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アルスの在り処  作者: 北織 依茶祢 & HN's
序章
1/10

-prologue-




  Ars(アルス) ()brevis(ブレウィス), vita(ウィータ) ()longa(ロンガ).

 "芸術は人生にしては短すぎる"


 これは本来、訂正すべき誤文である。


 だが時に、この言葉通りの真理ともなることがある。


 それに、幾度もの技術革新を経た現代ならば、尚のこと、人は生き延びることに慣れすぎた。

 もはや、惰性ともとれる。


 生きるために。死の果てに。世代を越えて。


 もう、その為に生きられるのは出来る者は一握りだけなのか。



 そして、人はあまりに弱い。



 人類文明のツールたる社会は、加速度的に複雑化してきた。

 だというのに、人はその複雑性に対応し続けられるのか。

 


 手遅れか、あるいは傲慢な絶望か。



 人が人を騙し、人は人に裏切られ、人と人で信じられなくなる。

 余裕があれど、不足の世界は想像の埓外にあり、余裕がなければ、充足の世界は理想と成り果てる。

 他人の努力ほど、矮小に思えるものはなく、己の無頼さほど、認知できないものもない。


 かくも終わりの視えた、終わりの訪れない世界で。 



 いざ問わん、アルスの在り処を。


 




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