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SILVER  作者: finale
8/9

IS THERE ANY PREPAREDNESS?

 それから、息せききって音楽室までたどり着いた私達は、すぐに椅子に座ってモモキ先生の終わりの挨拶を聴くことになった。

「皆、今日は仮入部に来てくれてありがとうございました。吹部に入るって決めている人、手を挙げて」

 すると、私を含めた七、八人の一年生が手を挙げた。

「うーん、もうちょっと欲しいな。皆、特に吹部に入りたいって思ってる人達は、仮入部期間中に沢山友達を連れてきてください。どんどん紹介してください。吹奏楽は、仲間がいればいるほど楽しくなります」

 そして、と、モモキ先生が何やら意味ありげな顔をする。

「吹部は下手したら運動部よりもキツい部活です。毎日ギリギリまで練習するし、土曜日の休日練も、朝八時から夕方の四時までみっちりやります。生半可な覚悟で入部すると後悔します」

 途端に、一年生の顔がサーッと青ざめた。多分、私も同じことになってるけど。

<吹部あるある★★☆「生半可な覚悟で入部すると後悔します」という脅し>

「でも、その分やりがいがあって、この部に入ったらきっと大切なものを見つけられると思います。僕の話は以上です。ここからは、部員の有志が何やらやってくれるようなので」

 モモキ先生の話が終わったところで、全学年から拍手の音が鳴った。

 それにしても、有志がやってくれること、って、なんだろう。

 と、その時。

「はーいはいはいはいはーい、吹奏楽部に仮入部来てくれた皆ぁぁぁ! Thank Youuuu!」

 異様なハイテンションで私達一年生の前に出てきたのは、衣笠先輩だ。え、これは一体……? 私達はただポカンと口を空けるしかない。

「それじゃーぁ皆、楽器紹介行ってみよー! 各楽器の代表はstand up、オレの周りに集まれ!」

 すると、全体の三分の一位の部員さん達が楽器を持って私達の前に出てきた。部長さんは、小太鼓を持ってきて、おもむろにジャラララララ、とドラムロール。

<吹部あるある★★☆パーカッションのドラムロールはなにかの発表の場で重宝される>

「じゃあいくぞ、オレと一緒に一年生も合いの手よろしくぅぅう! いくぜ、吹部ラップtime! Are you ready!?」

「「Yeah!」」

「はい、one,two,three!

吹部は吹部で吹部だぜ、HEY!! 吹部は吹部で吹部だぜ、HEY!! one,two,three!!」

「ピッコロ!」

「フルート!」

「クラリネット!」


「サックス!」

「ユーフォ!」

「トランペット!」


「ホルン!」

「チューバ!」

「トロンボーン!」


「はーい代表者Thank You! その他もろもろ楽器はありますが、これで楽器紹介を終わりにしまーす! 気を付け、礼!」

 有志さん達がビシッと礼をきめる。なんだったんだ今の……。アッサリ終わったわりにすごいインパクトだ。

「ちょ、ちちちょっと待てぇぇえぇ!」

 終わった、と思ったら、いきなり部長さんが衣笠先輩にスライディング……あ、外した。派手に転んだ。

「おい水無月っ、そこは打ち合わせ通りキレイにキメてくれよ」

「い、痛いんですけど……」

 部長さんはフラフラと立ち上がって、左手で頭を押さえながら右手で衣笠先輩を指差した。

「お、おおお俺達をわわ、忘れても、ろら、もらっちゃ、困るぜ!」

 うん、全然様になってないなぁ。

「お前ら楽器の数多すぎてコール出来ねぇから無理だよ!」

「そ、そうじゃなくて、ぱ、パート名ぐらい、さけばっ、叫ばせろ!」

「よーし、そこまで言うならしょーがねぇっ! 代表者皆一緒に! はいone,two,three!」

「「最後に大事なパーカッション!」」

「はーい有志の皆さんThank You! 今度こそこれで楽器紹介を終わりにしまーす! 気を付けっ、礼!」

「「ありがとうございましたー!」」

 音楽室が笑いと拍手で包まれる。……意味不明すぎてちょっと引いてるけど。

 苦笑いで顔を固めながら、モモキ先生がもう一度前に出て来た。

「はい、それでは、一年生は荷物を持って下校してください。二三年生は一年生を見送った後、しっかり楽器の後片付け。メンテの手を抜かないように。はい、解散!」

「あ、い、一年生はちょっと音楽室でまっててねー」

 私達一年生は部員さんたちにちょっと待たされた後、荷物を持って廊下に出た。いつのまにか部員さん達による花道ができている。トランペットの先輩たちが、ひたすらファンファーレを吹き鳴らしていた。

<吹部あるある★☆☆仮入部終了後のお見送り>

<吹部あるある★★☆事あるごとに吹き鳴らされるトランペットのファンファーレ>

「す、すごいな……いろんな意味で」

 一年生の誰かが言ったその言葉は、トランペットのファンファーレでほとんど掻き消されてしまった。うん、私もそれ同意。激しく。









この超絶意味不明な楽器紹介、私の先輩方が以前遊びで作曲していた「吹部ラップ」なるもの(タイトルまんまだ……)を(勝手に)アレンジ加えつつ使わせていただいたんですが……いや、文にするとカオスさが際立ってしまう結果に終わり。。。(((((((・・;)

いつかまた改稿したりして。

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