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使えないチートの使い方

こうして俺はグランドリッター・セブンズソードの世界エルテシアに転生され・・・・

なかったのである。

「なんでやねん!!ここエルテシアちゃうやん!!」

おもわず関西弁でツッコンでみた。


俺は確かに転生した、今の俺の年齢は4歳、記憶がもどったのは

3歳ぐらいの頃なのだが言葉がわからない状態だったので

必死にこの世界の言葉を勉強した。

コミュニケーションが出来るようになるまで、結構つらかった。


一応3歳以前の記憶をもっておりカタコトで多少はしゃべれたんだが、

ちゃんとした言葉で喋れるようになるまで隠れて勉強したもんだ。


それはさておき今俺はどうなっているかというと、

ゲーム「ギガント・アームズ」の世界アヴァロンに生を受けた。

「なんでやねん!!」

それに気づいた時にもついつい突っ込んでしまった。


転生したのは騎士の国エスターク国の第4皇子として、

うんカッコイイ設定だね、俺頑張るよ!!。


一応正妻の子として生まれたが、所詮第4皇子

王位承継なんて考えてはいない。


それどころかもっと重大な事がある。

そう俺はこの国の未来を知っている。

何故かって?「ギガント・アームズ」のゲームを遊んでいたことが

あるからに決まっている。

後5年もすれば第3衛星「アルテミス」から化物が降ってくる、

「ティターン」と呼ばれる巨大な化物だ。

このエイリアンは様々な種の巨大生命体郡だ、

ゲームの設定ではティターンの行動は「生殖期」→「侵略期」

の繰り返しを行っており、一定以上の個体が増えるまでは攻めてこないが

個体数が一定数に達すると怒涛の様に人類圏に襲いかかってくる。


そしてこの国は、いやこのアヴァロンのほとんどの国は滅亡への道を進み始める。


まぁそんなかんじのゲームだ、「人類絶対絶命!!」が売りで

滅亡ENDにすぐ進む難易度ハードなゲームだったのを記憶している・・・・・・・。


確か後5年後ぐらいから開始して役10年戦乱が続き

それまでの戦果によりエンディングが決まってくるそんな感じなゲームだ

ネットゲームで1ヶ月単位で10年という時間が進み最後までいくとエンディング

が決定し、次のサイクルが繰り返される。

1年程やっていたけど、最初の6ヶ月は滅亡エンディングばっかだった。


あの時はプレイヤーとチャットで協議を行い

開発目標の分担、戦略のマイルストーン決め、参加者の勧誘、

敵に有効な兵器の調査、各NPC国との調整、イベント管理、

敵個体数が一定にならないように討伐作戦の結構

等など色々手をつくしてやっと達成できた。


ってヤバイじゃん!!

この世界プレイヤー俺以外にいるの?

かなりハードな予感がする。


そういえば駄女神からは一度だけ連絡があった。

俺を転生させるタイミングに合わせて、邪神からの妨害を受けたそうだ。

そのせいで俺はアヴァロン世界に転生してしまったという事を聞いた、

なんとか再度転生させようと駄女神はがんばっているそうだが


現在この世界が、外界からの影響を受け付けない状況になっているらしい、

駄女神いわく、その世界の問題を解決すれば影響を受付るようになるとの事


すなわち「人類絶対絶命!!」になるのをなんとかしないと駄目なそうだ

頑張れ俺!!負けるな俺!!やばいぜ俺!!

という事で王位承継なんて問題は考える暇なんてない!!


一応おれはチート持ちとして生まれて来てはいる。

しかし俺の持っているチート能力は「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」

を取得している。

これは俺が駄女神様にゲーム内と同じ事を再現できるように

お願いして手に入れたチート能力だ。


そう剣と魔法の世界グランドリッターでできた事が実現できちゃう、

結構夢が広がりまくリングな能力だが。

この「ギガント・アームズ」の世界アヴァロンにおいて

どれだけ役に立つかが疑問になってくる。


この世界は元の日本よりも文明レベルが発達しているしているのである。

なぜならこのゲームは剣と魔法を使用し巨大ロボットに搭乗して戦う

そんなゲームの世界だから!!


男としては夢広がりまくりなんだけどね。


このゲームの設定に2億年前に「ティターン」と戦いこれを、衛星「アルテミス」に封印する事に成功した

「ミレニアム」という古代文明があった。

その文明の遺跡が世界のあちこちでちらほら発見されており、

その遺跡からの出土品を劣化コピーすることで、文明が強制的に進み

現在の文明まで発達している。

そうこの世界では古代遺跡=新たな技術力なんて感じの扱いとなっている

という事で現在、考古学者なんて仕事をしている人たちは超エリートだ。


但しそういう背景もあるせいか、コピーすることが前提で文明が発達してきた

そのせいで、未だに騎士の国なんて封建制度の国が普通にある。


現代の知識的な感覚がある俺からするとなんかチグハグな感じを受けてしまうがそれはおいておこう。

要は後5年以内になんとかしないと、この国は滅びてしまうこと確定なんですよね。

なので俺これから頑張ります、応援よろしくね。


さてそろそろ行動ポイントが貯まるからスキル使用しなくっちゃな。

俺は「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」のスキルを使用する。


このスキルは先に説明した通りゲーム内で出来た事を再現することが出来る。

「グランドリッター・セブンズソード」は剣と魔法の世界で国を成長させ

魔物の軍勢と自軍の軍勢を戦わせ自軍を勝利に導くそんなゲームであった。

そしてゲーム内で出来た事を実現できるスキルは、この世界に飛ばされても使用出来るようだ。

いや正確には使用できるように世界が改変されている感じだ。

そのせいか俺が出入り出来る亜空間の中に俺の国である「クロード国」ってのが存在している。

駄女神様こんな亜空間の世界を作れるぐらいハイスペックだったんだねと、当初は驚いたもんだ。

さて「クロード」国に移動するか。

周辺に誰もいないことを確認し

「亜空間転移!!」

とさけび亜空間に移動する。

「お待ちしておりました、クロード様」

「大将!!まってたぜ!!」

そう声をかけれきたのは天使の姿の女性だユニークレアのユニットである「聖騎士リネット」と

和風鎧を着込んだ「サムライマスターミフネ」だ。

「いつも済まないね、未だ4歳な俺は何もできないから

こっちの事はリネット達にまかせっきりになってしまうね、」

「クロード様にそう言っていただき光栄の至りです、

この身も心もリネットはクロード様だけのものです、

何なりとお言いつけください。」


う~んゲーム内で一人しかモテないユニークレアなリネットは

ちょっと行き過ぎた忠誠心を持っている。

俺の言葉を疑うことを知らない感じだ。

能力的には俺の手持ちの武将の中でも最高クラスであり、

絶対に裏切らない(ゲーム中で忠誠心が常に100%だったしね)

状態となっており、だからこそこの亜空間の国である「クロード国」を彼女にまかせている。


「まぁその分好きにやらせてもらっているさ」

こっちはサムライマスターミフネ、イベントで入手したサムライユニットだが

すべての能力が平均以上のイベントでは珍しい優良ユニット、なんでも出来るキャラクターだ


「そのおかげでこのクロード国はまわっているんだ、感謝にたえないね。」

「う~ん未だに4歳児の大将にそんなふうに感謝されるのに慣れれえぜ」

「まぁ実際この場面を知らない人が見たら滑稽に映るからねそれはしかたないよ」

「さてクロード様がこちらにこられましたので、この国の状況の報告をさせて頂いてよろしいでしょうか?」

リネットは統計資料を印刷し始める、このクロード国は剣と魔法の世界ベースの国だけど

俺がエスタークから持ってきたPC等があり一部近未来化している。

「ああ頼むよ、あとそれから前にガチャで手に入れたミスリル鉱山を

そろそろ使用しようと思うけど問題ない?」


「はい、エスタークでの資金確保の為にも、現金化出来るそうな物品の確保は

クロード様の今後の活動の為にも、最重要課題ですからね」


「そうなんだよね、そろそろこっちの人員も俺の手駒として向こうで活躍して欲しいし、

その為にも資金確保は重要な問題だ。

それにBADENDを迎えないため為にもそろそろ、遺跡めぐりを始めて

ギガントを入手しないと駄目だしね。

なんてったってプレイヤーがいっぱい集めてもあのマゾバランスだったからね。

そこはなんとかしなきゃ駄目だよね」


さてではアイテムカードを使用しますか。

「ストレージオープン!!アイテムカード使用!!カード名『ミスリル鉱山』!!」

そうさけぶと俺の体の中から一つのカードが飛び出してくる。

まばゆいばかりの光が輝き、其の後にカードが窓から北西の方角に飛んでいく

しばらくしてから地揺れが発生する。

ゴゴゴゴゴゴッ!!

窓から北西の方角を覗くと平野部だった場所が隆起を始め、小さな山が形成される。

相変わらず凄い効果だ・・・・

「リネット明日移行に北西の方角に山師を派遣してくれ!!

ミスリル鉱山が見つかるはずだ!!」

こくりとリネットがうなずく

「さすがですクロード様の神秘のお力、惚れ惚れしてしまいます。」

「後は領土に発生している魔物対策だが、大将直々に指揮をとってけちらせてみるか?」

「う~ん俺としては参加したいんだが、これでも一応第4とはいえ皇子様だからね、

なかなか時間がとれない

学問の習得、兵法の習得、ダンスに茶会、小さなものだとスポーツの観戦から、

記念行事、式典の出席、なかなか首が回らない状況さ、

レベルをあげようにも俺にはステータスが無い状態だしね」


そう俺にはステータスがない、いや正確にいうと

「グランドリッター・セブンズソード」はプレイヤーにステータスが無い、

基本は部隊を編成して戦闘するシステムであった為、

能力は基本的に部下だけがある状態のゲームであった。

ただ一度だけあったイベント「領主の決闘」イベント時でPVPがあったのだが

その時のルールで各プレイヤーのステータスは部下の一番能力の高いものを

引き継ぐってシステムであった。

その為、ゲームスキルにひっぱられて部下のうちの一番能力の高いものに

各能力が調整されている、

その為、アヴァロン世界のステータスを俺は持っているのだが

「ゲーム機能実現能力:グランドリッター・セブンズソード」

により部下達のなかで一番強い者に能力の調整が入ってしまう。


よって俺を鍛えるのは無駄な事になってしまう。

以前にステータスを確認してもらったときは

アヴァロン世界の一般的な普通のステータスが表示されていた。

その為、剣の先生に教えを請うときはいつも先生に

「皇子は能力以上の才能を感じます」と言われてしまう。


文明の発達した「アヴァロン」世界の住人に比べ、

未だ発展途上である「グランドリッター・セブンズソード」世界の住人の方が

能力が高い傾向がある。

知識という意味では確かに文明が進んでいる方が有利なのだが

魔法という概念においては「グランドリッター・セブンズソード」の方が発展している

そのおかげか、表示される能力以上に俺は優秀らしい。


俺の優秀さに感づいた第2皇子派の貴族から何度も暗殺されそうになったのは

嫌な思い出だ、そして4歳児に撃退される暗殺者達、

そして暴かれる黒幕達、さすがの俺も命狙われたら殺るしかない

俺は王座なんかよりも、世界の平和欲しいのにね、分かってほしいものである。


「まぁ大将も向こうの世界ではいろいろ苦労があるんだな」

「苦労だらけさ、だからこそ、後で嘆かないように、今のうちに行動行動っと」

「報告にも目を通したし、後は本日のガチャでもひくか、

メニューオープン、ガチャ実施!!」

俺がそう叫ぶと目の前に駄女神に似た天使の映像が現れる。

その手からカードが出現し、カードを残し映像が消えていく。

こういう見た目はゲームそのまんまのエフェクトだ

そしてカードが確定される


「UC 魔法書:トンネル」


アンコモンのカードか・・・・でもこれは役にたちそうなカードだな、

魔力しだいではどんな深さのトンネルでもつくれたはず・・・

これを利用すれば「ギガントアームズ」の世界で後半にしか発見できない

遺跡への侵入できそうだね、まだこの時期は「ティターン」も落ちてきてないし。

運がよければ、物語後半入手の技術で作られたギガントが入手できるかも・・・

これはいいものだ!!なんだかツボをつまはじきしたくなるね。


なのでこの魔法は魔力の高い武将に覚えさせる


よっしSSRの魔道士を召喚するか


「ストレージオープン!!キャラクター一覧表示!!」


そういうと今までガチャで当てたキャラクターの一覧が表示される。

えっと、普段はメイドとして身の回りに仕えてもらおうと思うから

オッサンとかは除外で美人系より可愛い系のキャラがいいよな・・・・

「SSR魔法メイド少女アネット」この子にしようか

ゲーム時に所持していたキャラクターカードはすべて所持していたおかげで、

現状部下の人材は豊富な状態だ

ゲーム時は廃課金でフルコンプを狙うが如く勢いで、

リアルマネーを溶かして嘆いていただけに

こうしてリアル召喚ができる用になって俺の心は救われた気分になってくる。


「武将キャラクター召喚『SSR魔法メイド少女アネット』!!」


足元に召喚陣が現れひとりの少女が召喚される

メイド姿の衣装を身に纏った少女だ彼女の頭にあるカチューシャは

実は伝説級と呼ばれるアイテムで魔力ブースター機能を有している

確か魔力のみ4倍までブーストできるみたいな性能だったはずだ、

だから彼女を召喚した。

これで遺跡探査が進めばいいよね。


「クロード様久々のお呼び出しありがとうございますね、

魔法メイド少女アネットここに推参でございましゅ・・・・」

「最噛んだね・・・・」

「はい噛んでますね・・・・」

「カミカミだな」

「うえ~ん久しぶりで緊張しちゃったんでございます~」

「ご苦労さま、アネットゲーム内での滅龍討伐作戦以来だから、

こっちの世界では始めましてだね、これからもその可愛い笑顔で頑張ってちょうだいね」

「(/////)そんなカワイイだなんて・・・ご主人様小さくなってから、

お口が上手くなりましたね。」


「まぁ転生したり、貴族人生始めたり、いろいろあったんだよ、

駄女神のせいでね・・・。

それはともかく君にはアヴァロン世界で

俺の手伝いをしてもらおうと思う

表向きはメイドだけど裏では遺跡探索の手伝いをしてもらいたい

そのためにこのトンネルの魔法覚えてくれ。」


「かしこまり~でございます。」


「基本的に向こうの世界じゃ魔力もっている人間は多いが、

魔法を使えるいわゆる魔術師ってのはほとんどいない状況なんだ

だからアネット向こうの世界じゃなるべく魔法を使わないようにしてほしい。

もちろん危険を感じたら使っていいんだが、魔法が使えると発覚すると、

少しややこしくなりそうだからね」

「了解でございます~クロード様」


「とりあえずの方針としては、クロード国とエスターク国の交易による

アヴァロン世界での外貨?獲得、そしてギガントアームズのゲーム知識を活かしての

シナリオ後半に入れる用になる遺跡の前倒しの捜索

それによるギガントの入手だ。

皆の者苦労をかけると思うが俺に力を貸してくれ!!」


「「「「「イエスマイロード!!」」」」」



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