表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

森坂さんとマネージャー

言葉

作者: みなづき

小学生の時に書いたものを添削しました。拙い文章をお許しください



 この世は便利なもので溢れてる。国語辞書は言葉の意味を調べるための物。でも、私は言葉の意味は絶対に説明できないと思う。なぜなら、言葉の説明は言葉でするから。

 意味を調べて読んでいるとき、また意味の分からない言葉が出てくる。そうやっていくときりがない。五十音の意味なんて絶対に説明できない。あなたは『あ』とはどんな意味ですか?と聞かれて説明できますか?私はできません。


 私は女優で売れていなかった。辛くて事務所でノートに愚痴みたいなのを書いていた。マネージャーの秋田さんに見つかり、でもそれが良かったのか、本になった。そしたら売れて、今は作家が本業となってきた。女優でもあるので、自分の書いた本がドラマになると、自分も出演することがある。全部マネージャーのお陰だ。今は『言葉』という話を書いている。主人公の女の子が言葉について語る話だ。

「森坂さん。今書いてる『言葉』っていう本、ドラマ化決まったよ。あと、漫画化も。すごいね」

「本当ですか!?ありがとうございます」

「それで、続きがあってね。主人公子供だから森坂さん無理だけど、教師役として出てね」

「はい!」

 私は本を書いたり、ドラマに出たり、忙しいけどとても楽しい。正直、最初に売れていなかったお陰だと思う。そして、私が嫌になって、愚痴書いて、マネージャーに見つかって…ほんとに良かったと思う。

「それにしても、本当に才能あるよね。『愚痴』もそうだけど『言葉』も、あんなの思い浮かばないよ」

「実は最初のノートに書いてた『愚痴』ですが、あれは愚痴で物語のつもりではなかったんですよ。自分の思ってたことを書いたんです。売れなくて悔しくて」

「なるほど。森坂さんは、自分の思ったことを物語で伝えるんだね。そのほうがいいと思うよ。これからもそういう方向でいこうね。」

「はい!」

マネージャーは私のことをよく見てくれているな。私も頑張って続きを書こう。


説明できる人なんて絶対にいないと思います。だから言葉は面白い。生まれてきた私達は周りの人の話を聞いて言葉を覚えますが、一番最初に生まれた人はどうやって言葉を覚えたのだろう。考え始めるときりがない。

 この世は便利な物で溢れてる。でも、そのどれを使っても、言葉の本当の意味を確実に説明できる人はいないのだ。

読んでくださってありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ