決意
去年に考えた詩です。
失恋はかなしいですね……。
泣かないって決めたのに。
学校でも塾でも平気だったのに。
家に着くと
友達の優しい言葉がよみがえる。
“お疲れ”
涙腺なんてものは切ったはずなのに
涙があふれた。
たった一言で
心が崩壊した。
好きな人が私を好きじゃない
それは世界が終わったような気持ちになる。
学校では“大丈夫”って言い聞かせていただけで
本当は全然駄目だった。
強がっていただけで
本当はただの弱虫だった。
一人で泣いて
バカみたいに泣いて
涙を幾つも零して
一人でつぶやく。
“ずるい”と。
私が好きなのはあなたで
あなたの好きな子はかわいいあの子で。
私の気持ちはずっと一方通行。
あなたがあの子を見る視線は
私があなたを見る視線と同じで。
あなたの視線は私の横を通り過ぎて
あの子に届くんだ。
泣いても鳴いても啼いても哭いても
伝わらない、届かない。
叫んだって、聞こえない。
涙なんか見せない。
見せても変わらないから。
涙なんか見せない。
見せてもあなたは振り向いてくれないから。
涙なんか見せない。
見せたら私の負けだ。
悔しい、悲しい、羨ましい、憎い、狡い。
さまざまな感情を抱いて
明日を迎える。
泣かないって決めて。
いかがでしたか?
少しでも共感していただけたら幸いです。
読んでくださり、ありがとうございました。