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僕はそれでも冒険者を辞めない。  作者: 雲糸カリク
2/3

2話 『適性』

短いです。


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「――おばさーん! 遅れてすみません!」


 準備を整えて家を出ると、幼馴染のエムザラとそのお母さんが待っているのが見えた。


「ノアくんおそーい!」

「おはようノアちゃん。昨日はよく眠れたかしら?」

「はい、遅れてすみません!」


 エムザラのお母さん―― ヘレンおばさんは僕のことをちゃん付けで呼ぶ。ちゃんはやめてと言っているのだけど……




 こうして、僕たちは神殿へ向かった。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




 『タバナクル神殿』


 ここに、十五になる少年少女が集まっていた。

 人数は十人ほど、その中にはノアとエムザラの姿もあった。



「いよいよだね!ノアくん!」

 エムザラはワクワク顔で落ち着かない様子だ。

 この神殿では得られる職業は大きく分けて三つある。『商業』と『農業』そして『冒険者』だ。

 適性がなければその職業になることは難しいといわれている。ここが人生の分かれ道ということだ。


 目の前では次々と職業が振り分けられている。ここまで、『農家』と『商業』しかいないようだ。


「――次、エムザラ=アーク………『商業』」


 エムザラが駆け寄ってくる。

「やったよー!ギルド職員の適性もあるって神父さんが言ってたの!!」


 ギルド職員は『商業』の中で最も安定した職業で、給金もそこそこの憧れの職業なのだ。


「よかったねエムザラ!」

「うん!ノアくんもきっと冒険者になれるよ!!」


 エムザラは嬉しそうにそう言った。




「――次……ノア=キヴォトス」








――来た、いよいよ僕の番だ。




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