あとがきと裏話
***あとがき***
ゲームクリアした私が、面影さんを一人で置いてきたのが悲しくてゲーム垢でギャンギャン吠えていたときです。私の暴れっぷりを見ていた相互さんが「二次創作は祈りに似ている」とツイートしました。私はその言葉にものすごく共感して、それで面影さんの小説を書きました。この作品は私の『祈り』です。こっそり相互さんに捧げます。(相互さんは別ジャンルなのでこれは読まないと思いますが……)
それと、これを言っちゃあ台無しなんですが、
いうてこれ全部わしが構築した『夢』じゃし
……ということは書きながら何度も考えました。
他所の審神者(私)の特殊能力・強火の妄想で構築した夢想でしかないんですよ。
どうか、一日も早く公式で面影さん救済ルートが来ますように。
面影さんを一人ぼっちで泣かせるためにゲームクリアしたんじゃないよ!!!!!!
面影さんをあの本丸にかえして!!!!!!!!
読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。
***おまけ・裏話***
『夢のあと』
ふせったーに投げた後も、
「卵三つは多いのでは? いやでも一人一個は欲しいよね?」
と非常に葛藤がありました。
適量が分からない。若い(?)男性三人の夜食の適量……未知の世界……
ゲームクリア後に「アアアアア必ず迎えに行くから待っててねぇぇぇ」って泣いたのですが、私はへし沼の住民なので長谷部に代弁してもらいました。でも悲しい別れの直後に、真っ先に丘を駆けあがっていったお前のことを許せない……ちょっとむそべー! 村正さんくらいには悲しんでる姿見せてくれよぉ! もおおお!!!
『レンガ窯』
面影さんに焼き立てパン食べてもらいたかったのに匂いかがせただけで終わってしまった。
巴形さんが「変な汁」と言い出すところが我ながら大好きです。
面影さんが仲間という意識を持ち始めたきっかけが薬研だったので、これからも面影さんが変わろうとするときは薬研がきっかけだといい。
薬研の話に出た最初の本丸襲撃で折れてしまった粟田口が誰かは、特に決めてはいません。
でも主が戻ってきているので、面影さんもいつか幻ではないその男士に出会い、なんとなく後ろ姿に見覚えがあると感じるかも。
『本丸襲撃訓練』
レンガ窯の話を書いた後に気づいたのですが、
面影さんも三日月も本当はすごくかっこいいのに、全然かっこよく書けてない。
このままでは終われないと思ったのです。
「刀剣男士なんだからかっこよくしたかったら戦う話にしなきゃじゃん」
「でも戦闘シーンなんて書けないよ!!! どうしよう???」
と、とても困りました。でも頑張ったので、とてもえらい。
ゲームでも本丸襲撃訓練と銘打って、好きな男士の組み合わせで対戦できたら楽しいと思うのですよ。きっと戦場カメラマンがはかどると思います。ストーリー上のゲームでは長谷部と戦って勝って、次は三日月と戦って引き分け以上、クリアしたら再戦解放。その後は好きな男士をプレイして対戦相手に選んだ男士と、一騎打ちでもバディ対戦でも遊べる。そういうイメージで書きました。
『面影を迎えにいく話』
この本丸襲撃訓練を書き終わってから構想を練りはじめました。そのため今回の訓練に幕末刀は参加していません。今回は見物していたということでお願いします。みんなで一斉に暴れたら、せっかく修理したのにまた本丸壊れちゃうかもしれないからね。