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青梅桜は傾(かぶ)かない、の語句解説

***用語***

《歌舞伎町》

わざわざ明言しない、とまで気を遣う必要はなかったかなと思いつつも、一応伏せておいた今回のお話のロケ地。まあ、具体的な描写はなかったから、どこかからクレームが来ることはないでしょう。

タイトルの『~~(かぶ)かない』の部分が「歌舞伎町」と被るわけですね。意味としては、桜ちゃんが歌舞伎町を出禁になる、というあたりかな。いつもどおり、自由に解釈してください。

個人的には、せっかくの外部ロケだったので路地裏感をもっと出しておきたかったかな、と今にして思います。



***登場人物***

《パンツイッチョマン》

ついに声すらの登場もなかった変態おじさん。もちろん登場のテーマ曲もなかった。

でも、現代の労働環境じゃ二十四時間三百六十五日働き続けるのは「悪」ですから、たまにはお休みさせてあげましょう。……はい。労働問題なんか関係なく、肋骨骨折という怪我とあと枚鴨(まいがも)市ではなかったロケ地が原因です。

次回、出て来られるといいですね。え? それを決めるのが私!?


《フリップフロップ・チェリー》

今回のエピソードのの主人公。青梅(あおうめ)(さくら)

せっかくの一人ヒーロー舞台なのに現場での名乗りはなかった。ちょっと寂しかったですね。

こっちとしては、DDWB(出るか出ないかわからないビーム)が六分の一の確率なのに二発目で出て、驚いちゃいました。判定のサイコロは、1の目がキランと輝く代物なので、出るとドキッとさせられる……えー、嘘です。そういう品なら印象的なんだけれど、一面だけ細工しているとサイコロの公平性が保てなくなりますからね。


友庫(ともこ)史織(しおり)

声だけの登場。前回のパンツイッチョマンと同じという点でいえば、ヒロインレースに隠し要素であったシンクロを引き当てて加点されているのかもしれない。

フリップフロップ・チェリーの相棒としてのコードネーム「シリィ」を授かったが、後に「これってバカな意味じゃん」と気付いて「リリィ」に変わる。トモちゃんは勉強の英語はできる方だけど、卑語は学校環境ではあまり目につかないから知らなかったんです。


南洪(なんこう)浄砂(きよさ)

突然ネームド・キャラクターとして登場した気弱な青年。

彼の初恋にまつわる話を読み取ったナレーターは、放映前に「いやぁ、悲しい恋物語ですねえ。最勝寺先生もこういう切ない恋愛もの、作れるんですね」と言わなくていい感想を伝えてきたので、「ああ、あれね。大人になってからの再会は、南洪(なんこう)の勘違い、思い込みだから」と教えて上げたら、「え……知らない方が良かった」とショックを受けていました。

それでいて、その動揺を隠していつもの役目をやり遂げたあたり、ああ見えてもやっぱりプロなんだなあと感心しました。「そういう情報は、視聴者の皆さんには伝えるべきではないですから」と言っていたけど、……もうここで書いちゃったね。てへ。


湖桃(こもも)

南洪(なんこう)さんの初恋の相手。前述のとおり、今回出てきた客引きの女性は別人。

いやあ、思い込みって怖いですねえ。しかし、恋愛そのものも思い込みみたいなもんなので、本人と異なる人を勘違いで同一視してしまう部分も、まあ恋愛みたいなものです。だいたい、相手の事を良く知らないはずなのに、一方的に好きになっちゃうのが恋愛ですからね。

え? 自分は相手の性格をよく知っているからこそ好きになるタイプ? ……そう思っていても見えているのは一面でしかないのですよ。だから、近づいた後、今まで見えなかった面が見えて、別れる(・・・)結果が発生しうるのです。

誰が悪いってわけじゃなく、そういうものだから、好きな人ができる事も、それが冷めてしまうことも普通の事なのです。

ちなみに、あの引き込みの後、彼女は帰宅しています。仲間であって仲間でない立ち位置で、彼女自身もぼったくりバーだとは薄々気づいているので、「そろそろ仕事、変えようかなぁ」と思っていたのでした。職場が急に営業不能になったことで、この考えは実行せざるをえなくなります。

そうして、環境を変えて働き出したある日、彼女は南洪(なんこう)さんにバッタリ再会します。

「え! こんな大都会で再会とか、奇跡的!?」はい、ゴツゴウ・ユニバースですから。しかし、化粧の仕方が変わったせいと、初恋の呪縛から解放されていた南洪(なんこう)さんは、彼女に気づかないまま、前を通り過ぎるのでした。

「え? 奇跡的出会いなのにスルー!?」ええ、ゴツゴウ・ユニバースですから。


花鳥風月(かちょうふうげつ)

名前しか出てこない、ゴツゴウ・ユニバースにおける日本で最高とされる(・・・)ヒーロー。「最高のヒーロー」と断言しなかったのは、銀子先生やトモちゃんや、あと元ホームレスの黒牛さんたちからすると、「最高のヒーローは、パンツイッチョマンさん!」となるでしょうからです。もしかすると、パンツ筋肉(マッチョ)マンや、自分を追い込んだ穴穿(あなあ)きさんなんかも、同様に評価しているかもしれません。意外に多いですね。パンツイッチョマン至上主義者。

なお、ノーパン刑事(デカ)は「俺の方が上だ」と思っているから、対象外です。


《花烏風日》

読み方不明(「かう ふうか」なのか?)の、花鳥風月(かちょうふうげつ)そっくりさん系の人気ホスト。そっくり度は高くなく、桜ちゃんをして「似ていない」、トモちゃん評価でも「なんとなく面影がある」程度。

店に属するのが当たり前のホストとしては珍しくフリーランスで、その形態もあって、お店も「あの花烏風日、来店!」と宣伝できる。

フリーランスの理由は、元はそっくりさん芸人枠だったから。なので、今は固定給+出来高払いの日雇いで働いている。ホストとしての能力が意外(当人にとっても)に高く、そっくり芸としてより、話術で現在の評価を稼いだ。

……という設定はあったんだけど、未登場。ええ、そういうキャラクターばっかりですよ。ゴツゴウ・ユニバースですから。


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