表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

決意

作者: くしゅあん

去年に考えた詩です。

失恋はかなしいですね……。

泣かないって決めたのに。


学校でも塾でも平気だったのに。


家に着くと


友達の優しい言葉がよみがえる。


“お疲れ”


涙腺なんてものは切ったはずなのに


涙があふれた。


たった一言で


心が崩壊した。


好きな人が私を好きじゃない


それは世界が終わったような気持ちになる。


学校では“大丈夫”って言い聞かせていただけで


本当は全然駄目だった。


強がっていただけで


本当はただの弱虫だった。


一人で泣いて


バカみたいに泣いて


涙を幾つも零して


一人でつぶやく。


“ずるい”と。


私が好きなのはあなたで


あなたの好きな子はかわいいあの子で。


私の気持ちはずっと一方通行。


あなたがあの子を見る視線は


私があなたを見る視線と同じで。


あなたの視線は私の横を通り過ぎて


あの子に届くんだ。


泣いても鳴いても啼いても哭いても


伝わらない、届かない。


叫んだって、聞こえない。


涙なんか見せない。


見せても変わらないから。


涙なんか見せない。


見せてもあなたは振り向いてくれないから。


涙なんか見せない。


見せたら私の負けだ。


悔しい、悲しい、羨ましい、憎い、狡い。


さまざまな感情を抱いて


明日を迎える。


泣かないって決めて。



いかがでしたか?

少しでも共感していただけたら幸いです。

読んでくださり、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ