第8話
第8話 : 居候 :
メイコ:あ、はじめ…まして…私…名前は…
「メイコ」って…言います…よろしく…お願いします…
お嬢様:あなた、メイコっていうのね。
素晴らしい名前じゃない!
メイコ:へへ…へっ…嬉しい…です…!ありがとう…ございます…!
よく私の名前…シワシワネーム…?って…言われるんです、だから…褒められたことなんか無くって…
メイド:シワシワネーム…ですか…
気にしないでいいと思いますよ。十分いい名前です。
メイコ:うへへ…へ…皆さん…そんなに褒めて…ウヘヘヘ…
〜二人はメイコの喋り方と行動からコミュ障ということ+自己肯定感が低いことは察していた〜
〜しばらくメイコは2人に褒めちぎられた〜
メイコ:えっと…私が…家賃滞納で追い出されたのは…えっと…そのぉ………
お嬢様:話したくないなら無理に話さなくてもいいのよ…?
メイコ:いえ…………家賃を払えるだけのお金を稼げなかったんです…
理由は簡単で…何回も寝坊しちゃって…そのままクビに…うぅ…(泣)
お嬢様:なるほど…
でも、両親に頼ってみたの?
メイコ:いえ…両親とは…その………
お嬢様:少し気まずいことを聞いてしまった気がするわ…とりあえずいいわ。
なら…うち、泊まってく?
メイコ:うぇえ…!?いっ…いえいえいえいえ!そこまでしてもらう必要は…
お嬢様:だって、追い出されたってことは、住む場所がないってことよね?
ちょうどこの家には使ってない空き部屋がまだ沢山あるし。
メイコ:でも…………う〜ん…本当に…いいん…ですか?
お嬢様:駄目ならこんな事提案しないわよ
メイコ:そう…ですよね…
じゃあ…よ…ろしく…お願いします…?
お嬢様:よろしくね!
メイド:(─私抜きで凄く話が進んでますね…それに家事をするのは私なんですけど…)
お嬢様:あらメイド、なにかいいたげな顔してるわね?
メイド:いえ、特に何も。
お嬢様:そう。なら、メイドはメイコに空き部屋の案内をお願いするわ。
メイド:はい、了解しました、お嬢様。
それでは、空き部屋まで案内するので、このままついてきてください。
メイコ:はい…ありがとうございます…
〜スタ…スタ…スタ…スタ…スタ…〜
〜2人の足音が静かに廊下に響いた〜
〜ガチャ、スゥウウウ…〜
メイド:ここです。ここの空き部屋なら、生活スペースとして十分な大きさがあると思います。
メイコ:あ…ありがとうございます…では…
…うわぁ…空き部屋にしてはすごく…大きいですね…!では、少し入ってみて…
〜スタスタ ─ゴンッ!〜
メイコ:───つ…!!!!!
イテテテ…頭ぶつけちゃいました…へへ…へ…
メイド:大丈夫ですか…?絆創膏差し上げましょうか?
メイコ:あ、貰っていいですか…?
メイド:どうぞ
メイコ:ありがとうございます…
〜しばらくして〜
〜スタ…スタ…スタ…スタ…スタ…スタ…〜
メイド:お嬢様、メイコさんの案内が終わりました。
お嬢様:ご苦労だったわね、メイド。
あと…これをメイコさんの所に。
〜お嬢様はちょっとしたお菓子が入ったランチボックスをメイドに差し出した〜
メイド:承知しました。では、
〜スタ…スタ…スタ…スタ…スタ…スタ…〜
〜コンコン…(メイドです入りますよ)〜
メイコ:あ、入っていいですよ。
〜スゥウウウ…〜
メイド:これ、お嬢様からです。
〜ランチボックスを差し出す〜
メイコ:わぁ…ありがとうございます…
後で何か…お礼をしなきゃです…ね…
メイド:では私は一旦失礼します
〜ガチャ…〜
〜メイドは静かに部屋を出た〜
第9話に続く To be continued…
(ちなみに180しかないのにドアに頭をぶつけた理由は、空き部屋のドアが少し小さかっただけです。)