目的さえも忘れ、俺は幼女を愛でることに専念する。
今回、かなりアホな回です。
でも、ブクマは外さないでね? 次回から本気出すから。絶対。
まず。
この目の前の銀髪美幼女が誰なのか、ということよりも、そんなちっぽけなことよりも、もっと明かしておかなければいけない秘密というか、物語なのだけれど、まあ、秘密の物語があった。
あれは何年前だろうか。たまたま、本当にたまたまなのだけれど。マジでたまたまなんだよっ!?
母親の目を盗んで抜け出してラノベを買いに行ったとか、そんなことではなく、本当にマジでたまたま、本屋の目の前を通ったとき。あるものを見た。
まあ別に、そんな『あるもの』とか言って焦らす必要もないのだけれど、それは字数稼ぎとか、そんなものではないのだけれど、やはりここですぐに出してしまうのもどうなのかと思うから、というだけである。
そのあるものは、成人誌コーナーとか、そんなところにあった気がするのだが、なんだか記憶があやふやなんだよなぁ(棒)
タイトルは、『ロリ、大特集っ!』みたいな。
思わず、俺は声に出して言ってしまった。
「いやいや、アウトだろ」
何故、こんなものが本屋にあるのか、そもそも、なんでこんなものが出版されているのか。些か不思議ではあったが、『ま、二次元だからいっか』なんていう適当な結論で、とりあえず読んでみることにした。
「…………」
あとはもう想像できるだろう。
──俺はロリコンになってしまった。
◇◆◇
さて、時間を戻して、この目の前の銀髪美幼女についてふれることにしよう。
「んで──誰?」
いきなり連れて行ってなんて言われても、そもそも、こちらはこの娘のことを知らないし、そもそものそもそも、彼女も俺たちのことを知らないのではないだろうか。
「わからない」
きっぱりと、言った。
自分の名前はわからないし、どこから来たのかも。
自分がいったい誰なのか、それさえわからない彼女に、なおも俺は問う。
「じゃあ、なんで俺たちに連れてってほしいわけ?」
自分の正体も、何にもわからない彼女が、何故俺たちについて行くのか。まあたしかに、幼女が増えるのは大歓迎なのだけれど、さすがに正体不明の幼女もなぁ、と。
「わからない」
なんて。
また、きっぱりと。
変わらぬジト目で、俺たちを見据えながら。
彼女は言った。
それでも、と。彼女は続ける。
「私を連れてってくれたら、きっといい事ある」
きっと。
俺が一番嫌いな言葉であり、そして、俺が信じていた言葉。
『いつかきっと、友達ができる』
なんて、考えていた頃もあった。
きっと。きっと。
そんなのは、結局嘘でしかない。欺瞞である。
だから俺は、俺も、きっぱりと言う。
「わかった、いいよ」
「「………………え?」」
いやいや、聖剣《お前》はまだしも、銀髪美幼女《お前》が驚くのはおかしいだろっ!
◇◆◇
さてさて、話題は戻して、またロリコンの話でもしますか。え? 『お前の話なんてどうでもいいから、さっさと幼女出せっ!』だって?
ハッハッハ、焦るな急かすな甘えるな。幼女の話はまた次回。焦らされるのも、嫌いではないだろう?
そんなわけで幼女ふたりを仲間にしたロリコン変態野郎の俺であったが、しかし、じゃあ何故、赤城南乃花を好きになり、そして、恋人関係となったのか、ということについて話していこうと思う。
結論から言ってしまえば、別に、『幼女しか好きになれないのっ!』なんていう変態野郎という訳でもなく、ただ単に、一般の人よりちょっと違うだけで、普通の男子高校生ならだいたい年齢的には14歳から30歳とかまでなのだろうけれど、俺は6歳から30歳までというだけで、別に、幼女以外でも好きになる、という簡単な話である。
だからもちろん、16歳である南乃花を、好きになってもおかしくないし、むしろ、それが普通なのだから。
いくら俺がロリコンになっても、南乃花への愛は変わらないしねっ!
そんなわけでまあ、俺自身に関する、どうでもいいようでかなり重要な話は終わり。実は、字数稼ぎのためにしていた今までの話なのだけれど、少しはやく終わってしまったようだ。別に、このへんで終わってもそんなに問題はないのだけれど、次回予告、というものでもしておくか。本当にこの通りになるとは限らないけれど。
◇◆◇
次回予告。
迫り来る幼女、襲われる幼女、裸の幼女っ! 幼女幼女幼女の次回、『俺、幼女になります。』乞うご期待!
…………いやいや、する意味がないくらいはやく終わっちまったよ、次回予告……。
一話、かなり変わったと思うので、お読みください!




