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序章

暇つぶしになれば幸いです

 その手紙がエンデルゼの元に届いたのは、長かった冬も終わり、春が顔を覗かせた頃だった。


「エンデルゼ様、お手紙が届いております」


 メイドのミザリーが恭しく差し出したのは、目の眩むような真っ白な封筒。いたって普通の大きさで、特に目を引くところのない書体で『エンデルゼ・アザレア・ガードリオン様』と書かれている。また、どこぞの貴婦人のお茶会か、と無造作に受け取ったエンデルゼは、心の準備もなく封蝋に目を落とした。

 そして、絶叫した。


「ヴィ、ヴィオトリア王国国王、ジェアラン・ヴィオトリアからだってぇえええ――――!? この手紙早く燃やすぞ!?」


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