表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

いつも遅刻

「ごめん、遅れちゃった」


 最花(さなか)は私と違って池袋のマンションに住んでるのに約束の時間から30分くらい遅れてきた。


「つぎ遅れたらもう会わない」


「えー、やだー」


「じゃあ早くきて」


「そんなに私と早く会いたかったんだー?」


「うざ」


 私は何も言い返せなかった。


 最花は私の反応を見てニヤニヤしている。


「そんなにいっしょにいたいなら」

「昨日泊まれば良かったのにぃ」


 昨日は夜まで最花の部屋で過ごしていた。


「こっちは午前中に2コマあったの」


 最花は何も言わずにこっちをジロジロ見ながら少し経って口を開いた。


「ねえ、なんで私と違う講義取ったの?」


 最花はいつもと違うちょっと重い雰囲気で聞いてくる。


「毎日会いたくないから」


「でも結局、講義の後は私と毎日いっしょにいるよね」


「だって暇だし」


「なんで違う講義取ったの?」


「2回も聞かないで」

「絶対教えない」

「もう行こうよ」


「ふーん、わかった」


 私は無理やり切り上げて話をうやむやにした。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ