突然現れた少女は、光の速さで殺しにくる。
テストおわった〜〜(いろんな意味で)
ということで、これからバンバン更新していくぜっ!(嘘)
イケメン変態鬼畜野郎と出会い、はや1ヶ月。それなりの体力と腕力もついた。ラジオ体操も第3までできるようになった。
そして今日は何度目かの実践である。
「お、エルフはっけ〜ん」
そしていつもの公園である。
「じゃあ、やってみて」
さぁて、やりますか。
「こい!聖剣!」
「寿命は?」
「2年だ!」
「了解」
最近このやり取りにも慣れてきた。ちなみに、寿命2年で30分ほどやってくれる。ぼったくりだろ。
「はあぁあぁ!!」
全速力でエルフに近づく。まだ気づいていない、今がチャンスだ!
「はあぁ!!」
聖剣を切りつける。しかし、
「避けた!?」
変態仮面が叫ぶ。でも、残念。
「計画通り!!」
俺は右足を軸に半回転すると、またエルフに聖剣を切りつける。もちろんエルフはそんなこと予想もしてないので、避けることなどできない。
「これで終わりだぁぁ!!」
聖剣を持つ手に力を入れる。
エルフは真っ二つになり、辺りに赤い血が飛び散った。
「すごいじゃないか、まさか1ヶ月でここまで成長するなんて!」
「お褒めのお言葉どうもありがとうございます、師匠〜ま、俺にとってはこんなの朝飯前だけどなっ!」
俺は誇らしげに胸をはる。
「ま、まあ、そのへんは相変わらずだね」
苦笑いをしながらそう言う。
「人間、そんなコロコロ変わるわけねぇだろ」
「それもそうだ」
そんな他愛もない会話をしている時だった。"やつ"は突然現れた。
───チリン
突如、鈴の音がした。どこか懐かしいような寂しい気分になる音だ。
音のしたほうを見ると、1人の女の子がいた。歳は俺と同じぐらい、なびいている髪は濃い紫といった感じか。服装は今では全く見ない着物で、腰には…刀?
「お前が…聖剣の…勇者?」
「あ、あぁ、そうだが」
すると、彼女は見えなくなった。…え?瞬間移動!?
「危ない!!」
変態仮面がそう叫んだが、遅かった。もう彼女は後ろで刀を振ろうとしていたのだから。
「八重桜」
技名だろうか。そんな事を言った。避ける暇なんてない。なら、受け止めるまでだ!
俺が聖剣を振ろうとした瞬間、
「は〜い、時間切れ〜」
「は?」
どうやら30分たったらしい。聖剣は人間の姿に戻ってしまった。え、どうすんのこれ?
刀はもう俺にあたる。こんな所で死ぬのか、俺?
そう思っていたが、死ぬことはなかった。変態仮面が守ってくれたから。
「ありがとう!変態仮面!」
「どうってことねぇy…変態仮面!?」
今頃かよ。なに?認めてないの?自分が変態だってこと認めてないの?
「邪魔者は…殺す…聖剣の…勇者も…殺す!」
「「あ」」
彼は切りつけられた。飛び散る血。それは俺がさっきエルフを殺したときに出た血とはまた違い、とても直視できるものではなかった。
そして彼は吹っ飛ぶ。衝撃でヘルメットもはずれた。
………え?
「ゆ、悠莉…?」




