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第二話『入学コルトアカデミー』

色々書いてるせいで更新が遅くなりました!


ごゆるりと

あれから12年……やっとコルトアカデミーに入学する……前は卒業した帰り道で殺されたんだよな~


「ルキー!早くー!」


「お前は遠足前の子供かよ……」


現在朝7:00入学式は8:30早いのではない、早過ぎるのだ


「だってさー」


「道を覚える為にゆっくり行けるからいいか」


そう言っただけで表情を明るくした


「この歳で手を繋ぐのはおかしいからな?」


「……わかってるよ」


何の間だよ……




☆★☆★☆★☆★☆★


コルトアカデミー正門


「…………」


デカい……予想よりデカい……


「ルキ、行こう!」


ロレッタから犬の尻尾が見えそうだよ……そんぐらい楽しそうだった


「クラスどうだろな」


前世は一年C組でロレッタと同じだった

昔を思い出してるとロレッタが笑顔で戻ってきた


「同じクラスか?」


「なんでバレた!?」


ポーカーフェイスのつもりだったのか?

和むから良いけどさ


「顔が笑顔だったぞ」


「あれ~?」


「何組だ?」


「C組だよ行こう!」


言い終わった瞬間に腕を掴んで引っ張られた………ロレッタが勢いよく走ったためバランスを崩したのだが……そのまま身体が浮いて引っ張られている。


どんだけだよ……



☆★☆★☆★☆★☆★


「ついたー!」


「いきなり止まんな、よっと」

スタッ


玄関からここまで引っ張られてきたため急ブレーキをかけると浮いている俺は前に放られるため、うまく体をひねって着地した


「ごめんごめん」


頭を掻きながら謝ってきた。しかし申し訳ないなどの気持ちはこもっていないのは顔を見ればすぐにわかる……


「とりあえず入ろうか」


「待って~」


ガララッ


扉を開けて中に入るとけっこう人がいた。

前に座席表があったはずだから一応確認する。

ちなみに昔の俺は窓側の一番後ろ。ロレッタは窓側から二番目前から三番目の席だ


「やった♪ルキと席が近い♪」


………ロレッタが輝いているが気にしない。絶対に気にしない

しかし不思議なのがここで過ごした記憶が鮮明に残っているのだ…普通は一年のことなどすぐに忘れるのだが、映像のように思い出せる

授業内容も、イベントの注意事項も、大きな出来事から小さな日常まで思い出せる


「……キ!ルキ!」


「ロレッタ?何?」


「これから体育館に移動だぞ、入学式だ」


周りを見ると人が教室から出ていたことに気づいた。


「いまいくよ」


どこかのマンモス高みたいにデカい体育館に移動した。


そしてこの学校のおかしい所…それは入学式の席が自由なのだ……ありえない…


当然ロレッタは俺の隣に来るわけだ


入学式は一時間で終わるため、一応マジメにしていた。



『入学生は退場してください』


終わったしさっさとクラスにかえるか……

待てよ?俺は変わったから俺が起こす悪貴族イベントは誰が?


「ねぇルキ~」


「ん?なんだ?」


考えていたらロレッタが声をかけてきた。


「お腹すいた…食堂行こう」


この娘は……あ、食堂でイベントがあるんだ

この学校は貴族と平民が一緒に勉強するため、そんなイザコザが起こりやすい。


前の俺は主人公によく突っかかったな~いや懐かしい…


そんな事考えている内に食堂についたな…なんだか騒がしい


「なんだか騒がしいね?」


「どうせ貴族と平民の喧嘩だろ?」


「なら止めないと!」


「あ、おい!」


俺が止める前には既に野次馬を抜けていた……速いよ……

俺は歩いて野次馬を抜けた


「なんで平民が貴族と同じテーブルで飯喰ってんだ?平民は床で食えばいいだろう?」


「平民も貴族も同じ人間だし、ここでは関係ないだろ!」


いた!後々勇者として旅をする主人公君名前はシュウ。この時から平民のリーダーで貴族と騒動を起こす。ちなみに前は俺とシュウの喧嘩だ


後、あの貴族だれ?


「この平民が!この方を誰だと思っている!この方は名高い貴族。ミサシキ家のゲール様だぞ!」


ゲール君ね…俺の代わりをありがとう。


「ちょっとちょっと!ここでは平民も貴族も関係なしの約束でしょ!?」


ここでロレッタが割り込む。タイミング良すぎないか?


「誰だあんた?」


「おお!ロレッタ君!今この平民に常識を教えていた所さ!」


ゲール様(笑)はロレッタが好きなのかしかしロレッタは平民派。


「常識も何もこっちの方が正論でしょ!?」


「ロレッタ君は優しいな。こんな平民に味方するなんて」


こいつ…アホなのか?

それともバカなのか?


「ルキも野次馬に紛れてないで何か言ってよ!」


ロレッタが俺を呼ぶがどこにいるの?と周りを見渡す……がロレッタが俺を掴んで引っ張り出した。


「ロレッタ……前々から思ったが俺を引っ張る力がこの体のどこにあるの?」


「そんなの……秘密よ!」


「秘密の力!?なにそれ怖い」


少しふざけましたね。

まぁ空気は和らい…ではないか


「ルキはどう思う?」


「何が?」


「この二人の考え方。どう思う?」


「どう思うって……はぁ……ところで平民君。名前は?」


ここではシュウの名前を知らない。知ってたらおかしくなるからあえて名前を聞いた


「シュウです」「シュウ君ね。あと敬語とか不要だ。俺の事は気軽にルキで構わない。

話がそれたか?それで二人の考え方か……

俺はシュウ君派かな」


俺はシュウ君の肩に手を置きながら答えた


「ルキがそうなら私も♪」


「どのみちお前もこっち派だろ?」


「えへへ♪まぁね」


ロレッタが舌を少し出しながら肯定してきた


「君達は本当に貴族なのか!?ロレッタ君まで……そんな……よし!今日の四時にここから西にある洞窟で勝負だ!」


「勝負?ルールは?」


これはとても重要なイベントだ

ここで主人公の力が覚醒するのだ


ちなみにルールは洞窟の奥の行き止まりの壁に先に短剣を刺した方の勝ち


「ルールは洞窟の行き止まりの壁にこの短剣を先に刺した方の勝ちだ。

平民が勝ったのならここでは同格に扱ってやろう

しかし!平民が負けたのならここでは永遠と貴族の奴隷だ!いいな!」


「その勝負…乗った!」


血気盛んだよ……本当


「じゃあ審判は私とルキでするね」


「は!?何言ってんの!?」


「……だめ?」


ロレッタが不安そうな顔でこっちを見ながら聞いてきた


「はぁ…わかったよ…」


「やっぱりルキだね♪じゃあ決まり!とりあえずご飯食べようか!」


食い意地ではないと信じたいね

まぁ…ここの料理はとても美味い。


テーブルは貴族と平民で別れていた


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