神様のミスで異世界転生できるそうです。
本日より気まぐれで小説を描こうと思います。多少更新できない日などは察してください。
俺は気づいた時には死んでいた。
現在大学二年生の俺は大学生活を謳歌していた。
名前は後藤海斗といい、サークルとかには入らずバイトばかり入れている。
彼女がいない事以外はとことんリア充だったし特に最近になってからはお酒を飲むことが許される歳になってどのお酒が美味しいのか飲み比べをしたりもしていた。
そんなこんなで今いるのは真っ白な部屋。
最後にある記憶は友達とビールをがぶ飲みしていることくらいだ。
普段なら絶対に飲まないような量を頼んでそこからはなんだか記憶があやふやになっていて覚えていない。
しばらくもしないうちにどこからか超イケメンの男が現れた。
さっきまでどこにも誰もいなかったはずなのに。
「どうもこんにちは。」
「どうも、突然ですけどここはどこですか?」
「ここは時空の狭間って言う他の世界と繋がってる地球でいう電車の駅のようなものだよ。突然だけど君死んじゃったんだよねぇ。」
なんだか察していたけどこの男めっちゃ軽いノリで言ってくるなぁ。
まあ一日中とてつもない人が死んで生まれるんだからそりゃそこまでいちいちオーバーリアクションなんてしないか。
「死んだっていうのは分かったんですけど俺はこれからどうなるんですか?」
「一応普通ならこのまま同じ世界で赤ちゃんからやり直してもらうんだけど君の場合はちょっと申し訳ないんだけど後輩のミスでトラックが暴走しちゃったんだよねぇ。それで流石に申し訳ないから君を異世界に転生してあげようかなって思ってさぁ。」
「異世界ってあのファンタジーの世界ですか?」
「そうそう!日本担当の後輩くんが日本人はファンタジーの異世界に転載させてあげたら喜ぶって言ってたから。」
マジかぁ、その後輩神様なかなかやるじゃん。
異世界転生なんて今時の男子なら一度は夢見るやつだぞ!!
しかもトラックに轢かれたけど記憶がないってことはおそらく即死したのだろう。
「もし良ければ何か要望があったら聞くよ。そうだねぇ、3つまでなら無償で願いを聞いてあげるよ。」
なにそれ!?
めっちゃ良いじゃん、やりようによっては無双出来るぞ。
まあもうこの願い3つは大体決まっている。
「神様3ついいですか?」
「思ってたよりも早く決まったねぇ。良いよ。」
「一つ目は不老不死にしてください。二つ目は基本ステータスをめっちゃ高くしてください。三つ目は生きてる生物で人型にしてください。」
「三つ目だけなんだか2つの願いが合わさってるような願いだったけど物はいいようだし今回は多めに見よう。けど全部の願いを叶えるってなったら大変だなぁ。人間以外でも良い?」
「人型だったら人間じゃなくても大丈夫です。」
神様はしばらく考え始めた。
少し要求が無茶だったかもしれない。
特に不老不死で基本ステータスが高めってほぼ無敵じゃん。
「決まったよ!!君は今からダンジョンマスターとして活躍してもらうよ。種族は全ステータスがバランスよく高い鬼人族になるね。見た目はそのまんまだけどダンジョンマスターは不老不死みたいなものだし。あっ、けどダンジョンのコアが破壊されたら滅びるから気を付けてね。質問とかは向こうでガイドブックでも置いておくから、じゃあ良い旅を〜」
神様は俺に質問させる暇も与えないで異世界に飛ばしやがった。
多分これ以上何かいちゃもんをつけられたら要求を増やされた離したら困るからのような気がする。
これからのことは神様の言う通りに向こうについてからガイドブックでも見て学ぼうと思った俺であった。
あっ、言語について向こうの世界じゃどうなるのか聞くの忘れた。