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NO.1 私が知らない私



  私は、楠本 紗羅(くすもと さら)

 今から丁度二ヶ月前。

  私は突然この星に降り立った。


 様々な色の小さな光がふよふよと地面から湧き立ち、空も満足に見えない程緑の深い森の中でどういう経緯か地面に倒れて居た。状況を知る為に森の中を危険ながらも歩き、やったの思いで辿り付いた丘でやっと私の置かれた状況が分かった。それは、この世界は私が居た世界では無く、とりあえずは此処で生きなければいけないってこと。


 だって地球に月は二つないし、抓った頰はこんなにも痛い。



+++



 ジリリリリ________…

 大きな音で鳴る目覚まし時計。


 でも、地球と違うのは時計の針と数字は付いて居ても、それはスライム状でぷよぷよと動いている。生きては居ないらしいけど、音が鳴ると生きてるみたいに震えるので見てる分には凄く可愛い。

 それを朝の気だるさの混ざった手で軽くプッシュすれば、やっと慣れ始めた朝が始まる。


 この星に来てもう二ヶ月経ったけど、意外と良い感じに慣れて来たと思う。

 最初に森で目が覚めた時は本当に驚いたし、軽くパニックになり掛けたけど…元々本が大好きでファンタジーな世界に憧れがあった私は、こういう状況も悪くないな、と心の何処かで思って、その状況を受け入れるまでの速さは新幹線もビックリな速さだったと思う。


 私が居た森は幸い精霊の森と呼ばれている場所で、危険な生物が住んで居なかったっていうのを後から知った。そこは本当に運がよかった。

 この世界では、 危険な生物(モンスター)が多数存在して居て、其れを倒して生活するギルドという場所まで存在する。そんな中でモンスターが存在しないのは、その精霊の森だけで其処に落ちる確率は本当に少ない。

 その森を抜けてからも意図されたようにトントン拍子で、村人の子供に拾われたり、人の良い日本でも滅多に見られない美男子に拾われたり…運が良過ぎて少し恐ろしくなったくらいだ。


 そして、今、お世話してくれてる同居人は凄く良い人でこの世界の事を甲斐甲斐しく教えてくれる。


 この星は「彩星イース」っていう星らしく、この星の文字は象形文字みたいで全然読めないんだけど、言葉は日本語が主で時々英語が混ざった様な言葉だったから安心して話せた。もしかしたら、異世界に連れて来た神様の“特典”って意味で、補正が付いてて喋れるのかもしれないけど。


 なんて、そんな事あるわけないかぁ。

 だとしたら、なんか死亡フラグとか立ちそうな運の良さじゃない?

 よくある小説の悪女みたいなさ??

 正直、それは絶対嫌だ。死にたくない。

 私は寿命で死にたい!


 私は、そんな都合よく物語を進んでいくお姫様みたいには生活したくなかった。可愛い可愛いとされるのは、嬉しくない訳じゃないけど…なかなか気が引ける。それに、よくある小説だと大体二択の結末しかないじゃん?他の努力系ヒロインに滅される運命を辿るか、逆ハー最強ヒロインになって俺様キングみたいな勝ち組状態になるかさ?


 それも楽しいかもしれないけど、なる様になった先で普通に過ごせる場所がいい。


 逆ハーとかされてみたいけどさ、なんか普通の恋の感覚とか失いそうだし、結局チヤホヤされるのが楽しくなって一人を選べなくなりそうだもん。そうなったら、自分だけ良い想いをしようとする自身を醜く思っちゃうし、人として最低だと思っちゃうから、なんか嫌だなぁ。


 だから、私は普通で良いかなって思う。

 だけど、イケメンに好意を向けられたらそりゃドキドキしちゃうし、ちょっと考えます。

 …だって、女の子だもん★


 悲しいけど、そんな事絶対無いから、こうやって言えるんだけどさ。それにね、何だかんだ運良くここまで助けられて少し嫌な予感はしてる。


 正直な話、良い事が沢山起きるのは嬉しいけどあまりにも出来過ぎてて、それと同じ位の危険が来そうな、そんな予感。でも、予感は予感でしか無いから今日も精一杯生きる事に専念しようと思う。


 話はずれてしまったけど、この世界には魔法って物も存在して居る。魔法って物に携わって本当に驚きの連続しかない。自動で洗濯桶に入って洗われて外に干されに行く洋服とか、コンロもないのに自由自在に炎が現れるキッチンとか、勝手に野菜を切ってくれる包丁とか、面白くて便利な物がいっぱいだった。


 と、まだ頭にモヤが掛かった状態で思い出に耽る私は、急に脳みそをフルに活用したもんだから手がお留守で何も進んでなかった。


 慌てて着替えようとベッドから降りクローゼットに手を掛けた所で、凛としながらもワイルドでハスキーボイスが聞こえた。

 それと同時に銀髪の彼が、勢いよく扉を開けて部屋に入ってくる。



「おいっ!いつまでボーッとしてんだ!飯出来てんだぞ?

時間は守れ、馬鹿たれ!」



 ちょっと、流石にいきなり入ってくるとか、それは流石にモラル無さすぎでしょ!

 ここ、一応うら若き乙女のお部屋ですけど!

 私が着替え始めてたらどうする気だったんだこの人は。



「ごめん、ちょっと考え事しちゃって…今からする所!」

「たくっ、…早く支度して来いよ?」

「うん、分かった。毎朝、ありがとう!」



 呆れた様に溜息を吐いて肩を落とし、軽く笑った彼は、また慌ただしく扉を閉めながら出て行った。そんな高身長の背を見送って、木製のシンプルなクローゼットから普段着として使わせて貰っている彼の子供の頃の洋服を取り出せば、さっさと着替えていく。


 これ以上待たせるのは悪いしね!


 この洋服、地球の服にすっごく似ていて、最初見た時は少し安心した。偶にRPGで露出の多い服装とかあったりするから、そんな服だったらどうしようかと思った覚えがある。少しタイトでぴったりめな生地の黒色の半袖と、小さい頃沢山やんちゃしてたんだろう土の汚れで色褪せた水色のスラックスに、脛まである茶色のブーツでスラックスの裾を靴の中に蔵えば、私と一緒にこの世界に飛ばされてきたヘアゴムでポニーテールに結えば、格好は完成。


 因みに女の子の必需品であるブラジャーはなかったが、それに良く似た胸当てという物はあった!


 厚い布を4〜5枚ほど重ねて作られたブラジャー型の物で、意外としっかりした創りをしている。胸が揺れても痛くない様に魔法が掛けられていて、ほぼブラジャーと言っても過言ではなかったが、なんたって凄いのはフィット感。地球のブラジャーよりフィット感が凄い。運動しても全然揺れないから、胸が大きい人には特にオススメしたい。

 それから、つける時に金具は無いから紐で結ぶのだけど、胸下の紐を背で結ぶと魔法の力でしっかりと固定してくれて尚且つ肩紐も現れる仕様になってる。


 そして、紹介がかなり遅れてしまったけど、さっき突然現れた彼の名前は、スクルド・テイナー。褐色肌に銀髪がよく映える、下町育ち風のワイルドな青年だ。

 普段は、狼の毛みたいに癖がある髪を肩の高さまで下ろしているんだけど、今日は仕事の日だから緩く後ろに掻き上げた様な形のオールバックにして、ハーフアップで結んで居た。ワイルドだけど何処か妖艶さも感じて、スクルドの雰囲気にとても似合ってる。

 切れ長のくっきり二重も、睫毛が長く、まるで人形みたいな瞳を連想させて、スクルドが凄くイケメンだという事が分かる。


 瞳イケメンっているじゃん?本当にそれですよ。


 だけど、悪戯っ子っぽいニヒルさもそこから滲み出してるもんだから、世の女性は絶対に放って置かないだろうと思う。それにね、女性ホイホイみたいな性格なんです。THE・兄貴と言いたくなるくらい面倒見がよくって、…下町のガキ大将って感じ。


 そんな素敵な彼は、私の命の恩人でもあり、お世話になっている同居人でもある。と、少し話が長くなってしまうけど…


 スクルドに出会ったのは、知っての通りの丁度二ヶ月前だった。


 森を抜けた先で出逢った少年達に困ってる事を伝えたら、偶々、村に偵察に来て居たイケメン騎士団部隊の所に連れて行ってくれたのだ。

 だけど、その道中でモンスターに出くわしてしまって、少年達を守ろうと庇った所にスクルドが来てくれて退治してくれたんだけど、私は庇った事によって背中や脚に傷を負ってしまい、出血多量で気を失った。


 守るのに必死だったから、全然覚えてないけどね?


 そして、騎士団部隊の中で唯一治療魔法がスクルドが、一時的な看病をする名目で私を引き取ってくれたのだった。

 この世界で身寄りの無い私は、傷が癒えてからも行く当てがなく困ってたのをスクルドに話したら、とりあえず独り立ち出来るまで転がりこんでも良いということになったのでした。


 それから、身の振り方を考える意味でも異世界から来たって事は、助けてくれた騎士団部隊さん達には話した。流石に危険かなぁ、とも思ったんだけど、そんな悪い人達では無いって関わってみて思ったから、今でも後悔はしてないし、勿論騎士部隊の皆さんも国には報告してない。国に報告すると人体実験に使われちゃったりするかもしれないからって事で、騎士団部隊の人達が誓いの魔法っていうのを使ってくれたのだ。

 騎士団の人達が他人に、私から聞いた異世界の話を喋れなくする禁術魔法らしい。

 詳しいことはよくわからないけど、違う意味でまた命を救って頂きまして、本当、騎士団部隊さん達には頭が上がりません。


 と、まあ、こんな感じで今に至る訳だけど、居候なのに殆どする事がない。夕飯は私が作る位で、それ以外は何にも無くって、地球でやらなきゃいけなかった労力は殆ど魔法で解決してしまう。だから、昼間はエネルギーが有り余ってて寂しい。



「出来る事といえば、街中を探検するくらいだもんなぁ…」



 ふむ、と再び物思いに耽っているとお決まりの様に大きな音を立てて開いた扉。容赦なくぷにぷにな二の腕を掴まれ、驚きと焦りが混濁する。


 やめて、そこは急所よっ?!

 そんな指が食い込むほど掴まないで!



「だから、飯だって何度言えば分かるんだよ!馬鹿たれ!」

「あぁぁぁ、ごめんっ!!」



 か な り ご立腹のスクルドに、二の腕を掴まれたままリビングに引きづられて行く。

 若干食い込む指が、感触を確かめるように動くので涙が出そうになる。


 そこは、運動しても落としきれないから、ぷにぷにしててもしょうがないの!なんて心の中で言い訳をしてみるが、彼に伝わることは無いだろう。


 淡いクリーム色の壁が印象的な廊下を進めば、程なくして、ログハウス感が漂う素敵な家具が置かれたリビングに到着する。


 スクルドに放られる様に椅子に座らされ、綺麗な白いナプキンが乗せられたテーブルに陶器で作られた空の皿に2個のパンが放られるように乗せられる。それを眺めながら、温かなコーンスープの入ったお椀も並べられる。そのどちらからも湯気が上がっており、良い香りが容赦無く私を攻撃するので、体が早く食べたいと言ってお腹を鳴らしてくる。私は唾液を1つ飲み込むと、スクルドの方を向いた。


 こういう時は、まず、作ってくれた事に感謝!



「スクルド、今日も美味しそうな朝食ありがとう!」

「おう、どういたしまして。俺が作ってんだぜ?

美味そうに決まってるだろ?」



 早く食えと促してくるスクルドに甘えて、いただきます!と両手を合わせてから、香り高いパンを手に取って齧り付く。


 口の中いっぱいにバター甘じょっぽさと小麦の芳ばしい旨味が広がって、思わず幸せの溜息が漏れる。


 あぁ…、朝から幸せ…!


 あまりの美味しさに幸せオーラを全開にしていれば、上の方から微かに笑う声が聞こえてスクルドの方に目を向ける。そうすると、何故か頭をわしゃわしゃと撫でられてしまった。

 訳が分からず、スクルドを思わず凝視すれば、その瞳を見てか徐々に笑い始めたスクルドは更に頭を撫でた。


 え、なになに突然。


 食べる手は止めずにパンとコーンスープを交互に食べ進めながら、疑問に首を傾けると、スクルドは頭の上から手を離した。頬杖をつきながらパンを齧り始めたスクルドの顔は何処か満足そうで更に疑問符が私の頭の上に浮かんだ。



「…なんか小動物に餌やってるみたいで…、思わずな?」



 軽く鼻で笑いながら言われた言葉に少しドキリ、としてしまった。地球では、あまり面と向かって言われなかった言葉に何だか恥ずかしさが込み上がる。しかも、彼氏じゃない男に。

 確かに二ヶ月感一緒に生活してる分、普通の状況とは異なるから特別な感情も生まれやすくはあるけど、それにしても距離が近い気もしないし、普通はそんな事しないよね?ね?


 私が日本人だからかな??

 この世界だと普通なの??


 距離感の違いへの疑問と恥ずかしさを隠すように、食べる方へ集中すれば、また上から笑う声が聞こえた。


 …だって、そういうの本当に慣れてないもん!

 それに、慣れたら負けって思ってる!


 更に生まれる恥ずかしさと共に、疑問も深まる。最初、勘違いかと思ってたんだけど、男性が私に向ける態度が何処と無く可笑しいのだ。私が地球に居た頃の彼氏以外の男友達の反応を思い返すと、そこまでLOVE的な好意のある瞳はしてはなかった。


 友達としては勿論仲良しだったけど、どこか妹みたいな目で見られていたり、好意的に触って来たりして来ないのは、今でも忘れない。

 だけど、…この世界に来てから何かと男性のスキンシップが嫌に多いし、何よりあからさまなアプローチも多い気がする。私自身、好意的な瞳を向けられているのに気が付かないほど鈍感ではないつもりだし、何も無いのに自意識過剰に私の事好きでしょ?!って思ってるわけでも無い。


 だって、知らない騎士団の人とかに普通に抱き寄せられて、ナチュラルに口説いてくるって行為…これは気が付かない方がおかしくない?!


 スクルドに限らず、初対面の人にまでその瞳を向けられるって事は、余っ程特別な物がない限り、普通に生きてたらありえないと思うんだ?

 だから、最近思ってしまうのだ。


 逆ハー補正とかいう、

 あの、よくある悪女の特権を得たんじないか?

 と…。


 考えていた事が顔に出ていたのか、スクルドが心配した顔で“メシ、不味かったか?”と聞いてきたので、“それはありえない、絶対に”と全力で首を横に振っといた。そして、スクルドの様子を窺うように覗き込み少し見詰めるとスクルドの瞳は優しげな目元へと変わり、優しげに見つけ返してくるので、焦ったように目を逸らしてしまった。


 なんだかなぁ。

 決して好意的な瞳は嫌な訳じゃないけど、

 …ね?


 補正で好かれたとしても本来の私を見て好いてくれた訳じゃないから、私の中身を見て好いて貰ったって思えないところが嫌なんだよなぁ。勿論、自分に自信がある訳でもないけど、補正で好かれてもその補正が解けた時が凄く怖い。恋って完全に好かれるよりも、その好かれ合うっていう過程をお互いにドキッとする体験で埋めていくのが楽しいもんだと思うからさ。

 それに、こんな事言ったら軽蔑されるかもしれないから此処だけに留めておくけど、男の人ってさ、ちょっとイイなぁって思った子には、単純だから、ちょっとだけ相手が気になる事をしたら、簡単に好きになって貰える部分があると思うんだ。何処で、どう行動したら良いのかとか…相手が何を求めてるのかとかの駆け引きで、そんなのどうとでもなる問題だと、私は思うから…


 だから、正直補正がついてるならそんな補正いらない!と、断言しようじゃないか。

 寧ろ、恋の過程が楽しめなくて邪魔!

 別に好みじゃない男の人達から無差別にアプローチされても、あんまり嬉しくない!


 まだまだ言い足りないことはあるが、一瞬視界が少し暗くなり考えが途切れた。

 数秒後に、対面の席に座ったスクルドの影が掛かったのか…と気が付き、瞳をあげればスクルド何処か訝しげな瞳とかち合う。


 何事か、と考えるのをやめて問えば

 少々、間を置いてからスクルドが口を開く。



「なあ。お前、この前健康診断したろ?」



 そういえば、一ヶ月程前に騎士団の皆様から強制的に受けさせられた。地球の健康診断みたいに裸になるのかと思ったら、ただ肩に手を置いただけで終わったから、逆にそんなんで大丈夫か、と焦った覚えがある。



「…あ、うん、結果来たの?」



 スクルドが重々しく頷いた。

 さっきから突然に何なの、この空気…。

 悪い所でもあったんだろうか、と不安を煽る様な重々しさだ。



「お前、…産まれながらに…、魅了体質(サキュバス)らしいぞ?」



 んん"っ?!!



 思わず手元のスプーンが震える。

 突然の空気感にも耐え難いのに、聞き捨てならない言葉に困惑しか覚えられない。


 そんな生まれながらの能力とか地球になかったから、予想がなかなか出来ないけど、なんとなく想像は出来る。

 魅了体質(サキュバス)ってさ?

 あの、男の人の精気とか吸って生きるエロ魔神みたいな妖怪の事?


 私は訝しげに眉を顰めながら、未だに言いづらそうにしているスクルドに意を決して口を開く。



「それだと、どうなの…?」

「…それはつまり、お前が近くに居るだけで、異性は無条件に発情したり

お前が魅力的に見えて恋に落ちたりするって事だな。

だから、外出る時とかは気をつけろよ?

まあ、俺も男だから気をつけた方がいいけど…な?」



 スクルドは、最後の言葉だけ少し妖艶に片方の口の端をあげて笑いながら言うもんだから、完全に思考も停止した。


 嘘でしょ?

 …つまり、逆ハー補正確定ってことですね?


 衝撃的な事実に頭を抱えた、朝8時50分。





やっと連載開始しました。

色々すっ飛ばしていきなり二ヵ月後からの話で驚かれた方も沢山いらっしゃるでしょう…


そこら辺の話は追々出てくるので、是非楽しみにしていてください!

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