表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/4

使えない女神の動かし方

勝利の余韻に浸ろうとしていた俺は何故か神殿みたいな場所にいた

そして俺の目の目の前にはゲーム内課金時に何度の見かけた女神様がいる・・・・

な… 何を言ってるのか わからねーと同士諸氏は思うだろうが

安心しろ、おれも何をされたのかわからなかった…

「どうやら最後の勇者が決定したみたいですね、しかも今までにいなかった滅龍打倒を達成した人物が」

女神がそう俺に問いかけてきた、う~んこの流れ、このシチュエーション

ゲーマーの俺にはよくわかる俺は選ばれて・・・的なやつなんだろう。

「えっと貴方は女神エルテナ様かな?そして俺って転生とか召還とかにまきこまれましたか?」

そう答えた俺に女神さまは微笑みながら答える

「そうです勇者クロードよ、ようやく滅龍を倒す事のできる可能性のある人物を探すことができました。」

うん、おきまりのパターンだ・・・・

そしてまさかのキャラクターネーム呼び・・・本名を呼ばないというか呼ぶことが出来ないという事は

もしかしてこの女神様のお力は微妙なものかもしれないな・・・

「えっと女神様、もしかして『グランドリッター・セブンズソード』は滅龍を倒す事を出来る人間を探す為に

作成されたってオチですか・・・・」

俺の問いかけに対して女神様は答える

「そうです勇者クロードよ、私は異世界よりエルテシアを救う可能性を求めて様々な方法で勇者を探していたのです

そして貴方に出会えました、勇者クロードよ貴方の力を、この世界の平和を保つために貸してくれないでしょうか?」

女神様の問いかけに対し俺は答えてやる


「いやです!!」


少し悲しそうな表情をする女神様に続けて言い放つ

「何故嫌かの理由を答えます!!まず何故『グランドリッター・セブンズソード』のサービスを終了したのですか!!

俺はあのゲームが好きだった。」

おれの答えを聞いた女神様が呆然としている。

「俺はあのゲームの世界エルテシアが好きだ!!だからいつまでも遊んでいたかったんだ!!何故サービスを終了したのですか?」

女神様がおれの問いかけに答える

「すみません勇者クロード、あのゲームはエルテシアで昔に起こった滅龍誕生の出来事をゲーム風にシミュレートしたものなのです

そして滅龍はエルテシア世界を次々に侵食していきエルテシアは崩壊の危機に晒されているのです・・・

そして私にそれをとめる力はすでに無いのです・・・

私はこの世界に住む者の信仰と想いにより生み出された女神、信仰の力の源が減っている現状では私では太刀打ちできません・・・」

うむやっぱり俺の予想通りポンコツ女神様だったか・・・・

「なら俺が行っても無理なんじゃ?ゲームしかとりえないんだぜ?」

「大丈夫です貴方にはすでに実績があります、私の加護を受ければゲーム内で行えた事と同等のことができます。」

女神エテルナは答える。

「う~んゲームと同等のことが出来るだけじゃ無理だ!!、だいたい俺以外滅龍倒せた人間いないよね?

なんで俺が滅龍を倒せたかわかる?ゲームテクニック的な問題じゃないよ?俺ってあのゲームで出来た事は

ありあまるお金に物を言わせた課金と俺が持っているFLASH使ったりして、プレイヤーの多くを参戦させた

事によって発生する人海戦術でもって、バグ技なんかを駆使してやっと倒せたんだよ!!

あのゲームバランスは普通に俺Teeeeeしているやつらを単独リリースしても勝利する事なんてできないんだ!!」

俺は女神に説教始めるすると

「うぅぅぅぅすみません・・・・私女神失格ですよね・・うわぁぁぁぁぁん」

ついに女神がぺたんと床に座り込んで鳴き始めてしまった・・・・

えっと美人の女の子をいじめる趣味はないんだ・・・

「ごめんなさいエルテナ様、泣き止んで・・・えっと前向きに検討するから・・・」

「ひっく、本当ですか?いじめません?」

なんか見た目20代ぐらいなのに子供っぽい返答をされると父性が刺激される、俺変な性癖でもあるのかな?

いやいやきっと可愛いは正義の精神が生きているだけだと思い込もう

「はい、いじめません、えっとまず正しい情報が欲しいんだエルテシアの現状、何故女神様が異界から人を集めているのかなんかを」

「う~んとね、今のエルテシアはゲームの世界から100年後ぐらいなの、そして世界は滅亡に向かっている滅龍が世界を崩壊させていっているの、

そして世界が全て崩壊すると私の存在は消滅しちゃうんです・・・・消えたくないです・・・たすけてクロード」

最初にあった時の威厳は消えている女神様の頭を撫でながら俺は答える。

「わかったよエルテナ、君を消滅させたりはさせない、その為に俺に力を貸してほしいんだ。

いっしょにエルテシアで冒険をして世界を滅龍から救おう!!」

「でも今の私では下界に降りても大した力をふるえないんですよ?」

「力の問題じゃないんだ実は俺はゲーム内で君を見かけてから君の事を一目ぼれしていたんだ、

だから君と一緒にいたいんだ、そうすれば俺もテンションがあがるしやる気にもなれる」

俺がそう言うと顔を赤らめながら嬉しそうに微笑むエルテナ

うん女神掌握完了、まぁはっきり言ってエルテはポンコツ女神様だがいっしょにいる事のリスクは高い

そして俺がゲーム外で行っていたFLASH作成でみんなを参戦させるためにはなんらかの

シンボル足りえるものが必要なんだその一石の為にも女神が俺と行動させるのは必要だ

まぁ同士諸氏の皆は俺の事、腹黒と思っているだろうけど、人を動かすためにはいろいろと手回しが必要なんだ

それが女神様が仲間になるっていうんだったら俺は何でもする。

「うん私でよければクロードに力を貸してあげます。」

「じゃエルテナ言っていたけど加護の件だけど一つお願いがあるんだ、おれがゲーム内外でやっていたゲームでできた事をエルテシアでも出来るようにして欲しいんだ、もちろんゲーム内で持っていた物を全て引き継いだ形で・・・できるかな?」

「はいそれぐらいなら、衰えた私の力でもできます、リソースが今あるものならエルテシアで実現化する事はできるんですよ」

「じゃ頼むよ!!」

その言葉に反応しエルテナは俺を抱きしめる

すると俺達の体は輝きだした。

「これからエルテシアの世界に貴方を転生させるね、そうする事で貴方がゲームで出来た事が再現できるようになります、エルテシアで会いましょう・・・・お兄ちゃん・・・。」

エルテナがそういうと俺たちの体はこの空間から消えたのだった。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ