第二十三話この作品も七割方終了だぜ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上官視点
正直、俺はこの三人の中ではぶっちぎりで最弱だ
ただ、ある方法を使えば勝てずとも劣らぬ力を得られる
「ポチさん、俺にやらせていただけないでしょうか」
「灯、ポチさん、ルミナ、すまない」
「死なせて頂く」
地球よ、俺のエーテルの核を捧げる
代わりに、最大限力を分けてくれ
[...よかろう]
[我が唯一の友よ、さらばだ]
地球と友など、俺も出世したな
「大地の恵み(グラウンド) 最終奥義!」
「奇跡は遺伝する(へレディタリー・ネード)!!」
溢れんばかりの力が漲る
奴の顔面に拳を叩きつける
「グオオオオオオオオオオ!!」
奴の巨体が倒れる
「死せよ!」
連撃を叩きこむ
「グアアアアアアアアアアアアア!!!」
「じょ、上官...」
「僕のこの世に二人しかいない無類の友人の最後の戦い、しっかり見届けてやろうぜ」
「上官死ぬの!?」
「また、俺は失うのか?ッ...そんなこと...」
残り24秒、止めまでやれるか?
...全エーテルを注ぎ込んだ一撃で止めを刺す!
「うおおおおお!!」
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
奴の胴体に風穴が空く
「灯...見ていて...くれたか?」
「ッ...絶対に忘れません」
それなら安心だ
そして俺は140年にわたる人生に幕を閉じた
終幕
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
灯視点
「クソっ...こんな時に動けないなんて...」
「灯、やるぞ」
「仇討ちだ」
「まだ...死んでないんですか...」
「でも大分消耗してるっぽい」
「俺も戦うで!」
「フェイドはおとなしくしてろ、俺たちの戦いだ」
「わりいな」
力を振り絞り、立つ
「いくぞ」
「ポチ流武術 飛び渦潮!」
腕がぐちゃぐちゃになる
「ワルプルギス・ブラッディ!」
手首から下が切り落とされる
「電撃!」
いともたやすく振り払われる
「グオオオオオオ!」
巨大な拳が俺たちを襲う
「フン!」
ポチさんが受け止める
「ポチさん!」
「問題ない、ただの致命傷だ」
問題大ありじゃねえか
「大丈夫かい?」
「ルミナ...」
「ルミナは神話では吸血鬼の始祖だったよな?」
「そうだけど」
「俺を...吸血鬼にしてくれ」




