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さすがにありえない

え?今この人なんて言った?

「聞こえんかったのか?貴様のような能無しはもうワシらに必要ない。即刻そやつを追い出せ!」

そして私は、無理やり追い出され、いまに至る。

「いやさすがにおかしいでしょ!」

普通勇者召喚した英雄にこの扱いはありえない!

「こうなったら、勇者より強くなって、あの王を見返してやる!」

なんせ、私には誰にも話していない副能力があるんだ。そのために、冒険者になろう。

そしてここは冒険者ギルド。かなり怖い。

顔に傷がある人がいたり、むっちゃガタイがいい人がいたりする。

「見ねぇ顔だ」

「新入りか?」

「見ろよ女だ」

なんて会話が聞こえる。

「いらっしゃいませ」

「冒険者登録をしたいのですが...」

この受付嬢、やる気ねぇ...

「ハイハイ。じゃあ能力確認して」

こんなギルドで大丈夫だろうか...

ともあれ、私は、最強の冒険者になって、あの王を見返してやるんだ!

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