魔王を倒した後に始まる物語

魔王を倒し、世界は平和になった――はずだった。

勇者アズルと仲間たちは英雄として王都に迎えられる。
だが彼らは、なぜ魔王と戦ったのか、魔王がどんな存在だったのか、その記憶を失っていた。

祝福される世界と噛み合わない違和感。
王国の思惑。
そして、討伐の翌日に消えた“本当に守るべきもの”。

アズルたちは、失われた記憶と真実を確かめるため、
かつて歩んだ旅路を、もう一度辿り直すことを決意する。

これは、
魔王を倒した後に始まる、本当の旅の物語。