そこのけそこのけ、お馬鹿が通るの語句解説
***登場人物***
《パンツイッチョマン》
今回は声だけの出演でした。そのせいでいつものテーマ曲も流れませんでした。寂しかったですか? それだったら、自分で再生してみてください。いつの間にかそれができるほど覚えていたら、脳の記憶領域を無駄にした気がしてショックでしょ?
ま、それはそれとして、「鉄の猪」戦での負傷はやはり尾を引いたようです。これを気に「俺、いったいここまでして何をしていたんだろう」と我に返って、パンツ徘徊しなくなったら、枚鴨市にとっては良いかもしれませんが、作品的には困ります。……あ、読者の皆さんは、我に返る必要はないですからね!
《ノーパン刑事》
体調不良より休場中のパンツイッチョマンに代わって活躍した代理的ヒーロー。
主演の代役が、弱小事務所故に同事務所から立てられないところを、いつもはライバル関係な事務所が助け船として看板俳優を当ててくるのに似ていますね? はい、似ていませんね。こっちだと仕事を奪った形になりますからね。
例えるには失敗しましたが、困った時にはお互い様という互助精神は良いと思います。
ノーパン刑事が警察のわりには市民への犠牲を放置しているな、と感じた読者もおられるでしょうが、そのあたりは後でたっぷり上司から絞られています。かわいそうなので見せるのは控えました。
《後輩刑事》
ノーパン刑事がああなので、結局一番身体を張った体当たり演技をするしかなかった後輩刑事。あれ、ノンスタントの本人です。
……あ、そもそも、当事者たちは全編演技なしの本気でしたね。
《頭蓋骨博士》
ゲヘヘヘ、という笑いが似合いそうな萎びたお爺さんのはずですが、理香珈と一緒だと一気に色褪せますね。まあ、華がない人だから仕方ありません。
現場から証拠を回収した件は当初表面化しませんが、スマートフォンが見つからなかった事から「おかしくね?」と怪しまれます。遅れて、商店街の方から拾得物として回収され、「騒動中に落としたんだね」と理解されますが、破損して中身の確認ができなかった事からまた「出来すぎてね?」と怪しまれます。
いずれにせよ、破壊者の協力的な態度――見方によっては、頭蓋骨博士への裏切り――の甲斐なく、関係の糸を辿る作業は途切れてしまいます。
《理香珈》
魚図理香珈。頭蓋骨博士の従弟姪。軽いノリで色々恐ろしい事をしてしまいます。知識や技術より、倫理観が危険なのかもしれません。
でも、結局、萎びた老人よりこんなお姉さんの方が人気が出ちゃうんでしょ? え! やっぱり乳か? 生足か? そういうのがないとダメなのか!?
まあ、そういう傾向の方が健全な気がしますが、「性の商品化はダメ!」という風潮になったら、素直にそれに流されるつもりです。そういう意味では、理香珈の姿が拝めるのは今だけ! かもしれません。
《破壊者》
本名、供永火延。
まさか、ただの当て馬だと思われていたキャラがここまで引き延ばされて使われようとは、誰も思わなかったに違いない。あ、そうでもないかな? でも、私はちっともそう考えていませんでした。
薬が切れた後は、偏頭痛、のどの渇き、皮膚の痒み、関節痛など様々な副作用に悩まされることになるが、暗くなるので本編では描きませんでした。あ、今、ここで書いたら一緒!?
《「暴れ馬」事件》
そもそもは、破壊者について、ノーパン刑事が「暴れ熊」と呼んだのがきっかけ。それを聞いた市民から「あ、その呼び方いいね」と思われるが、「熊」を「馬」と聞き違えた人がおり、その後破壊者が商店街を駆けていったので、「確かに暴れ馬だね」と急に広まって定着した。
我々は自動車社会で生活してきたので実感はないけれど、馬車のある生活だと暴れ馬が事故として起こり得て、こんな感じだったんだろうなぁ、と思いましたね。そういう見方もあるのか、と思った方は、もう一度読み直していただいてもちろん結構です。
《中華料理店『天華』》
枚鴨レインボー通り商店街内にある人気料理店。常連に「お勧め料理は?」と聞くと、「炒飯」「豚骨ラーメン」「天津飯」「餃子」から「回鍋肉」まで……いや、別に餃子と回鍋肉が遠いというわけではないが、とにかく売りがバラけている、見方によっては何でも美味しいお店、と言えるのかもしれない。
でも、今アンケートに答えてくれた人たちに「中華スープは?」と聞くと、ほとんどみんな「あれ、旨いな!」と返ってくる。実質、一番のお勧めは「中華スープ」と言えるのだが、脇役的存在過ぎて「お勧めは?」と聞かれてメニューとして思い浮かばないのであった。
料理じゃなくても、社会にもそういう存在居ますよね? 例えば、ヘンテコな半裸小説を書いている作者なんか、どうでしょう? ……あ、味が濃すぎる? ……そうですね。自覚はあります。
《名も無き中華そば屋》
本当は店名あるんでしょうが、考えるのが面倒臭いので「中華そば屋」で通していたのに、名前だけ出てきて実際に登場していない「天華」が語句解説に出てきたのなら、ロケ地として使ったこっちも初回せざるを得ませんね。コンプラ的なアレです。
……あ、コンプラは関係ない。なんだか、意味はよく分からなくてもコンプラと言っておけば時流に乗っている風に見えるかな、と思っていたけれど、そうでもないんですね。
ニホンゴ、ムズカシイ……。
店主は結構歳なので、「そろそろ隠居しようかな」と考えている。引き継ぐ人を育てていないので、次のお店が入らなければ、シャッターが下りたままの寂しい場所となるだろう。
枚鴨レインボー通り商店街といえども、シャッター街へと向かう荒廃と日夜戦い続けているのだ! ……東京でも枚鴨市だからダメなだけでしたね。
***|ノーパン刑事のトンチン会話***
《ヒヨコ太鼓持ち》
「費用対効果」の言い間違えですが、ヒヨコの太鼓持ちって、想像するとおもしろいですね。まだまだくちばしが黄色いヒヨコなのに、「よっ! 社長~」と盛り上げている姿は、微笑ましいのか、はたまた痛々しいのか、悩まされます。
《パンツを脱いでナニを出す》
もはや「肉を切らして骨を断つ」とは程遠い言い間違え。ただ、意味が通る文としては、今日もどこかで起きている事象を示している。道徳的には、敢えて表現すべき内容じゃないけどな。




