表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

アルスの在り処

作者:北織 依茶祢 & HN's
最新エピソード掲載日:2026/04/08

 昔々、或いは遥か未来の時代。
 アルス公国はおよそ20年前まで、アルス民主国として、そして"芸術の国"として栄えた。否、栄えていた、が正しいのだろう。

 人は、国民は、アルスという国家は民主主義では存続できなかった。王政主体の社会で、アルス公国は再び緩やかながら纏まりを見せていた。
 それはアルスに限らず、幾つかの民主主義国家崩壊の狼煙にすぎなかった。
 政治史逆流の始点となった地は今、社会秩序の復興とは裏腹に、ある一角においては影を落としていた。

「はぁ、いいですか。…フロム、この国の大原則は?」
「"芸術は|政《まつりごと》に関与されず、又干渉する術《すべ》としてあってはならない"。芸政不干渉の可笑しな法です、オーナー」
「…それでも法は法なの。芸術の過ちを未然に抑えるための、ね」

 オーナーである女性は、あえて無色な声音で告げる。
 それでも。

「それでもっ、芸術が縛られたままなのはっ、」

「それは自分の音楽にのせなさい、というのも今はダメだったわね。…コレドール家の娘として謝罪するわ」
「…いえ、オーナーのせいでは」


 これは、音楽と共に往く人の物語。

 芸術に出来ることなど、限られている。
 だが、国に、法に、神に何が救えるのか。

序章
-prologue-
2026/04/06 00:00
-第一章-
「芸術の国」:01
2026/04/07 00:00
「芸術の国」:02
2026/04/07 00:00
-第二章-
-第三章-
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ