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なっちゃん  作者: 湖灯
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なっちゃんの彼氏

 ふと実用書を探しに図書館へ寄った時、なっちゃんを見かけた。

 隣には同じ高校生らしい男子生徒がいた。

「ムムム……図書館デート?」

 パパは出ていこうかどうしようか悩んだ後、父親として出ていこうと思った。

 そのとき、後ろからシャツの袖を引かれた。

 振り向くとママがいた。ママは人差し指で口に当て「シッ」と静かにするように言って暫く遠くから二人で、向こうの二人の様子を見ていた。

 なっちゃんも相手の男の子も殆ど話もしないで自習をしていたが、ときおりなにか話をしてお互いにニッコリ微笑んでいた。

 小さくて曲がったことが大嫌いで、小さな体に大人の心を持った幼いころのなっちゃんは友達に対して不平不満ばかりだったのに。知らず知らず好い娘に成長したものだと思った。


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