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黄泉ノ国~番外編~   作者: kirari
4/6

興味本意

ミーンミンミンミン


「暑いですね、キツネ丸」

「キュキュ」


夏になると

長い髪が鬱陶しい

なのでたまぁに

万理兎は頭のとっぺんにお団子を作る

栞に「アンタそれ、後ろから見る分には男がかぶりつきそうだけど…前から見たら残念なネカマみたいだわ」なんて言われたことある

興味本意でお団子にし

浴衣を着たことがあるが

…………いたな引っ掛かった人


「もう一回だけやってみますか」


タンスから栞にもらった浴衣を引っ張りだし着る

メイクもそれなりにして

鏡をみた


「上出来……」


さて、今回は誰が引っ掛かるのやら


「お祭りは楽しいですねぇ」

「キュキュ!」

「あ、あのお姉さん!」


きたぁぁぁ!


「はい」

「よかったら俺と一緒に回りませんか?」

「すみません、私彼氏いるので」


にぱっと笑うと走った


「あっぶない」


あ!蓮さんだ!

ひゃひゃひゃ


「あの」

「ん?」

「これ、おとしましたよ」

「……わりぃ俺のじゃないわ、万理兎」

「…え?」


キツネ丸はあっちでイカを食べてるはず

それに妖力は完全に封じてるのに何故わかった


「だって、浴衣にクリーニングのタグついてるぜ」


ひぎゃ!しくじった!!!


「てか……そんな趣味あんのかよ」

「あ、いやこれは……はははは」


万理兎は半泣きになりながら

浴衣姿で蓮と二人でお祭りを楽しんだ



ーおまけー


「わぁ、綺麗な人」

「それ万理兎だ」

「え、万理兎さんあっち系だったんですか!?」

「ただの遊びです」

「残念な妖怪よね」

「うるさいです栞!」


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