三人称視点/謎のサイバー攻撃
某世界の警察官国家・白の家
「だだだ大統領!大変です!」
私ことこの世界一の国の大統領、アゴリミスト・ブラウンは、国家の中枢たる【白の家】で政務中だった。しかしながらそんな仕事中、秘書官の1人がノックもせずに入室してきたのだ。
「どうしたフッキングくん。君らしくないぞ。何があった?言ってみたまえ。」
「申し訳ありません。しかし一刻、いや、1秒をも争う事態なのです!たった今第四軍直轄部隊の、第三情報師団より連絡が入り、我が国のファイアーフォールが僅か3秒で陥落、その後今日までに完成していた第六百三十八層までの情報壁が8秒で陥落したようです。また、政府に管理されていた情報は全てコンマ6秒でコピーされ、敵はそのまま消息を絶っています!」
「は?」
私にはその秘書官の言った意味がわからなかった。世界一を自負していた我が国のファイアーフォールを易々と突破し、挙げ句の果てにファイアーフォールには劣るものの、大量に積み重ねた情報壁までもが加速度的に破壊された。
その実力たるや世界を狂乱に陥れるには十分すぎるものだろう。その後の秘書官の報告では我が国以外の情報中枢も全て同じことが起こっていたらしい。
一体何が目的なのだろうか?これだけ派手なことをやったのだ。まさかこれでおしまいということはないだろう。
「まさか!現代兵器はほとんどが情報技術を駆使している。その兵器群を情報的に奪取し、南斗の剣の如き世界へ変貌させる気か⁉︎」
おそろしあ!こんなことはしていられない!
「フッキング君!すぐに全世界の代表にホットラインをつなげ!昨日最後の国とつながっただろう!その回線全てをモニター室へ集約、通話だ!絶対に衛生経由はするな!」
「はっ!了解いたしました!」
さすがはフッキング君だ。いまのをすぐに行動に移している。
さて、モニター室へ移動しなければ…この三輪車でなぁ!!!
情報関係とか適当な言葉を連ねています。どうかご容赦を。