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瑞穂草子  作者: 長谷川
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序.はじまりはじまり

 昔々あるところに、始末屋と呼ばれる者たちがいた。

 いわゆる、乱波らっぱとか透波すっぱとか、しのびとか呼ばれていた者たちのことである。

 彼らは瑞穂の闇に生き、闇に消え、諜報、暗殺、偸盗、誘拐と、とかく人の生き血を啜るような所業を繰り返していた。


 さて、ところでこれは、そんな始末屋を中途で挫折した男の噺である。

 男の名は吉村きちむら七兵衛しちべえ。かつて始末屋の世にその悪名を轟かせた男であったが、今は瑞穂国みずほのくにの諸国を旅し、自由気ままなよろず屋業を営んでいた。


 その売り文句はただ一つ。


「あなたの不幸、引き取ります」


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