-8-洋楽を聴こう⑥遡って聴こう
新譜だけでなく、まだ聴いたことのない旧譜に手をのばしましょう。
洋楽バンドは、メンバーチェンジが盛んとは言いましたよね。
やめてしまったお気に入りのメンバーのことは、残念ですが。メンバーチェンジが激しいからこそ、他のバンドに参入したり、新バンドを結成したり。あるいは、しばらくソロにいそしんだりと、フェイドアウトせずに、それ以降も元気なすがたを見せてくれることが多いのも、のべました。
こうして、バンドをやめたアーティストさんは、新たにつぎのバンドやソロでのキャリアを築いてゆき。
結果、その軌跡として、たくさんのCDを残してくれることになります。
リアルタイムで、その活動を追いかけているうちも、複数のバンドやソロをかけもちしているアーティストさんなら。それほど待たずに新譜が届くかもしれません。
ですがやはり、そのあいだの何ヶ月か何年だかは。待ち遠しく想いながら、旧譜をひっぱりだすことでしょう。ま、それも楽しいのですが(笑)
もしもデビューアルバムではなく、そのアーティストさんのキャリアの途中から、作品を聴きはじめたのなら。
新譜を待つのも、すでに持っている旧譜をおさらいするのもいいけれど。
自分が買いはじめるよりまえの。さらなる旧譜に遡ってみてはどうでしょうか?
「遡る」とは言っても、ひとつまえ、ひとつまえと聴いていくほかに。いっきにデビューまで遡って、そこから順番に聴いていって。自分の聴きはじめのアルバムまで追いつくほうが、おすすめかもとは思います。
時系列にそって聴くことで、そのアーティストさんのルーツを知り、そして変遷までも知ることができるからです。
アーティストさんによっては、それこそ何十枚とアルバムを出していることでしょう。
新譜を待って、焦れている必要もなく、あなたにとっては「まだ見ぬ作品」が、すぐにでも手に入るのですから。
好きなアーティストさんができて、そのかたのキャリアを、まだ堪能しきっていなければ。
ぜひ、じぶんが聴きはじめるまえの、旧譜に手をのばしてみてほしいと思います。
好きになった瞬間、まだ聴いたことのない何十枚というCDのリストがあるだなんて、贅沢なことですよね。
それも、激動のキャリアを積みやすい、洋楽ならではの傾向だと思われます。
あ、もちろん邦楽でも、たくさんCD出してらっしゃるかたいますし。私もそういったかたのキャリアを遡って、作品を楽しんでいますよ。
このひとが歌ってるアルバム、50枚くらい持ってる(笑)