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猫の日ねこに  作者: うさ かいり
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プロローグ

小説家になろう初投稿です。

これからよろしくお願いします。

 サラサラと

 風の音のする黒髪をゆらして

 グラウンドを駆け抜けていく あなたが……

 太陽のように眩しくて

 あたしは瞳の奥が じぃーんとする

 時々 泣きたくなって

 せつなくなって……

 見つめることしか出来なくて

 泣きたい気持ちで

 それでも 走るあなたを追っていた


 どうして好きになっちゃったんだろう


 ――――どうして……


 どうしてあたしは 毛深いの?

 どうしてあたしは 髭が長いの?

 どうしてあたしには 尻尾があるの?

 どうして――――……

 

 え?

 どうしてなの……って?

 やだっ……。

 あたしったら、何バカなこと言ってるんだろ。

 当たり前じゃない。

 毛深いのも髭が長いのも。

 あたしったら、また人間になった夢なんか見て。

 そう、いつもの夢。

 そんなことあり得ないもの。

 あたしは猫なんだから……。

 仕方ないじゃない。

 誰がなんて言ったって……

 猫……なんだから――――……


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