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美人で最強なエルフの性格はいいのだろうか

あ、とっさに隠れちゃった。


というのが本音である。いやね、なんというか気まずいじゃん。


フィヨルドのおかげで少しだけ時間あったけど、さすがにもう眠ってもいいよね。

この身体15歳だよ、もうねむねむだよ。


…というのは置いといて、あの美女二人と会っている所をマーサに見られたくない。

フィヨルドは絶対に自分が嫌な事はしない…という空気を読む精霊なので問題なかったが。


なるほど、気持ちや考え方というのは身体に引っ張られるというのはあるかもしれないな。

ここらへんはラフィに報告すると興味を持ってくれそうだ。


現在、このエクリ村というのは冒険者を目指す登竜門的な場所にあり、発展をしている場所だ。

村にしてはとても人口も多いのでもしかしたら町になるかもしれないと言われている。


しかし、人口的には8000人ぐらいだ。オツベルくんがあまり目立ちたくない気質ではあるのだが、今回やらかしてしまった。


っていうかフレイムテイルの騒動でも目立ったのだ。ここであの二人に絡まれてみろ。

マーサが鬼神の如く詰め寄ってくるに違いない。


うん、今日は宿屋に戻ろう。

明日きちんとマーサにお話して、村を出る準備をして、明後日にあの二人と合流しよう。


よし、そうしよう。



問題としては、この2人、2日も待たないと思う。


いやね、世の中の女性はフィヨルドみたいに話がわかるヤツばかりじゃないんですよね。

このミカとラフィは特に。血を重んじるエルフにおいて実力だけで黙らせて来た女傑だよ…。


エリスがいれば…いや、無理かここで無い物ねだりしても仕方がない。

今は隠形術と呼ばれる気を使う技法で誤魔化しているが、エルフの耳だと違和感を気取られるだろう。

特にミカはヤバイ。身体能力に秀でてるタイプのエルフだから耳とか目が死ぬほどいい。

そしてラフィはここから範囲探索術を使うだろう。

サーチという呪文はそこら辺の岩陰なんて貫通するしなぁ…。

赤外線というわけでもなく、音というわけでもない。サーチは術者が指定する存在を検索するのだ。

高位情報体、アカシックレコードと呼ばれるものがある。それを利用した術だと言われている。


逃れるためには第三者の観測から外れなければいけない。

これをすると第9話にしてクレームをもらう恐れがある。

使っている瞬間に位置情報や感情やらその他諸々を消す必要があるのだ。

多分スペースにして30行ぐらいだから飛ばしてくれよ!































よし!!第三者という謎の存在から姿を消せばサーチは効かない。

これでなんとかなるはず…ってもう一回使う気か!?

ちくしょう!






























あぶねーーーー!!なんて念の入れようだ!

まぁサーチで検索できる範囲は30キロぐらいか。街もサーチ対象だし、これなら…回避できたはず…


「これは…近くで見てますね」

「そうなの?ラフィ」

なんやて!?


「一回目のサーチはキュウと戦った人物をサーチしました」

「へぇ…2回目は?」

「二回目は…サーチに引っかからない、サーチが検索できない部分をサーチしました」

「なるほど~ラフィは頭がいいね!」

あーはいはい。なるほどね!


「そこの岩陰、そこは検索できない…という結果が出ています」

「なら簡単ね!」


「そこに隠れている人!出てこないんだったらぶち抜くわよ!」

ミカが弓を構える。


ああああああ!!!無駄に有能過ぎてめんどくせえ!!!

さて、ミカの弓だったら岩ぐらい簡単にぶち抜くだろう。

転移魔法…は多分無効化されてるな。ディスペルの気配がする。


フィヨルドに戦ってもらう…いや、ミカ相手には分が悪い。フィヨルドさんは基本脳筋には弱いのだ。

ヘカルを呼び戻してもラフィに迎撃されるだろうな。ヘカルは魔法に弱いのだ。


ということで正攻法で行くか、顔を布で隠して…

武器は必要ない。使うのは…ビブラは呼べないから、技を借りよう。

子ぎつねは岩陰にいろよ。始動はこの水爆弾だ!


「何!?水蒸気爆発!?」

「霧が!?」

爆発と同時に突撃だ!


「魔力の霧!探知できない!」

「おまけに気も消してて察知できないわね!耳もキーンとしてるし」

そう、いきなりやられるとびっくりするよね


「風の精霊よ!」

「この霧を抑えて!」

「「!?」」

これはラフィの声真似だ。魔力を乗せた声で真似をすることで精霊を混乱させる。


「なら私の魔力で!」

「気で無理矢理と飛ばせば!」

「それは無理だ」

俺の所持精霊は複数いる。お気に入りでよく使うのがフィヨルドなだけで。

ビブラ…闇の精霊であり、嫌がらせ系の魔法が得意な奴がいる。今回借りるのはこれだ。


「ドレインキッス!」

ミカが気を乗せた蹴りで霧を飛ばしたが、勝負はもうついていた。


ドレインキッス、ビブラの得意技だ。効果は単純。魔力を吸い取る。

魔力が無くなれば人はマナに干渉が出来ない。つまり魔法を使う事ができなくなる。

手の甲から魔力を吸い取った。唇はねぇさすがにねぇ


この技は自身の魔力が少なければ少ないほど吸いやすくなる。

フィヨルドを召喚して、今の魔力の霧で大分削った。魔力を過剰なほどに入れておいたしな。


「ラフィ!」

「ね、姉さん…」

魔力は人が生きるのと関係はないが、急激に無くなると貧血みたいになる。まぁ命にかかわる問題じゃないけどね。


そしてラフィの魔力を使う事でこの2人が来た転移魔法を逆に使う。

魔力の残滓を辿れば逆算は簡単だ。


「明日の夜、この村の酒場で会おう!今は都合が悪いんでね!」


「ちょっと!貴方やっぱりケイ…」


ということで転移させた。なんつーか本当に疲れるからやめよ?本当に。


「んじゃキュウ、ヘカル、帰ろうか…。ああ戻ってきたねフィヨルド」

「ええ…姿は…消してるわ…迷惑…かけたく…ないもの…」


あの2人も話を聞いてくれればこんなことしなくて良かったのにね。

50年なんてエルフにはあっという間なんだろうか、性格もあまり変わってなかったね。

俺は子ぎつね1匹、小さな幽霊1匹、そして消えている精霊と一緒に宿屋に帰った。


キャラばっか増えるな…

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