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きみと出会わぬ異世界  作者: めあり
第一章 伝わるはずないこの恋を
10/45

突然現れた少女は、光の速さで殺しにくる。

テストおわった〜〜(いろんな意味で)

ということで、これからバンバン更新していくぜっ!(嘘)


 イケメン変態鬼畜野郎と出会い、はや1ヶ月。それなりの体力と腕力もついた。ラジオ体操も第3までできるようになった。


 そして今日は何度目かの実践である。


「お、エルフはっけ〜ん」


 そしていつもの公園である。


「じゃあ、やってみて」


 さぁて、やりますか。


「こい!聖剣!」

「寿命は?」

「2年だ!」

「了解」


 最近このやり取りにも慣れてきた。ちなみに、寿命2年で30分ほどやってくれる。ぼったくりだろ。


「はあぁあぁ!!」


 全速力でエルフに近づく。まだ気づいていない、今がチャンスだ!


「はあぁ!!」


 聖剣を切りつける。しかし、


「避けた!?」


 変態仮面が叫ぶ。でも、残念。


「計画通り!!」


 俺は右足を軸に半回転すると、またエルフに聖剣を切りつける。もちろんエルフはそんなこと予想もしてないので、避けることなどできない。


「これで終わりだぁぁ!!」


 聖剣を持つ手に力を入れる。


 エルフは真っ二つになり、辺りに赤い血が飛び散った。


「すごいじゃないか、まさか1ヶ月でここまで成長するなんて!」


「お褒めのお言葉どうもありがとうございます、師匠〜ま、俺にとってはこんなの朝飯前だけどなっ!」


 俺は誇らしげに胸をはる。


「ま、まあ、そのへんは相変わらずだね」


 苦笑いをしながらそう言う。


「人間、そんなコロコロ変わるわけねぇだろ」


「それもそうだ」


 そんな他愛もない会話をしている時だった。"やつ"は突然現れた。



───チリン



 突如、鈴の音がした。どこか懐かしいような寂しい気分になる音だ。


 音のしたほうを見ると、1人の女の子がいた。歳は俺と同じぐらい、なびいている髪は濃い紫といった感じか。服装は今では全く見ない着物で、腰には…刀?


「お前が…聖剣の…勇者?」


「あ、あぁ、そうだが」


 すると、彼女は見えなくなった。…え?瞬間移動!?


「危ない!!」


 変態仮面がそう叫んだが、遅かった。もう彼女は後ろで刀を振ろうとしていたのだから。


「八重桜」


 技名だろうか。そんな事を言った。避ける暇なんてない。なら、受け止めるまでだ!


 俺が聖剣を振ろうとした瞬間、


「は〜い、時間切れ〜」


「は?」


 どうやら30分たったらしい。聖剣は人間の姿に戻ってしまった。え、どうすんのこれ?


 刀はもう俺にあたる。こんな所で死ぬのか、俺?


 そう思っていたが、死ぬことはなかった。変態仮面が守ってくれたから。


「ありがとう!変態仮面!」


「どうってことねぇy…変態仮面!?」


 今頃かよ。なに?認めてないの?自分が変態だってこと認めてないの?


「邪魔者は…殺す…聖剣の…勇者も…殺す!」


「「あ」」


 彼は切りつけられた。飛び散る血。それは俺がさっきエルフを殺したときに出た血とはまた違い、とても直視できるものではなかった。

 そして彼は吹っ飛ぶ。衝撃でヘルメットもはずれた。




 ………え?





「ゆ、悠莉…?」


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