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由香里と言う女

僕は、彼女が少しトラウマになっていた。それだけではなく女がトラウマになっていた。



 僕は、こもりきりで絵を描いた。僕は水彩画を描き始めていた。色は、難しい。けれどだから面白い。僕の目はだんだん道端の木や、空がはっきりと映るようになっていった。



 そうして僕は、時々、あの恥ずかしい遊戯をした。式を思って、遊戯をして、僕は自分自身を慰めた。



 世界は広い。僕は、いつか世界旅行をしてみたいと思うようになった。世界は広く、一生かかっても、探検できない。




 やがて僕は、思い切って再び式にラインを打った。彼女は会ってくれると言う。




 僕は式が僕のセックスの感度に不満だとは、わかっていた。だから、ひそかに鍛えていた。




 そうして、再び彼女と僕はホテルで会った。



 今度は僕も彼女も慣れていた。彼女は慣れた様子で僕に奉仕をし、僕も彼女に奉仕をした。


 そうしてセックスをして、彼女と繋がり、僕は、うまくやったようだ。



 彼女は、別れないでね、と言うと、黙って、少し笑っていた。





 青春は一瞬のきらめきを放ち、世界は輝き、僕は浮かれ、僕らは永遠を知った。




 その頃、僕は画塾に通うようになった。そこで髪の長い、由香里と言う女性と、僕は知り合いになった。




由香里は、甘い匂いのする、大人っぽい女性だった。式とは違い、溌剌としていて、よく笑い、よくしゃべった。



 大人っぽい由香里に僕は、すぐ魅せられていった。



 由香里は色々なことを知っていた。歩道の鳥の声が、盲人用の声のことや、絵とか詩とか芸術を熱心にやっている人は、いずれ美少女に巡り合うことなど······




 由香里は大人っぽくセクシーで、太ももなんか見せびらかしていた。



夏のある夜、僕は由香里と居酒屋で飲んでいた。客はたくさんいて賑やかで、やけに熱がこもっていた。



 その晩、僕は由香里を抱いた。彼女はシャワーを浴びると、髪を下ろして、熱っぽい目で僕にフェラチオをした。


 僕は耐えきれず破裂した。そのせいで僕は由香里にまたフェラチオを求めてしまった。



 彼女と繋がり、快楽を与えあって、僕は幸福だった。けれどその代償は、とても筆舌に尽くしたがいものだった····



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