないない
「ハロー、上官くん♪」
「...だまれ」
「失礼だなあ...今日は助けに来たのに」
ならいいじゃん
「...勝手にしろ」
上官めっちゃツンツンしてんな
なんかあったんだろうなぁ
...触れないでおいてあげよう
「東西南北に分かれて攻めてくるらしいよ」
ファアさんが超有益な情報くれたわ
「ならば北にイスカと灯、東は私とポテイト、南にアランとフォア、西にマジシャンにいってもらう」
「なんだボッチかぁ...」
「一人ぐらい殺れると思ったのに」
「?今何と言った?最近耳が遠くてな」
「べつに」
オイクソ不穏な事いってたんだけど
まあ...うーん...でぇじょうぶだ
「では、戦争開始だ」
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東 上官視点
まったく、フォアはなぜこうも敵を呼び寄せるのだろうか...
そういっている間に腕が六本の頭のない中学生の様な装いをした宇宙人が現れた
「上官殿、来たぞ...冥王星人だ」
「上級か...厳しいな」
冥王星人は階級で服の色が変わる、判別は容易だ
「さもわん」
相変わらず特殊な鳴き声だ
それでは...
「戦闘開始だ」
「大地の恵み(グラウンド)!!」
地面から根が生え、冥王星人に襲い掛かる
「さもわん」
冥王星人も地面から鉄柱の様なものを出し、根を壊す
その時、ポテイトが頭部にSMGで銃弾を撃ち込む
「さもわん」
...あまり効いていないな
少々人選を間違えたかもしれんな
私の超能力、大地の恵み(グラウンド)はサイコメトリーとテレパシーを〝進化"させ、地球の意思をサイコメトリーで読み取りテレパシーで意思を送る
それにより植物を操作することができる
...正直、火力不足だな
火力を出すには少し体を張らねばな
...死ぬ気はないが、死ぬ気でやってやる