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3.5話 閑話休題:魔王の友人キラキラキラー

閑話休題


青年は仲間のために立ちはだかる。

「二番手ボクなの? それにしても急ダネ」


「魔王の配下、ジャナイ、友人、キラキラキラーデス。ヨロシクネ」

























キラキラキラー 中の人:吉良史織(きらしおり)




イメージカラー「深緑色」


フラワー「フィカス・ベンジャミナ」




封印具「電子機器」




登場世界:機械世界


バトルステージ:ステージ「アンドロイド生産工場」




戦闘スタイル:中距離迎撃の物理型




容姿:若干ぼさっとした首ほどまで伸びた白髪に、深緑色の両眼。左眼は義眼であり、髪で隠されている。黒縁眼鏡を着用。

 黄緑色のフード付きのジャージに黒のズボン、黒のスニーカー。フードを常に被っている。

 右手に黒色の買い物袋を持っており、その中から日常生活用品を無尽蔵に取り出す。左腕には腕時計型電子機器を付けている。


 20代中盤ほどの青年の容姿をしており、実年齢についても同歳ほど。



「ハッキング……されタイ?」

「くらっふと達にハンバーガー作る予定ダッタのニ」

「アト、焼き肉シヨウ、君達のお肉で。……ナンテ」


 機械達が発展した世界『機械世界』にて、とあるアンドロイド生産工場に潜入していた勇者一行の前に現れた青年。

 その姿だけを見れば彼は、キラキラキラーと名乗った青年は『()()』の青年だった。



 ──その声と、洋服の下に隠されていた彼の四肢機械化された身体を見るまでは。



「戦うのメンド」

「ホラ、あったれー!♬」


 攻撃は投擲系全般。武器であろうと日常雑貨であろうと、何でも投げられる物は投げてくる。


 日常生活用品のダメージがデカい。日常生活用品はスマホ、通信機、コップ、スニーカー、ペットボトル、包丁、傘、財布、ペン等様々。


 右手に持っている黒い買い物袋のなかに日常生活用品が無数に入っている。



「……はやく休ませてほしいなあ」


 通常攻撃以外にも彼は一ターンに一回、早く引きこもりたいという理由で三回連続の全体投擲攻撃をかます。全体投擲攻撃の回避は可能。



「妨害妨害♪ 妨害はオッ手のモノっ♫」


 また、彼はハッキングによって勇者サイドの補給部隊の妨害工作もしてくる。勇者達の補給部隊並びに支援物資は遅延する。


 さらには自陣営の機械兵分隊も操作する。機械兵分隊は妨害工作も物理攻撃も行う。




「痛っタ。僕、非戦闘要員ナンですケド?!」


 キラキラキラーは元々、どこにでもいる『人間ひと』であった。そのため、攻撃力や防御力は人並みで、状態異常やスタン等の攻撃が効いてしまう。


 通常攻撃もそこそこに通る。




「モウ負ケちゃったノカ。ツマンナイ」


 勇者達が負けると、キラキラキラーは心の底から残念そうに嘆く。


 自分はまだまだ弱いというのにそんな自分に負けるなんて、詰まらない人間達だと思っている。


 そんなことではこの後に続く仲間達になんて一生勝てないと遠回しに警告している。




 勇者達がキラキラキラーに勝利すると、キラキラキラーはキョトンとした表情を浮かべる。自分が負けたことを数瞬間、自覚できないでいたからだ。


 その後、すぐに現実を認めはするが、その顔はどこか清々しい。



「ア、レ? 負ケた? ……ああ、負ケた、のか」



 演出分岐では目許に手を当てて何かを言いかけるが結局、最後まで言う前に事切れる。




「まあ、これでも……」


 まあ、それでも、僕は役目を果たせたからいっか。

















「フザケンナよ。アイツらをバカにされて僕が黙ってるトでも思ウノカよ」


 キラキラキラーは機械世界の開発側の『人間』だった。


 だが、ある日、事故に遭い、四肢が機械となる。家族もこの事故で失った。絶望に襲われながらも彼は生きて、生きて、生きた。


 それなのに世界は、人間は残酷で、彼の四肢が機械になったという理由で彼を機械として扱った。


 それでもキラキラキラーは機械やAIの開発を続けた。だが、周囲の扱いによって、徐々にやる気が薄れ、遂に引きこもるようになる。


 そして、引きこもっている最中にハッキング能力を開花させた。


「コレ食ベル?」


 料理は元々、母親から教わっていたため、ある程度はできた。





 何年か引きこもっていると、唐突にキラキラキラーにSNS上で接触を図る者が現れた。


 それは当時、まだ、愛した人を失っていなかったくらっふとだった。


「友達、ノためナラ、死んダッテ構ワナイ」


 くらっふとは興味本位でキラキラキラーに接触したが存外、気が合うことが判明。少しずつ交流が増えていく。


 だが、くらっふとが愛した人を亡くしたことで革命を決意すると、キラキラキラーの引きこもり平穏生活もそれと同時に終わりを迎える。



 自分でくらっふとの革命に力を貸すことを決めたキラキラキラーは彼にハッキングの才能を用いて協力する。





「僕は僕の意思でココにいるノ! 僕が選んだ選択ヲ否定シナイデ!!」


 驚くことにさらにここから、友人が増加する。てぃーたんとちぃーちゃんと出会う。


そして、斗空(ほしぞら)とも出会う。さらにその後、魔王達とも出会い、交流を深める。特にドウドウとはともに機械に詳しいということで仲良くなる。







 彼が想う友達は彼の人生を変えていった。



「まあ、これでも……」


 真の仲間と、友達と呼べる存在はほんの一握りだけで十分だよ。






「僕は『人間(にんげん)』。僕は『友達(ひと)』ノために戦うノ。ダカラ、ダカラッ、『友達(僕の仲間)』を止めたいナラ、僕機械ヲ倒してカラにシロ!!」







Lv.45 HP290 MP0


通常攻撃:投擲攻撃75 % ハッキング80% 機械兵分隊操作54%


防御45% 特防59% 回避48%


特性:引き籠もり 三回連続の全体投擲攻撃を毎ターン

──青年は誰よりも、人間であった。──誰よりも。

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