第百七十三話・危急存亡? 善は急げ。了解、急ぐ‼︎(此処を乗り越えれば、いける‼︎)
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──ドドドドドドトダダッ‼︎
ターミナルから姿を表したのは、重装ケンタウロスが三体。
それが冒険者の元に一体、俺たち目掛けて一体。
そしてもう一体は、倒れているマイオスを持ち上げて、後方に向かって走り出した‼︎
「なんだなんだ、どういうことだ‼︎」
「我らが末は、未だ戦闘スキルを得ておらぬからな‼︎」
「ということで、我らが相手をしよう‼︎」
イートゥと名乗ったケンタウロスが、俺と祐太郎の前に立ちはだかる。
もう一体は冒険者たちのもとに走り出したものの、すぐさまフレックスが高速で前に回りこみ、冒険者と騎士たちの戦いに回らせまいと足止めした。
「こいつは俺が押さえる、その一体を頼む‼︎」
「分かったフレックス‼︎ という事で、オトヤンはターミナルを破壊しろ‼︎ こいつは俺が引き受けた‼︎」
フレックスと祐太郎が叫ぶ。
それなら、此処は任せてもいいかなぁ。
「頼む、俺はこいつでターミナルを止める‼︎」
素早く走り出したのち、力一杯のジャンプ‼︎
フライリングがルーンブレスレットに搭載してあるから、実は、俺は飛ぶことができるんだよ‼︎
「き、来たぞ、あの魔術師を止めろ‼︎」
「弓兵準備‼︎ ターミナルを死守しろ‼︎」
眼下で叫ぶ騎士たち。
その後方からは、ターミナルから出て来たばかりの弓兵が弓を一斉に構えた‼︎
「対弓兵防御‼︎ 五式・風の盾っっっ‼︎」
──ゴゥゥゥゥゥゥ
俺の体の周りに乱気流を発生させる。
魔法による乱気流なので、魔法以外の飛び道具は全て無力化し吹き飛ばす!
「撃てぇぇぇ」
「無駄なことは止せっ!」
──シュシュシュシュンッ
一斉に放たれた矢は、俺の手前で乱気流に巻き込まれて上下左右に吹き飛んでいく。
魔導兵団もこれには驚くものの、すぐに追撃の準備を始めた‼︎
「第二射準備、魔導兵、砲撃開始‼︎」
「まだいるのかよ‼︎」
──ブゥン
両手に魔力中和術式を発生させると、ゴーグルで魔法使いをターゲット‼︎
──ピピピピッ‼︎
「ターゲット4、ロックオン‼︎ 効果上昇、四連装・三式拘束の矢っっっ」
──シュシュシュシュンッ
相手の詠唱が終わる前に、再び拘束の矢を連射‼︎
次々と直撃を受ける魔導兵は、その場でビリビリと全身を震わせてノックダウン!
「衛生兵、魔導兵を後方に‼︎」
「おおう‼︎」
雄叫びを上げながら、ケンタウロスのグッチが倒れた魔導兵を抱えて後方に下がる。
しっかりとターミナルの向こうに帰還したところを見ると、衛生兵とやらはまだこっちには来ていないのか。
「それじゃあ、お前たちには退場願うぞ、高速詠唱、範囲拡大、効果増幅……六十四式・強制転移術式っ」
──ガッギィィィィィィッ
巨大な魔法陣がターミナルから出て来た騎士たちの足下に発生。
そして一瞬で半球状の結界が包み込むと、一瞬で内部の騎士たちを転移させた‼︎
「な、な、な、なんだと‼︎」
少し後方で指示を飛ばしている騎士団長には、何が起こったのか理解できないだろう。
「貴様ぁぁぁぁ、我らが騎士たちをどうした‼︎」
「強制転移してもらったわ‼︎ 今頃は、地獄で呻いているだろうさ‼︎」
………
……
…
札幌・妖魔特区内。
大通り北一条廃墟群。
建物が崩れ落ち、瓦礫の山となった一丁分の区画を、乙葉が作った結界発生装置によって囲んでおる。
強度は高校に設置されているものの比ではなく、打撃・斬撃・魔法をかなり無力化できる代物に仕上がっているらしい。
「本当に、あやつだけは敵に回したくないのう」
冒険者たちを見送ってから、妾はこの『妖魔特区監獄』にやってきた。
作戦によると、この場所に乙葉たちがフェルディナント聖王国の騎士たちを強制転移させると言っておったからのう。
「さて、そろそろくる時間じゃろうなぁ」
──ブゥン
のんびりと内部を眺めていると、地上2mに巨大な魔法陣が浮かび上がる。
「ほほう、強制転移術式じゃな‼︎」
そう呟くや否や、魔法陣は真っ直ぐに地面に吸い込まれていく。
そして入れ替わりに、フェルディナントの騎士たちが姿を表したのじゃよ。
「な、なんだ此処は‼︎」
「急いで隊列を直せ、騎士団長は何処だ‼︎」
「この感じは結界か‼︎」
おうおう、囀っておるのう。
「ようこそ地獄の一丁目へ。ここはお前たちを捉えるための監獄じゃ‼︎」
「げぇっ‼︎ ピク・ラティエ‼︎」
──ジャーン‼︎
「いかにもじゃ。すまぬが全て終わるまでは、そこでじっとしておるのじゃよ? トイレとやらはそっちにある、喉が渇いたのなら水場もあるし、寝泊まりするのなら2間×3間の仮設テントとやらも設置してあるそうじゃぞ」
「ふざけるな‼︎ 此処から出せ‼︎」
「無理じゃ無理じゃ。ほら、お仲間も来るようじゃぞ?」
──プン
今度は空中に突然姿を表す。
おや、人間ではなくケンタウロスではないか。
◯ ◯ ◯ ◯ ◯
少し前。
「ドォリャァァァァァ‼︎」
巨大なランスを構えて突進してくるケンタウロス。
それを躱しつつ、カウンターの一撃を狙って居るんだが、なかなか隙が見えてこない。
「ふう、此処まで高機動な敵が厄介だったとはな」
「ふむふむ、貴殿は闘気使いか」
「何故わかるんだ‼︎」
「この吾輩、闘気を見る目を持っているのでな。相手が闘気使いの場合、体を流れる闘気を見ることによって、攻撃の出るタイミングがわかるのですよ」
なんて厄介な。
まあ、それならそれで、逃げられないくらいの攻撃を繰り出せばいいだけだ‼︎
「ふぅん。まあ、俺の闘気を何処まで見れるか勝負だな……四の型可変・広範囲拡散拳っっ」
突進してくるタイミングを見て、最低限の動きで躱しつつカウンターの範囲打撃。
本来は斜めに打ち込む対空技なのだが、今回は水平打ちなので肩に反動がくる‼︎
だが、そんなの知ったことか‼︎
──ドゴドゴドゴドゴッ‼︎
扇状に打ち出した拳の弾幕。
だが、その手前で急制動すると、間合いをとって弾幕が終わるのを見切り、再び加速してくる‼︎
──ズバァァァァァァァ‼︎
「いってぇぇぇぇ!」
俺は脇腹を射抜かれ、そこから水平に投げ飛ばされる。
このままだと腹が千切れ破れるので、投げられるタイミングで自分で飛んだ‼︎
「ほう。致命傷を躱すか。だが、その破れた腹では、力はもう入るまい、動くこともできま……あ???」
──プシュゥゥゥゥゥ
立ち上がりつつ、飲み干した中回復ポーションの瓶を投げる。
「美味い……オトヤンの言う通りだな。薬の効果があるときは、回復薬はとても美味く飲めるのか」
自分で吹き飛んだときに同時に、ルーンブレスレットからポーションを取り出して一気に飲んだんだよ。
お陰で傷も塞がったし、闘気の流れも戻りつつあるわ。
「き、貴様、傷もないだと? まさかアンデッド・オブ・サ・デッド?」
「ダブっているわ‼︎ 喰らえ! 九の型・衝撃噴射撃‼︎」
練り上げた闘気を大地に向かって打ち込む!
それは地面を伝って敵の真下で圧縮されると、間欠泉の如く足元から勢いよく噴き出す‼︎
──ドブシュゥゥゥゥ‼︎
「あぱぁ‼︎」
いきなり上空に打ち上げられて、バランスを失うケンタウロス。
そのまま真下まで回り込むと、腰を落として闘気を圧縮する。
「き、貴様ぁぁぁ」
「運が悪かったな。七の型・爆裂機甲撃‼︎」
ブライガーの籠手の中で闘気が圧縮される。
肩の先から腕を通り、拳の先までを一直線に繋ぐ闘気の杭が俺の右腕に形成される。
そのまま勢いよく右ストレートを叩き込むと同時に、籠手の中の闘気が爆裂し、闘気の杭が相手の経絡を撃ち破壊する。
──ドブシュゥゥゥゥ
二度目の打ち上げ。
そのまま錐揉み状に落下してくるケンタウロス目掛けて、トドメの一撃。
「モード・ミラーヴァイン……お前は退場だ‼︎」
──ドブハァァァァァ
高速の後ろ回し蹴り。
それが直撃した瞬間、ケンタウロスは強制転移した。
気のせいか、股間を抑えようと必死に見えたんだが、衝撃噴射撃の余波が股間に直撃したのか?
──スチャッ‼︎
なんとか着地したものの、七の型は反動が大きい。
右腕の毛細血管のあちこちが裂けて、血が噴き出している。
「ふぅ……チャンドラ師匠のように、上手くはできないか……と、まだ来るか?」
ケンタウロスが消滅しても、まだ騎士たちがジワリジワリと間合いを詰めてくる。
さて、もう一仕事、やるとするか‼︎
………
……
…
──ドブハァァァァァ
突然、空中にケンタウロスが強制転移してきおったわ。
察するに、さっきの魔法陣が乙葉で、此奴は築地じゃな?
しかし、後ろ足をもぞもぞとすり合わせつつ身悶えておる。
ふむ、急所攻撃とは築地のやつもえげつないのう。
「おうおう、ぼろぼろじゃな‼︎」
「ハフンハフン……なんだって……ゲェッ‼︎ ピク・ラティエ‼︎」
──ジャーン
まだポーズじゃ。
人に呼び捨てされると、こうやってポーズを取って構えるのが良いと、本にも書いてあったぞ。
しかしこう、体の線をぐねらせて微妙なポーズを取るのは疲れるのう。
「ケンタウロスの氏族まで、フェルディナントに肩入れするとはのう。何か、弱みでも握られたか?」
「そ、そんなことはない‼︎ 我らがケンタウロスの氏族は、戦闘に身を置いてこその氏族‼︎」
「阿呆が。ケンタウロスの戦闘装束は軽装にランス、もしくは弓じゃ。貴様のような重装ケンタウロスなど、見たことがないわ‼︎」
どうせ、氏族を人質に取られて、重装させられたのじゃろ。
──ガクッ
前足を折り、前屈状態になって両手で顔を覆ってしまう。まだ後ろ足がもぞもぞしてあるところを見ると、かなり痛そうじゃなぁ。
そしてこのポーズは、ケンタウロスの敗北の証じゃな。
「その通りだ‼︎ あの忌々しい宰相によって、我らが氏族の女と子供は人質に取られた‼︎」
「そうか、まあ、それはそれ。運がなかったとあきらめよ」
「諦めろだと‼︎ この侵攻が失敗したら、家族は全て生贄に捧げられるのだぞ!それを運がなかったと諦めろだと‼︎」
血涙を流しながら絶叫する。
まあ、気持ちはわからなくもないんじゃが。
「まあ、妾では、此処からソナタを出すことはできぬのじゃよ。じゃから諦めるのじゃ」
「そんなことを言われて、諦められると思うかぁぁぁぁ」
──ガシッ
落ちているランスを拾い上げ、ケンタウロスが結界壁に向かってランスチャージを敢行する。
幾度となく、幾度となく。
激しく、強く、猛々しく。
だが、結界には傷一つつかない。
乙葉の作りし結界、ある意味では妖魔特区を包む結界よりも強固かもしれぬ。
やがてケンタウロスは、力なく座り込んだ。
両手で顔を覆い、咽び泣き始める。
「ふむ。妾が人間じゃったら、其方が可哀想に見えるのかも知れぬが……すまんな、何も感じん」
魔族じゃからではない。
敗北者に対する憐憫の感情など、とうの昔に忘れたわ。
だからといって、トドメを指すわけにもいくまい。
「この騒乱が治れば、其方に力を貸すものも現れよう……」
それだけを告げて、妾はこの場から離れる。
あとは、乙葉らに丸投げじゃょ。
◯ ◯ ◯ ◯ ◯
『オトヤン、ケンタウロス一体は飛ばした。このまま騎士たちの迎撃に回る』
「頼んだ‼︎ こっちはなかなか面倒くさい」
強制転移魔法陣の二発目を打ち込もうとしたとき。
ターミナルから、巨大なモンスターが姿を表した。
「ブムゥォォォォォォォオ‼︎」
鼻息荒く雄叫びをあげる、身長5mのムキムキマッチョ。
両手持ちの巨大な戦斧を構えた、ミノタウロス。
それが姿を表し、俺を睨みつけた。
「……いやぁ、祐太郎と代わって欲しいわ」
「ブンモォォォォォォォ」
両手持ち戦斧を右手一つで持ちあげ、それを力一杯投げ飛ばしてきた‼︎
──ブゥン……ドビァォァァァァァ
地面スレスレを飛んでくる戦斧をジャンプして躱すと、それはブーメランのように低空飛行でミノタウロス目掛けて戻っていき、軌道上の騎士たちを次々と真っ二つにする。
「う、うわぁ……マジかよ。十式拘束の矢っ‼︎」
右手一つで発動して、ミノタウロス目掛けて発射‼︎
──ガギ、バッギィ
胴体目掛けて飛んでいった拘束の矢をミノタウロスは左手一本で受け止め、力一杯握りしめて砕いた‼︎
嘘だろ‼︎
「ブンモォォォォォォォ」
──ブゥン
再び戦斧が飛んでくるが、その真後ろをミノタウロスが走ってくる‼︎ なんだそのコンビネーションは。
──スッ
軽くジャンプして躱すしかないところに、胴体目掛けてミノタウロスのドロップキック‼︎
「力の盾っ‼︎」
──ガギ、バッギィ
胴体正面に無詠唱で力の盾を展開したが、それを砕いてさらに俺を吹き飛ばす‼︎
──グバッ
対物理抵抗も何ないわ、直撃して肋骨数本持っていかれそうになったわ。
ギリギリで零式を起動させて助かったわ。
「ぐっ……零式が間に合わなかったら、肋骨砕けていたぞ」
口元に血の味。
くっそ、何本かは持っていかれた感じ……いや、口の中を切っただけが。
「ブンモォォォォォォォ」
知ってるよ、俺の背後から戦斧が飛んできているんだろ?
──ジャキーン‼︎
素早くセフィロトの杖を構え、マナを伝導する。
「二十五式身体強化っ」
全身に魔力が循環し、ステータスを底上げする。
まあ、これが本来の使い方なんだろうけどさ。
──ズバァァァァァァァ
振り向きざまに、飛んできた戦斧を真っ二つに切断する。
切断された戦斧は俺を中心に左右に飛んで行き、またしても騎士たちに直撃、すまん。
「ブモ?」
「なぜ? じゃねーよ、死ぬかと思ったわ‼︎ 十二式・魔導鋼糸っ」
右手から鋼糸のように作り出した魔力を放出。
それは空中で蜘蛛の巣状に広がり、ミノタウロスを包み込む‼︎
「凝結‼︎」
そこから拳を握るような仕草をして、蜘蛛の巣を一気に縮小する。
ギシギシと音を立ててミノタウロスを締め上げていくが、それを力任せに押さえ込んでから網を踏みぬき破く‼︎
──ズバァァ
さらに蜘蛛の巣を束ねてガッチリと掴むと、今度は俺ごと振り回しやがった‼︎
──ブゥン‼︎
「嘘だろ、なんだこのバケモノ‼︎」
空中でブンブンと俺を振り回すと、力一杯地面に向けて叩きつけようとしたので‼︎
「七十五式力の盾っ」
──ドゲグシャァ
枚数を七十五枚重ねた積層型力の盾で、地面に直撃しないようにして衝撃を緩和する。
あっぶな。
すぐさま鋼糸をキャンセルして立ち上がる。
フォースシールドが衝撃により殆どが砕け散ったけど、まだ耐えてくれたよ。
「くっそ、このミノタウロスがぁ‼︎」
やばい、こいつ一人に時間を取りすぎた。
横から騎士たちが走り抜けると、後方の即応機動連隊目掛けて走っていった‼︎
「冗談じゃねぇわ‼︎ 右手に魔力を左手に闘気を‼︎ 対極なる力よ増幅せよ‼︎ かのものを討ち滅ぼさん‼︎」
複合術式により、魔力と闘気を練り上げる。
そのまま両拳を組み合わせると、飛行術式で一気にミノタウロスの胴部に向かって組んだ両拳を叩き込む‼︎
「喰らえ‼︎ 仮称、俺の手がハンマー‼︎」
──ドッゴォォォォォォン
衝撃がミノタウロスの体内を貫通し、魔力が体表面で爆発する。
内部と外部、両方に混ざり合った魔力と闘気の波動によるダメージを叩き込む、俺のオリジナル技。
「魔法とオーラの複合技。まだ名前はないが、貴様は終わりだ‼︎」
ヨロヨロと腹を押さえて崩れ落ちるミノタウロス。
だが、完全に倒れる前に、一歩踏み出して立ち上がり、俺を睨む。
だから、俺も血まみれの右拳を、ミノタウロスに向けてやったよ。
封印媒体の、オパールのネックレスを持った右腕を‼︎
「詠唱簡略、封印‼︎」
「ブンモォォォォォォォ」
──プシュゥゥゥゥゥ
ネックレスの中にミノタウロスが吸収される。
そして空間収納にネックレスを放り込みつつ、駆け抜けた騎士たちを追いかけようとしたが。
「行かせるかよっ‼︎」
ターミナルから、両手剣を持ったマイオスが姿を表す。
いや、あんたタフすぎるから。
「さあ、第二ラウンドとか言うやつだな‼︎」
「その通りだなっ‼︎」
あ、上空から声がする。
ターミナルから飛び出したマイオスめがけて、上空を飛んでいる箒から飛び降りた祐太郎の、豪爆棍が炸裂‼︎
──ガギィィィィーン
マイオスの両手剣と、祐太郎の豪爆棍がぶつかる‼︎
「此処は俺に任せろ、オトヤンは後方を頼む!」
『後ろは別の人に任せて、乙葉くんはターミナルを破壊してください』
「なに、へ、はい先輩‼︎ 祐太郎任せた‼︎」
いきなり念話モードで指示が来た。
つまり、後ろに別働隊が来たってことだな。
それなら、俺はターミナルを破壊する‼︎
いつもお読み頂き、ありがとうございます。
誤字脱字は都度修正しますので。 その他気になった部分も逐次直していきますが、ストーリー自体は変わりませんので。
・今回のわかりづらいネタ
かなりありますなぁ。