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神様にお任せ!!  作者: 砂之寒天


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白の神の頂、シュナ⑤

結構sexyな事が書いてあります(自分で読み返してびっくりしました)

半分はアポシュナのイチャイチャです。

短編です。いつもの半分の量です。

 世界さんが転移門を出す。行先は遊空殿だ。


 遊空殿は、コリント式にしたドゥカーレ宮殿のような見た目をしている。神聖な雰囲気漂う、天空の宮殿だ。


 中に入っていく。1番奥の部屋、社長室のようなものだが、そこに行く。


「紙はどこだ?ここか…ペンは…これでいいな」


 呟くと、世界さんはサラサラと紙に文字を書いていく。


「保証人は俺。シュナに代替わりすることのな」


 ふむふむと思い読んでみると、以下のことが書いてあった。


"〇/〇日??時??分より、白の神のトップをシュナとする。


保証人:世元界司"


「ここに名前を書け」

「はーい」


 私もサインした。


「よし、後は業務の引き継ぎと、集会をして皆に知らせれば代替わりは終わりだ。集会までは白越が代役を務める」

「白の神のトップって何をするの?」

「天界の政治、神の統治、人間界の重要事項についての会議、人間の見守りと導き、悪魔が襲ってきたら戦うのは白の神と天使の役目だ」

「うわ、大変そう。まぁ悪魔は襲ってこないと思うけど…」

「そんなこともないだろ。大変だぞ。お前は分身を作れるからいいが、本当に1人だと足りんくらいだ」


 アポロンは心配そうにシュナを見ている。


「シュナ、無理するなよ」

「うん!まぁそこそこで頑張るよ、アポロン!」

「…後は集会をすることを知らせないといけないな。白の神の上層部と、黒の神の上層部を集める。お前達、予定は空いているな?空いていなくても空けるんだ」

「いつでも暇だよー」

「大丈夫だ」


 世界さんはスっとスマホを取り出した。スススと打って、皆に送るメッセージを作る。神に重要事項を伝えるためのグループがいくつかあるのだ。


"緊急報告会 日時:〇/〇 ??時〜 場所:オリュンポスコロッセウム

シュナが白の神のトップになることと経緯の報告、仕事の引き継ぎについて"


「これでよし。詳しい話はここでするから、待っていろ」

「はーい」

「今日は解散だ。ゆっくり休め。」

「ありがとう!またね。アポロンどうする?」

「俺の家来るか?」

「うん行く!じゃあ一緒に休も!」

「あぁ」


 世界さんとはそこで別れた。

 2人は転移門でアポロンの家に行った。転移門がメラメラと燃えて消えていく。


 2人、ソファでスマホをしながら、スナックを摘んでだらだらする。

 時折思い出したようにキスをして、花のように柔らかく笑い合った。

 アポロンに抱きつき、厚い胸板に顔を埋めると、金木犀の香りがする。彼の体臭は金木犀の香りなのだ。神は基本的に花や植物の匂いがして、汗をかくとその匂いが強くなるのだ。


「にしても、シュナがトップになるとはな」

「ね!驚いちゃった。大変だろうな〜」

「俺は無所属だが時間があれば手伝うぜ。意見もできるだろ」

「助かる〜!」


 その後は、クラシックの鑑賞とか行きたいお店のピックアップとかをしながら過ごしていた。


「今日泊まるか?」

「あ…いいの?じゃあ泊まるね」


(毎日可愛い下着着てて良かった〜!!)


 泊まるとはそういうことなので、シュナは背筋が冷やっとしたのだ。神力で毛は生えないようにしているのでその心配は無い。まぁもし可愛くないのだったとしたら神力でピャっと変えればよろしいのだが。


 その日は、アポロンの家に置いてあるいい匂いのシャンプーリンス、洗い流さないトリートメント、ヘッドスクラブで髪を整え、ボディスクラブで体をツヤツヤスベスベにし、お風呂に美容成分(ヒアルロン酸)の入った入浴剤を入れ、良いパックをして、完璧にケアしてお風呂を出た。その後も化粧水、美容液、乳液など色々塗りたくり、ヘアミルクヘアオイルも忘れずに。とにかくコテコテと丁寧に色々塗って、シュナは艶ピカのお姫様となった。

 キャンドルは焚かなかった。最近流行りの風呂キャンドル界隈だが、シュナもその界隈にいる。


「シュナのvlog!なんちゃって」


 因みに天界のシュナの分身はvlogを出している。若干個性があってどれも見ていて楽しいものだ。

 いい匂いになったシュナは、アポロンがお風呂から出てくるのを今か今かと待ちわびて、スマホでChillな音楽を流して、マッサージをして待っていた。


「待たせたな」

「アポロン!」


 髪も乾かし終えたアポロンが来たら、後はお楽しみである。


 アポロンはベッドでウェルカムな雰囲気を出しているシュナを組み敷き、服を脱がしていく。

 まろくてすべすべの肌と焼けた肌がさらけ出された頃にもお互い愛情は天元突破しており、愛おしさが止まらないのでした。


 その夜シュナはショートケーキのように甘くて優しい時間を過ごし、溶けた飴の様にドロドロに蕩けきった。数えられない程達して、溢れるほど白濁液を受け止めた。


 ピロートークの時間。アポロンはシュナの髪を梳きながら、声をかけた。


「シュナ。心の傷の方はどうだ?」

「うーん…アポロンとえっちしたら結構スッキリしたけど、まだ残ってるかなー…。報告会までは家でゆっくりしてようと思う」

「そうか。俺の家に入り浸ってくれてもいいからな」

「うん…でもアポロンが居ないと寂しいから、誰かのところに遊びに行くかも」

「そうか。楽しんでくれ」


 2人はまだ知らない。遊びに行った先が悪かったせいでトラブルになって、闘いが起こることなど。


 それはともかく、2人はぽつぽつとお話した後、まどろんでゆっくり眠りについたのだった。


星5、ブックマーク、感想などお待ちしております!お読み下さりありがとうございました。次回もよろしくお願いします。

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