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マゾいゲームの進め方

そろ~っと亜空間から自分の部屋に戻ってくる。

部屋の中を見渡して誰もいない事を確認する。

「うん、大丈夫だれもいないな」

亜空間の国の事はまだ秘密にしている。

何かあった時に最悪逃げ込める場所としておきたいからね。

さて、そろそろこのアヴァロンでの活動を進めていかないといけない。

後5年後に襲来する化け物に対抗する為だ、一応転生したとはいえ

今の俺には優しい家族がいる。

その家族はゲームの史実通り化け物が襲来すると、国を守る為に戦いに赴き

次々に戦死していくからだ。

今エスタークで一般的に使用されているロボット兵器「アーク」では

襲来する「ティターン」とまともに戦える戦力では無いって設定なんだよね。

その結果第1王女であるアイリス姉さまを除き王族は全員死亡してしまうってストーリーだった。

まぁもちろん第4皇子である俺も史実では死ぬ予定だったりするので

呑気になんてしてられない。


まずこれからの目標を整理しよう。


①このアヴァロン世界で自由に使える資金をなんとかする。

②巨大な怪物「ティターン」に対抗する為に「ギガント」を手に入れる

③俺のスキル「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」がアヴァロン世界で何かできるかの検証を行う。

④アヴァロン世界のスキルを入手する。

⑤こちらの世界での人材の確保


とりあえずの目標はこんな所かな


まず①資金を自由に使える様にする為の目途なのだがすでに手は打ってある。

以前に試しで何人かの武将キャラをこっちで召喚したんだ。

こっちの世界でも召喚はふつうに成功した。

そしてお母さまに頼みこんで俺専属の商会を作って欲しいとお願いした。

結果、商工ギルドに「クロード商会」という商会を登録してもらえたので

数名の武将キャラに「クロード商会」を運営してもらっている。

お母さまから「クロード君、よく商人に知合いがいたわね」って言われたが。

「街に出たときにいろいろと助けてくれた人たちなんだ」と母親には紹介しておいた。

今のところクロード商会のメンバーには食料を販売してもらって、この世界の貨幣を入手してもらっている。

まぁその食料も「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」の能力によって

亜空間で作成された食料とゲーム時代にため込んだ食料を販売している。

ゲーム時代、俺は課金しまくっており「資源枠拡大MAX」はもちろん「建築WAIT」、「生産WAIT」を課金でキャンセルしまくっていた。

そのせいで食料の備蓄が最大値である「999,999,999」となっていた。

単位は何かって?

「グランドリッター・セブンズソード」は戦略ゲームであったので一人の兵士が1月に消費する食料が1であった。

それなので普通は1単位は1「食」だと思いがちだったのだが1「月/食」って事だったんだ。

だから1月/食=30日×3食=90食ということになる。

ゲーム時代の食料は9億人が1月食べていけるだけの食料を保持していることになる。

多すぎだろ。

又ゲーム機能実現能力だけあって、この食料は腐らないようになっている。

いや正確にはゲームを実現させる為に亜空間にある食料倉庫は時間が停止している。

この中に入れておけば全く腐らないのである。

しかもゲーム時代同様、メニュー画面から武将キャラに食料をセットさせてやれば、食料が届けられる

その為、いちいち俺が食料を運ぶなんて手間がいらなかったりするので超楽ちんなのである。

といことで資金源獲得はクロード商会メンバーに当分はまかせる事になりそうだ。


つぎに②「ギガント」の入手方法についてだ、これもある程度目途がついている。

ゲーム「ギガント・アームズ」では人類は「ティターン」に殲滅され、地上の住む場所を追いやられ

古代の遺跡に逃げる事になる。

そこで発見された「ギガント」を使用し人類は反撃を開始する・・・って流れなので

人類が逃げることになる遺跡の「ギガント」は、極力使用したくない。

何かあった時の為の保険においておきたい。


俺が狙っているギガントは「オリジナルギガント」と呼ばれる「ギガント」だ。

古代文明人の先祖は、他の星からやって来たらしくその名残が世界各地に残る「空中都市」だ

地上からたまに観測されるのだが、現状誰もたどり着いた事がない。

ゲーム中盤にこの空中都市は「ティターン」の巣として活用されてしまうのだが、「ティターン」には

ロボットを動かす技術なんて物がなく、空中都市攻略が成功した暁にプレイヤー達がこの

「空中都市」にある「オリジナルギガント」を手に入れる事になる。

このオリジナルギガントがロボット物、アニメの主役機的なぐらい馬鹿げた性能を誇っており

ゲーム中では「オリジナルギガント」を入手できないと基本的には人類滅亡まっしぐらであった。

とりあえず、この空中都市にティターンが来るまでに潜入し「オリジナルギガント」を入手しようと考えている。

亜空間にいる仲間の中には天使である「聖天騎士リネット」とその兵士「天使兵」の部隊もいるのでなんとかできると考えている。

とりあえず「ギガント」の入手は今の所こんな感じに想定している。


③の「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」だがこれに関してはいろいろ試してみるしかないと思っている。

今の所、試してみて以下の様な感じだ

・キャラクター召喚、アイテム召喚はふつうにできる。

・部隊編成による兵士の補充はアヴァロン世界ではできないが亜空間でなら出来る。

又兵士を補充しない部隊編成のみはアヴァロン世界でも実施出来る。

・「グランドリッター・セブンズソード」の魔法はアヴァロンでも使用できる。

・進軍コマンドで部隊をどこにでも転送できる。

・兵糧をメニューコマンドで配布すればアヴァロン世界だろうが亜空間だろうが配られる。

・アイテムもキャラクターもゲームで使用出来た「スキル」や「効能」はアヴァロン世界でも同様に効果を発揮する。

とまぁこんな感じで部隊編成による兵士補充以外はゲーム同様の事がアヴァロン世界で行える事がわかっている。

兵士補充に関しては、支配権の問題なんかあるのかもしれない。

ゲーム時代でも敵領土では兵士補充ができないので一度自分の領土に戻し兵士を補充していたので

そこの所の制約がかかっているのかもしれない。

イコール自分の領土ならば実施できるのかな?、一度「空中都市」を入手した後に試してみたいものである。


④アヴァロン世界のスキルの入手に関してだが、「グランドリッター・セブンズソード」の世界と「ギガント・アームズ」の世界では

スキルや魔法が全くもって違っている。

でもって俺は「ギガント・アームズ」の世界であるアヴァロンの住人だ、基本的に持っているステータスはスキルなんかは

アヴァロン世界のステータスでありスキルである。

今の俺のスキルは以下となっている。

「ステータスオープン!!」

おれがそう呟くと目の前にステータスボードが表示される。

これはエーテリック技術とホログラフ技術を応用したエーテルディスプレイという技術らしい。

なんでも能力を視覚化することができるが

プライバシー情報なので能力の秘匿も可能とのこと。

俺の能力は以下となっている


名前:クロード・ル・エスターク

LV:4

性別:男

運動:4(+150)

体格:3(+97)

感知:4(+103)

知性:10(+90)

意思:10(+83)

共感:2(+40)


スキル:

エスターク流剣術:LV3

エスターク語:LV2

料理:LV2

ダンス:LV2


固有スキル:

「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」



こんなかんじだ

ちなみに一般人は20歳になるまでだいたい能力値と年齢が比例する形で伸びるらしい。

それなので大体の人の能力が15~25ぐらいだ、才能ある人なんかでその倍ぐらいまでは伸びるらしい

でもって俺は能力値にカッコ内の数字を足したのが本当の俺の能力値である。

なんで、こんなに差があるんだって?

それは前回説明した通り「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」のせいである。

俺には部下の能力値のなかで一番高い値が補正として適用される、その為、俺の能力値に補正が入っているみたいだ。

根本的にロボットに乗って戦う「ギガント・アームズ」の世界と、生身で戦う「グランドリッター・セブンズソード」身体能力だけで言えば

圧倒的に「グランドリッター・セブンズソード」に軍配があがるだろう。

まぁ「ギガント」持ち出されたら、生身の能力なんて意味ないんだろうけどね・・・・

とりあえず、この世界の人間とあまりに差がある事に気づき秘匿情報として書き換えを行いほかの人には固有能力とカッコの数字が見えないようにしている。


とりあえず何が言いたいかというと「ギガント・アームズ」のスキルと「グランドリッター・セブンズソード」は能力値を含め、魔法、スキルが別となっている

まぁ別のゲームなんだから当たり前といえば当たり前なんだが

とりあえず、このアヴァロン世界で頑張れば「ギガント・アームズ」のスキルは取得可能となる。

おれの持っている「エスターク流剣術:LV3」のスキルは俺が生まれてから努力して取得したスキルだ。

逆に「グランドリッター・セブンズソード」のスキルは俺はふつうには取得できない。

元々「グランドリッター・セブンズソード」の領主に能力値がなかった為である。

領主決闘イベントの都合上、部下の能力値の一番高い能力と、部下の持っているスキル、魔法が使えるシステムになっている為だ

その為、亜空間でもアヴァロンで「グランドリッター・セブンズソード」のスキルの取得を行ったのだが結果無理でした。

でも面白い事に低レベルの武将キャラを召喚して亜空間で剣の修練をさせたら剣のスキルを入手したし。

アヴァロン世界で試しに俺が剣を教えたら、「エスターク流剣術」を取得していた。

つまりは武将キャラは両方のゲームのスキルを覚える事が出来るみたいなんだ。

とりあえずアヴァロン世界のスキルは俺も取得できるみたいだから、日々の習い事に励んでいます。


そして最後の⑤こちらで使える人材の募集だ。

基本的には武将ユニットが使えるので、通常の人材は事たりるのだが。

「ギガント」関連やアヴァロン世界での技術関連に関しては、全くもって繋がりがありません。

よって空中都市で「ギガント」を手に入れたとしても、修理の必要があったりしたら。

全くもってなんともなりません。

その為、この方面の人材をなんとしてでも集める必要があるのである。


とりあえず直近の目標を挙げてみたがやること多いよね。

5年以内にやり遂げる為には普通の手段じゃなんともならないと思うよね。

それなので俺裏技使っちゃいます。

まぁぶっちゃけていうと宗教の力を借りようと思います。

俺前世では結構設定オタクであったのでゲームの設定資料とか結構買って読んでました。

この世界の一大宗教であるミリア教の信仰者は22億人とすごい人員を誇っている

そしてミリア教のシンボルは「法王」と「12長老」と呼ばれる人員を中心に運営され、ルーン聖教国という

国家を樹立している。

現在の法王は設定的に、裏表のある人だったのでこの人との接触は「ティターン」が現れるまではあんまりしたくない。

その代わりに「12長老」の中の一人である「聖癒のエリス」様は、信心深く信頼できる人物って設定だったはず。

そして何より人を救う事に人生をささげているエルフさんらしいので俺はこの人に接触しようと考えている。

基本的にアヴァロン世界に天使はいないので、天使である「聖天騎士リネット」を伴いこの人に

会い、神託により人類を救う為に力を貸して欲しいと相談すれば、最低でも多少の支援は受けれるんじゃないかと思っている。

うまくいくといいんだけどね。


とりあえず直近の目標はこんな感じで行動してみましょうか。


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